神戸製鋼コベルコスティーラーズ 57―0 東芝ブレイブルーパス 

2月23日 トップリーグ第6節:ユニバー記念競技場 観客 23,647人 天候 くもり/強風
※最後にフォトギャラリーあります。


トップリーグ連覇を狙う神戸製鋼が日本代表キャプテンのリーチマイケル擁する東芝を本拠地ユニバー記念競技場に迎えての第6節。
神戸製鋼は開幕5連勝中、東芝も4勝1敗と好調。優勝争いが予想される強豪同士の対決に会場の神戸ユニバーは史上最多を更新する23,647人の観客が詰め掛けました。

リーチが神戸にやってきた!

神戸が前半6トライ 東芝を圧倒!

接戦と思われた注目のカードは予想を覆し一方的な展開となります。
前半10分、神戸製鋼のナンバー8、ナエアタが抜け出し大きくゲイン。
センターのバックマンに繋いで先制のトライを奪うと一気に神戸製鋼が主導権を握ります。
前半18分には山下楽平が追加のトライを奪うとその4分後、自陣深くからカウンターを仕掛けて日本代表ラファエレがロックのレタリック(オールブラックス)にラストパス。
身長204cm、体重121kgの巨体を揺らし豪快に50m独走トライ!神戸ファンを熱狂させます。
その後もナエアタ、ラファエレと立て続けにトライを奪い圧倒した神戸製鋼。
東芝に付け入るスキを与えず、前半だけで6トライを挙げ、40点差をつけます。

前半10分バックマンが先制トライ

前半22分 進撃の巨人レタリックが独走トライ!

前半34分、ラファエレがリーチをかわしてトライ!

さすがダン・カーター様、風は関係なしの正確なキック


フォワードとバックスが一体となり、オフロードパスを駆使しながらプレーを継続させる神戸製鋼の攻撃は東芝のディフェンスラインを完全に分断。
加えて、世界的司令塔ダン・カーターの左足が絶好調。強風をものともせず難しい角度からのキックを次々と成功させます。
前後半併せて9トライの猛攻を見せた神戸製鋼が57対0の完封で東芝を破り、開幕6連勝。
ディフェンス面でも3試合連続ノートライを達成しました。

リーチは守備に忙殺…!

スタンドからはリーチコールがあったもののアタックは出来ず。

一方、悪夢の大敗を喫した東芝は先週のパナソニック戦に続いて2連敗。
リーチマイケルも守備に忙殺され見せ場は作れませんでした。
試合後、チームの精神的支柱が前を向いて、ここからの巻き返しを誓いました。

リーチ マイケル インタビュー

Q、多くのファンが詰め掛けましたが…

「今日は多くのファンの前でプレーできたこと嬉しく思います。先週の(パナソニック戦/熊谷)に続いて大きなスタジアムで満員状態でプレーできたことが凄く嬉しいです」

Q、神戸製鋼にも日本代表がいましたがどんな気持ちで戦いましたか?

「代表では友達でも試合になったら関係なくて、何としても勝つというメンタリティで今日の試合に臨みました。本当に悔しい試合ですね。全ての局面で完全に神戸にやられました。」

Q,神戸との試合で一番感じた差は?

「ディフェンスです。我々のディフェンスができなくて一気に相手の勢いに持っていかれました。そこが一番の反省ですね。タックルしないとラグビーできない。みんな一生懸命やってるけど、そこを改善しないといけないです。」

Q、ファーストタックラーがはずされる場面が多かったですが?

「スキルもありますが・・・試合の映像を見てどこに問題があるかしっかり考えないといけないと思います。まだまだ東芝はここで終わるんじゃなくて来週のヤマハ戦も元気出してやっていきたいと思います。神戸に60点近くやられて本当に悔しいです。この悔しさをどう変えるか。東芝の精神でやるしかないと思います」

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