祝・卒業!24年ぶり学生記録更新のニュースター・船田茜理

船田茜理選手(兵庫・高砂高ー武庫川女子大学)

ことし3月20日、新たな環境への希望を胸に、門出の日を迎えた若きアスリートがいました。2022年に日本インカレ三段跳び優勝、日本歴代2位の記録で24年ぶりに学生記録を更新した陸上界の期待の星・舩田茜理(ふなだあかり)選手です。

卒業の日は、兵庫県出身の船田選手が4年間通った学び舎・武庫川女子大学の教室で、大学時代の功績についての祝福を受けたり、卒業証書を手に写真撮影をしたり…。持ち味の笑顔を咲かせ、門出の日を思う存分楽しみました。そんな船田選手が、大学4年間で印象に残っている思い出は…。

(船田)「やっぱり、部活しかないですね。結構、自分はわがままを言っちゃうタイプで、みんなに迷惑をかけたと思うんですけど、同級生の子たちがすごくいい子で…。(仲間に)恵まれたなっていう感謝の気持ちしかありません」

卒業後は大学院に進学し、陸上を継続する船田選手。今後の競技生活に対する想いも一入です。

(船田)「まだ自分の中で陸上を続けたいっていう気持ちがあって…。私は環境に慣れるのに時間がかかるタイプなので、同じ環境で競技を続けられるということも考えて、大学院進学を決めました。知識的な面で三段跳びについても学習できるというところも含めて、大学院進学が1番いいかなと思いました」

「14mは通過点にして、どんどん跳んでいきたい」心身両面の成長掲げ、新天地での活躍誓う

期待と不安を抱きながらも新たなステージへ

「4年間の大学生活があっというま過ぎて、卒業の実感がない」と話す船田選手。

(船田)「(大学卒業までがあっというま過ぎて)まだ学生でいられることへの安心感はあるけど、やっぱり周りの仲間たちはいなくなるので、寂しい気持ちはあります。だれど、その中でどう過ごしていくかっていうことが大切だと思っています。まだ経験してみないとわからないところもあるので、どうなるかはわかりませんが…。頑張ります!」

仲間たちとの別れ、新しい環境への不安。繊細な思いを抱えながらも、前に進む決意をした船田選手。そんな頑張り屋さんの彼女が見据える、今後の目標とは…。

(船田)「目標は、どんどん遠くに跳ぶことです。14mは通過点にして、どんどん跳んでいきたいっていう気持ちが自分の中にあります。昨年と違うことは、自分がより追われる立場になるっていうことが1番にあると思うんで…。心理的な面でもしっかり成長できて、経験がたくさん積める1年になるんじゃないかなと思います」

「あえて目標は決めず、いけるところまでいきたい」限界決めず、感謝と挑戦する心で道を拓く

支えてくれる人たちに、陸上で恩返しできるように頑張りたいと誓う

「とりあえず陸上を楽しむということを忘れたくない」と、競技力向上への想いと、純粋に陸上を楽しむ姿勢のどちらも大切にしたいと話す船田選手。

(船田)「陸上を純粋に楽しむっていうことを忘れずに、(自分にとって)陸上を1番にしていきたいというのと、自分の体とか心を1番大事にして、自分らしく陸上ができたらと思っています」

競技のみならず、自身の心身をケアする姿勢も大切に考える彼女にとって、次なるステージでの目標とは…。

(船田)「大学院生のうちに達成する目標はあえて決めていません。決めたら、そこで終わっちゃう気がするんで…。決めずに、自分がいけるところまでいきたいなと思っています。せっかく、あと2年も学生という立場で陸上ができるので。そのことに対する感謝を忘れずに、周りの人たちに対して、陸上で恩返しができるように頑張ります」

感謝の心、そして限界を決めずに挑み続ける向上心を持って、新たな環境での競技生活をスタートさせる船田選手。持ち味の弾ける笑顔と穏やかな心で、新天地での成長を誓う彼女の活躍に、これからも注目と期待が集まります。

(読売テレビ「あすリート」)

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