【FC大阪】東京遠征リポート 激闘を制し、アウェー2連勝で3位に浮上!

2019年04月02日 / サッカー

週刊ひがしおおさかさんの提供記事です。
今シーズンから東大阪をホームタウンとしてJリーグ入りを目指すFC大阪、第3節武蔵野シティFC戦のリポートです。
週ひがさん、東京取材ごくろうさまです。
ひがしおおさか目線、ラグビー目線、ファン目線の記事です。
生でスタジアムでFC大阪の試合を見たい!と思ってる人は必読!

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3月31日(日)、JFL(日本フットボールリーグ)第3節が行われました。1勝1分の勝点4で4位につけるFC大阪。
この日は開幕2連勝中で2位と勢いに乗る、東京武蔵野シティFC(以下、武蔵野)と対戦し、1-0で勝利しアウェー2連勝を飾りました。
これで勝点7。1位のソニー仙台FCと同じ勝敗数ですが、得失点差で3位につけます。

試合終了後、恒例の万歳三唱

試合を終えて和田治雄監督は「武蔵野は守備が堅く、鋭いカウンター、精度の高いセットプレーが持ち味のチーム。
昨年は2戦2敗だったので、今年は強くなったんだぞということを証明できました」と振り返ります。
会場は、東京。武蔵野市立武蔵野陸上競技場。バックには桜が咲いていて、めちゃめちゃいい景色

ポストプレーが目立った前節に対し、今節はサイドに展開しての攻撃で武蔵野ゴールに迫ります。
惜しくもゴールバーの上を通過…。

昨年、一度も勝てなかった相手。前半は昨年の勢いをそのままに、武蔵野はサイド展開からセンタリングを使ってFC大阪ゴールに迫ります。
しかし、今シーズン2試合を終えて無失点のFC大阪は、DF陣が安定した守りを見せ、シュートを打たせません。

特にプレーが光ったのは、MF19・小松光樹。自陣ゴール前で1対1になっても突破されない強いディフェンス。
さらに、シュートを打たれても守護神GK1・永井文也が落ち着いて処理し、FC大阪ゴールを守ります。
未だに無失点なのはFC大阪だけ。永井が守っていると、失点する気がしない!

勝敗を分けたのは前後半の運動量。後半に入り疲れを見せる武蔵野に対し、FC大阪はさらに運動量をあげ得点を狙いにいきます。
その証はシュート数を見ればすぐにわかります。

前半:武蔵野7本、FC大阪3本
後半:武蔵野2本、FC大阪8本


と、苦しい前半をしのいで勝利。さらに、武蔵野の7つのコーナーキックもすべて守りきりました。
その結果、アウェーで勝点3をもぎとることに。
選手入場はラグビーと同じく、選手が2列で登場。

試合は、開始序盤から劣勢に立たされ、何度もゴール前でピンチが続きます。
しかし、前節まで無失点に抑えている永井が今日もナイスセーブを連発。ゴールラインを割らせません。

攻撃では、MF11・川西誠を始め、FW18・横野純貴などがカウンターから攻め上がりゴールを狙いますが、なかなか決めることができません。
フィールド外では笑顔が印象的ですが、試合となるとアスリートの顔に。

その後も、武蔵野の攻撃に耐える時間が続きます。前半30分過ぎ、相手FWと小松が1対1になります。ここで抜かれてしまうと、シュートを撃たれるピンチ。しかし、小松が体を張ったプレーで相手FWに勝ち、前半最大のピンチを乗り切ります。
何度もピンチを救った、小松

スコアは動かず、0-0のまま前半が終了。

後半は前半とうってかわり、FC大阪ペースで進みます。サイド展開をつづけ、ゴール前にセンタリングを上げるFC大阪。
一方、武蔵野はカウンターから攻め上がりゴールを狙いますが、ここまで無失点のFC大阪DF陣による危なげない守りに苦戦します。
今日もDF陣を牽引、DF13・岩本知幸

武蔵野は徐々に足が止まったプレーが目立ってきます。
すると後半30分すぎ、左サイドのMF21・久保田駿斗から中央にいた川西へパスが通ると、浮き玉でMF20・四ヶ浦寛康に。
このパスからゴールが生まれた!

そのまま四ケ浦がループシュートし、キーパーの頭上を超えてゴールに。
待望の先制点をあげます。
よく我慢して、先制点を奪った!

ホームで勝利がほしい武蔵野は、ロングパス、ロングシュートなどを使い攻め上がりますが、ここでも永井がナイスセーブを連発します。
最後まで激しい攻めに耐え、1-0でアウェー2連勝。順位も3位に浮上し、ますます勢いがついてきました。
♫ 水の都、誇り高き、男達なら〜♪ 応援歌覚えてきた

和田治雄監督

今日もナイス采配の和田監督

ーアウェー2連勝です。試合を振り返って下さい。

和田 昨年、武蔵野とは2戦2敗だったので、勝てて良かったです。ここまで2勝1分できているので、チームは良い状態です。

ー武蔵野FCはどんな相手でしたか。

和田 守備が堅く、鋭いカウンター、セットプレーが持ち味のチーム。勝敗がどっちに転んでもおかしくなかったと思います。

ーかなり激しい試合内容だったと思いますが。

和田 お互いに今日の試合の重要性がわかっていたから、今日のような内容だったと思います。これぐらい激しくいかないと勝てない試合でした。

ー前半は劣勢で、後半はFC大阪ペースでした。前後半でどこか変えた点は。

和田 特に変えた点はありません。ただ、前半の立ち上がりが重いなと感じました。
武蔵野は立ち上がりに勢いがありましたが、後半までは体力が持たないと思っていました。前半はしのいで、後半に勝負をかけました。

ーアウェーで貴重な2連勝です。

和田 選手がふさわしい動きをしてくれているからの結果です。今後もこのようなゲームを続けていきたいと思います。

ー今日も多くのサポーターが応援に来てくれました。

和田 アウェーにも関わらず多くの方が来てくださって、選手たちの励みになっています。サポーターのためにも、1つでも多くの勝ちを届けたいと思います。

ー次節に向けて。

和田 ここまでいい形で来ています。宮崎でも継続させて、勝点3を取りに行きます。

DF13・岩本知幸キャプテン

今日はスーツ姿の岩本キャプテン

ー試合を振り返って下さい。

岩本 今シーズンの中で一番自分たちがしたいプレーができない試合でした。ただ、このように結果が出せたのは昨年と変わったところ。チームの成長が見られた試合だと思います。

ー激しい試合内容だったと思いますが、武蔵野FCはどんな相手でしたか。

岩本 武蔵野はカウンターからの速攻が持ち味のチームなので、どう抑えるかが勝利のポイントでした。何回かピンチを作られたのは反省点なので、次への課題として、練習していきます。

ーアウェー2連勝です、勢いに乗っていますね。

岩本 良い状態です。ただ、来週もアウェーでの試合になるので、結果を残したいと思います。

ー次節に向けて。

岩本 3試合を終えて無失点。得点もしっかり取れています。この勢いのまま次節もFC大阪らしい試合をしたいと思います。


得点を決めた四ヶ浦選手と守護神・永井選手、守備で貢献した小松選手にインタビューをしました。

MF20・四ヶ浦寛康選手

得点を決めた選手をインタビューしていることを伝えると「毎回取ります!」と、意気込んでくれました。

ー得点シーンを振り返ってください。

四ヶ浦 前半、どフリーのヘディングシュートを外してしまったので、取り返すつもりでプレーしていました。「ここっていうチャンスで決めないと」という気持ちでゴールに押し込みました。

ーアウェーで貴重な勝点3になりました。

四ヶ浦 優勝に向けて勝点を積み上げていくことを目標にしているので、満足せずにこれからも勝ちにこだわって戦っていきます。

ーこれからの意気込みを教えてください。

四ヶ浦 10得点10アシストを目指しているので、達成できるようにプレーしていきます。

GK1・永井文也選手

▼話してみると、とてもフランク!勝手に恐そうと思ってごめんなさい…。

ーここまで3試合終えて、無失点できています。

永井 個人としても、チームとしても無失点で戦えているのは状態が良い証拠だと思います。

ー今日もナイスセーブの連発でした。

永井 武蔵野はカウンターからの攻撃が持ち味のチームだと聞いていたので、カウンターを警戒しました。

ーこれからの意気込みを教えてください。

永井 これからも無失点に抑えて、チームの勝点に繋げていきたいと思います。

MF19・小松光樹選手

ことし新加入の小松選手

ー前半、小松選手のプレーで何度もピンチを救ってくれました。

小松 自分のやるべきところの守備で貢献できたので良かったです。

ーここまで無失点で来ているのは、ディフェンスが守りきっているからだと思います。

小松 キーパーの永井選手や、センターバックの2人の先輩方が中心となってしっかり守って下さっているので、無失点でこれているんだと思います。

ーこれからの意気込みを教えてください。

小松 1つでも多くの勝利に貢献できるように、頑張っていきます。

アウェー2連勝でますます勢いに乗るFC大阪。順位は3位ですが、勝点を見れば1位も同然です。
次節のホンダロックSCとの対戦が終われば、いよいよ大阪に帰ってきます。
東大阪市民は、1位になってホームに戻ってきてくれるのを待ってるぜ!
次節は、4月7日(日)13:00〜、ホンダロックSCと宮崎市生目の社陸上競技場で戦います。
次節も勝利し、3連勝を!

■FC大阪公式ホームページFC大阪公式ウェブサイト

■公式記録:JFL公式

text by ホッケー梶間(週刊ひがしおおさか)

[週刊ひがしおおさか プロフィール]
東大阪の地域情報サイト・週刊ひがしおおさか。 
地域のグルメやイベント情報を日々アップしていますが、特に力を入れているのはラグビー。
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