<天皇杯>まさにジャイアントキリング!関学がガンバ大阪に大金星
2018年06月07日 / サッカー
2018年06月07日 / サッカー
まさにジャイアントキリングだ! 藤原樹主将(商4)率いるサッカー部男子が、天皇杯2回戦でガンバ大阪と対戦し、延長戦の末2ー1で勝利した。ガンバユース出身のMF岩本(社3)が後半42分に先制。延長前半2分に、FW山見(法1)がV弾を決めた。過去に5度天皇杯を制した強豪からの勝利で、チームの目標であるJチーム撃破を達成。勢いそのままに、リーグ戦や関西選手権でも関学の強さを見せつける。
熱狂的サポーターをもうならせた。試合終了のホイッスルが鳴り響き、会場がざわつく。信じられないと頭を下げるガンバ大阪の選手に、輝く白の戦士たちの笑顔が現実を突きつけた。藤原は「めちゃめちゃ興奮している。今シーズンで最も高い集中力を見せた試合だった」。試合後、あいさつに向かった関学の選手たちは、ガンバ大阪のサポーターからの温かな拍手に包まれた。
プロに臆することなく戦い続けた。相手は過去に5度天皇杯を制したガンバ大阪。元日本代表の遠藤保仁や倉田秋などのレギュラー陣がスタメン出場した。しかし、先制点を挙げたのは後半42分、ガンバ大阪ユース出身の岩本だった。「めっちゃ気持ちよかった」。延長戦へもつれ込むと開始2分、途中出場を果たした山見の豪快なシュートが決まり、2ー1。少ないチャンスで大仕事を成し遂げた。
ジャイアントキリングの鍵は守備にある。関学のシュート数が17本に対して、ガンバ大阪は24本。延長戦では関学のゴールに12本のシュートが放たれた。藤原とゲームキャプテンを務めたDF髙尾(経4)は「MVPはGK妻鹿(法4)」と好セーブを称賛。守護神を中心とするディフェンスで、鉄壁の守りを見せた。
目標に掲げているJチーム撃破は達成された。だが、次戦の東京ヴェルディ戦、さらには、関西選手権やリーグ戦、インカレが待ち構えている。試合後に歌う応援歌「勝利は続くよ、どこまでも」のように。186人の部員、共に闘う人とこれからも勝利の線路を歩んでいく。(大路佳歩)