【ラグビー】トップリーグ 阪神淡路大震災から25年 神戸製鋼がサントリーとの “強豪対決” を制し開幕3連勝!
2020年01月27日 / ラグビー
神戸製鋼コベルコスティーラーズトップリーグノエビアスタジアム神戸中島イシレリ山中亮平サントリーサンゴリアス松島幸太郎流大中村亮土
2020年01月27日 / ラグビー
神戸製鋼コベルコスティーラーズトップリーグノエビアスタジアム神戸中島イシレリ山中亮平サントリーサンゴリアス松島幸太郎流大中村亮土
1月26日 ノエビアスタジアム神戸 観客 26,312人 天候 晴れ/無風
昨シーズンの決勝カードの再現となった神戸対サントリーの一戦は、ワールドカップを戦った日本代表メンバーが両チーム合わせ7人出場!
(神戸製綱は山中、中島、ラファエレ、アタアタの4人、サントリーは松島、中村、流の3人)
神戸の中島イシレリ選手(30)は今シーズン初のスタメン出場。さらにジャパンのセンターを務めたラファエレ ティモシー選手(28/神戸)と中村亮土選手(28/サントリー)が敵味方に分かれてマッチアップを果たすなど、豪華な顔ぶれになりました。注目の大一番に会場のノエビアスタジアムはスタンド上段まで埋め尽くされ満員御礼状態!
今月17日で阪神淡路大震災から25年目。
必勝を誓って臨んだ王者神戸製鋼ですが序盤はサントリーの勢いを止められず、先制トライを許すなど劣勢に立たされます。
そんなチームに喝を入れたのが、日本代表フルバック・山中亮平選手(31)。
7点ビハインドの前半22分、自陣からカウンターを仕掛けキックダミーで相手を惑わせると、
一気に40メートル前進。その後、攻撃を継続し最後は山中選手自らトライ!反撃の口火を切ります。
山中選手のプレーで息を吹き返した神戸はここから流れを掴みます。
中島選手と新加入の怪物ロック・レタリック選手(28/オールブラックス)の激しい突進。
さらに、ラグビー界の至宝、SOダン・カーター選手(37/元オールブラックス)が仕掛ける多彩な攻撃で一気に逆転。
後半16分にはカーターのゲインからレタリック、山中、有田とつなぎ,
最後はバックマンがダメ押しトライ!強豪対決を制した神戸製鋼が開幕3連勝。
ギッシリと詰め掛けた神戸ファンを歓喜させました!
試合後、山中選手の記者会見です。
Q,今日の試合を振り返って?
「今日は本当にタフなゲームで、前半は特にサントリーの勢いでトライを取られたりと、こっちに流れはなかったんですけど、一週間準備してきたことは出せて勝ち切れたことは良かったと思います」
Q,25年前の阪神淡路大震災について思うことは?
「地震から25年ですけど、神戸製鋼としても神戸の街で起こったことで、ラグビー部としてもその出来事を受け止めているので、神戸の街を盛り上げるためだったり、神戸製鋼の(会社の)ためだったりを考えてラグビーをしている状態でした。特に今週1週間は地震の事を強く思っていて、試合に入る前も地震の時の映像を見てチームで気持ちを作ったりしたので、良い準備ができたかなと思います。地震の時に神戸製鋼は鋼炉が動かなくなったけど、それをしっかり復興させた。ラグビー部としてもその思いを背負って、会社を背負って戦いました」
Q、ラグビー熱が高まっています…
「毎試合、観客の人が多くて満員の中でラグビーをすることはうれしいと思っています。ワールドカップを見てラグビーが面白いと思ってもらえた人も多かったと思うので、その効果もあると思うんですけど、選手としては見ていて面白いラグビーをしたいし、選手はそこで頑張るしかないと思っています。スタジアムやテレビで観て面白さを感じて欲しいし、選手たちが(面白い試合を)やり続けていくことでラグビーが盛り上がっていくと思います」