「目指すは大谷翔平」
WBCで日本中を熱狂させた唯一無二の二刀流・大谷翔平選手。その道を歩もうとする選手が関西に現れました。
投打の二刀流で注目のドラフト候補、太成学院大学4年の田中大聖(たなかやまと)選手です。
身長178㎝体重95㎏、自らが考案したトレーニングと徹底した食事管理で手に入れた強靭な肉体が目を引く田中選手。
投げては最速153km/hのストレートに加えてカーブ、スライダー、カットボール、フォーク、チェンジアップを自由自在に操る、器用さも持ち合わせる本格派右腕。
打っては昨秋のリーグ戦10試合で4本塁打のスラッガー。スケールの大きな二刀流プレーヤーを目当てに、プロのスカウトがグラウンドに足繁く通っています。
可能性を追い求める
(田中)「(投打)両方可能性があるなら、自分の中で潰したくない。まだまだ知名度も低いなかで、プロ野球とか社会人野球とか、様々なメディアから注目されるなら目立たないといけないので、できることは全部やろうと思っています」
プレーだけでなく、キャプテンとしてチームのまとめ役も務める人間性も魅力の一つ。何事も先頭に立つその姿に、チームメイトから厚い信頼が寄せられます。
(チームメイト)「練習も一緒に、Tee投げてくれたりバッティングも教えてくれたり、大聖のおかげで僕も成長できます。プロ野球選手になってほしい、絶対なれますね、なれへんかったらおかしい」と期待を込めます。
現在、近畿学生リーグ2部に所属する太成学院大学。野球部の専用グラウンドはなく、学内の限られた場所での練習がほとんど。それでもこの環境を言い訳にすることはありません。
(田中)「別に自分のやりたいことは考えたら出来るので。特に、そんなに困っていることはないですね。バッティングでは飛距離が分からないので、逆方向を意識してバッティングをしているうちに自分の中で間ができたというか、そういう部分では球場のフリーバッティングで遠くに飛ばすだけでは、絶対にできなかった部分になるかなと思います」
不自由な環境の中でも、ポジティブに捉えることで自身の成長につなげています。
運命のドラフト会議へ
プロ野球選手になりたいー。10月のドラフト会議に向けて勝負の1年が始まった田中選手。日に日に注目度が増す二刀流は2本の刀を更に磨いていきます。
(田中)「プロに支配下で指名されるっていうのを目指しているので、そこに行くための結果まず求めてやっていかないといけないなって思っています」
憧れた世界へ、一歩ずつ歩みを進める21歳の挑戦。これからのその姿から目が離せません。
田中大聖 Tanaka Yamato プロフィール
2002年1月29日生まれ 大阪府出身
鶴岡東高~太成学院大
身長/体重:178㎝/95㎏ 投打:右投げ左打ち
ポジション:投手/三塁手/右翼手
(読売テレビ「あすリート」4月15日放送)
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