【ガンバ大阪】不惑のレジェンド遠藤保仁 ジュビロ磐田へ期限付き移籍が決定 会見で語った「ガンバ愛」と「不変のチャレンジ精神」

2020年10月05日 / サッカー

ガンバ大阪20年目 シーズン途中での移籍

オンライン会見に臨んだ遠藤保仁選手(左) 小野忠史代表取締役社長(右)

ガンバ大阪は5日、元日本代表MF遠藤保仁選手が、J2のジュビロ磐田へ期限付き移籍すると発表しました。
ガンバ大阪在籍20年目の遠藤選手は、現在J1最多の641試合に出場し、まさにチームの象徴。ガンバ大阪不動の背番号「7」の移籍はサッカーファンに衝撃を与えました。

 この日オンライン会見に臨んだ遠藤選手は、冒頭「新しいチャレンジをしたいという思いと、出場時間を含めてたくさんゲームに出たいという思いが強くあった」と移籍の理由を説明しました。今シーズンは、公式戦13試合出場で463分、うち先発は4試合でフル出場は1試合。直近での公式戦先発は、8月5日のルヴァンカップ・大分トリニータ戦で、リーグ戦だと7月22日の第6節・サンフレッチェ広島戦が最後でした。先発出場が減っていることは「小さな要因」と笑いましたが、「より多くの試合、より多くの時間試合をしたい思いは常に持っています。新しいチャレンジをしたい気持ちもある。そういうものすべてが積み重なった結果での今回の移籍」と述べました。期限付き移籍の期間は2021年1月31日まで。その時点でのG大阪への復帰について問われると、「もちろん。これだけ長くお世話になっているクラブですし、ここ以上のクラブはないと思っています。レンタル移籍という形で一度離れますが、ガンバに戻って来たいという気持ちは強く持っています」と即答しました。

攻撃的なG大阪スタイルを中心となって作り上げ、クラブが獲得した9つのタイトルすべてに貢献した、レジェンド中のレジェンド遠藤選手。クラブも想定していなかった移籍となりましたが「ジュビロ磐田をJ1に上げるというモチベーションもありますし、レギュラー争いをするその楽しみもあります」と新天地に臨む強い決意を述べた遠藤選手。 「長い時間試合に出たいのは間違いなく今回の移籍の理由の一つ。でも、新しいチャレンジもしたい。自分の中でしっかりと気持ちを整理していろいろなことを考えながら、新しいチャレンジをしていきたい」遠藤選手の言葉からは40歳になった今も挑戦を続ける現役の凄みが漂います。

磐田は現在勝ち点30のJ2・13位。下位に沈むチームでJ1最多出場記録を保持するレジェンドがどんなプレーを見せるのか?プロ23年目で大きな決断をした遠藤選手の挑戦に期待が懸かります。

遠藤保仁 移籍会見


Q.今回移籍という決断をされたと思うんですが、今の率直な気持ちを教えてください
20年近くガンバ大阪でお世話になった感謝とこれから新しいチャレンジに挑んで行く楽しみと両方あります。

Q.移籍を決断されたその理由、後押ししたものって何かあるんでしょうか?
まずは新しいチャレンジをしたいっていう思いと、試合にたくさん、出場時間も含めて、たくさんゲームに出たいっていう思いが強くあった中での移籍だと思います。

Q.タイミングとしては今このタイミングとなったと思うんですが、最近先発での出場時間が少ないとかそういったことも大きな要因にはなったんでしょうか?
大きな要因というよりはちょっと小さな要因ですけど、今でも常に競争がある中で自分がなかなか試合に絡めない時もありましたし、今もその中には悔しい思いもありましたし、またガンバ大阪という偉大なクラブで競争があるのは当たり前であるのでその中でなかなかチャンスを生かせなかったっていうところはあるんじゃないかなと思います。

Q.今回のオファーに関してはいつ頃オファーがあっていつ頃決断したか言える範囲で教えてください
秘密です。

Q.今回の決断にあたってどなたかご相談されたりはしたんですか?
もちろん社長を含め強化部の方と何度もミーティングを重ねて、また家族にも相談しましたし、後は代理人の方にも相談しましたし、また僕以外の選手には迷惑になる可能性もあるので相談はしてないので。最終的にはもちろん自分と社長含め会社の方と判断した形になると思います。

Q.ご家族は磐田に行くと言った時は何か言ってましたか?
寂しい気持ちあったと思いますけどまた試合に出る姿を見たかったんじゃないかなと思うので、家族もガンバには大変感謝してますし、またジュビロさんにも新しいチャレンジを頂いたってことに感謝してると思います。

Q.40歳にで移籍となると大きな挑戦かと思うんですけれども不安はあったりはしないですか?
ないですね、良いチャレンジだと思ってます。

Q.何か今目標にしていることなどあれば教えて下さい
僕が向こうに行っても試合に出れるって保証は何一つないので新人の時のような気持ちでゼロからのスタートだと思うので、新しいチャレンジにワクワクしてます。

Q.ガンバ大阪に対して長年在籍して遠藤選手にとってガンバで得たものってなんですか?
まずは20年近く同じクラブでプレーするっていう、させていただいたっていうのは本当に自分にとっては感謝でもありますし、いろんな監督選手とたくさん一緒に仕事をすることができて自分のためにもなってますし、自分にも良い刺激にもなってますし、本当に長い年月でしたけど、タイトルもたくさん獲れましたし、本当に自分のサッカー人生のほとんどここで過ごしてるので本当に楽しい日々を過ごすことができたと思います。

Q.セレモニーとかするとかっていうようなことも選択肢としてはあったと思うんですが、遠藤選手からファンに向けて言いたっかったことは?

レンタル移籍でセレモニーする選手ほとんどいないので、やる事自体おかしいかなと思いますけど(笑)。新型コロナの影響でお客さんも制限されてる中でもなかなかサポーターファンのみなさんにご挨拶する機会はなかったですけど、この場を借りて僕が入ってきた当初から応援してくださってる方もそうですし、最近ガンバファンになった方もいると思いますけども、すべての人に感謝したいと思います。

Q.これから新しい人生として磐田に行くわけですけどもどんな気持ちは変わらずに持って磐田に進もうとしてるか教えてください
僕はずっとプロに入ってから思っている「サッカーを楽しむ」っていうことと、後は何でしょう・・・久しぶりの20年ぶりの移籍なので、新人の時のような気持ちは忘れずにやっていきたいと思います。

Q.今回の移籍が終わったタイミングでまたはガンバ大阪の方に戻りたいという気持ちはありますでしょうか?
はい、もちろんこれだけ長くお世話になったクラブですし、ここ以上クラブはないと思うので、今レンタル移籍という形で1回離れますが「ガンバに戻ってきたい」という気持ちは強く思ってます。


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