重圧の中、3度目の優勝

2023年初場所で優勝「感謝の想いで土俵に上がった」

大相撲初場所、大関・貴景勝が千秋楽、結びの一番で佐渡ヶ嶽部屋の琴勝峰にすくい投げで勝利し3度目の優勝を果たしました。今場所は、横綱・照ノ富士が欠場し、ただ一人、大関の看板を背負って土俵に上がり続ける日々。プレッシャーの中、結果で示しました。

(貴景勝)「本当にこの重圧を感謝に変えて みんなに期待してもらっていることがありがたいことなので 感謝して土俵に上がりました。」

兵庫県芦屋市出身の26歳。3月には地元、関西で行われる大阪場所で最高位・横綱への期待がかかっています。横綱のことについて質問をすると、こんな答えが返ってきました。

(貴景勝)「横綱になったことがないので 横綱になっていない人が横綱を語るのもダメなことだと思うし。その横綱の景色を見てみたいというか、なった人にしか分からない景色はあると思います。」

極真空手で名を馳せた幼少期 小学3年で相撲へ転向

子どもとの触れ合いを大切に(2019年撮影)

相撲を始めたのは、小学3年生の時。それまで数々の大会で優勝していた極真空手から、相撲へと転じました。埼玉栄高校を経て初土俵から8年、大関として角界を支えています。各地を巡る巡業も力士の仕事。幼いころに見た巡業で、忘れられない思い出があるといいます。

(貴景勝)「自分が小さい時に巡業行ったことがあって、その時にすごく優しくしてもらったお相撲さんって今でも覚えているんですよ。」

巡業先では子どもたちとのふれあいを大切にし、今では自分が夢や感動を与える立場になりました。

(貴景勝)「小さい子はやっぱり純粋だし、正直だし、ストレートに手紙とか言葉で言ってくれると、もう一度自分が原点に戻れるような気がします」

相撲を始めた時からの夢、横綱。これからも自分らしく、相撲道に精進し続けます。

(貴景勝)「相撲っていうのは 防具も武器も何も持たず、自分の体一つで勝負する 一対一の男と男の勝負なので、すごいなと思ってもらえるように稽古を頑張るしかないと思っています。」

貴景勝 光信 TAKAKEISHOI MITSUNOBU プロフィール

1996年8月5日生まれ 26歳
兵庫県芦屋市出身 仁川学院小学校―報徳学園中学校―埼玉栄高校 常盤山部屋
175cm165kg 好物:焼肉

(読売テレビ「あすリート」2月11日放送)

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