

アーチェリーは上手くなりたいけど、日本代表になるなんて思わなかった
ロンドンオリンピック銀メダリスト、そして東京オリンピックでも銅メダルを獲得した古川高晴選手、東京オリンピック出場の山内梓選手など、数々のオリンピック選手を輩出する、アーチェリーの名門・近畿大学。
その近畿大学でプレーする野田紗月選手は、2022年度に初めて日本代表に選出。今年の4月にはアジア競技大会選考会、10月には全日本選手権で優勝するなど、今、最も勢いに乗る女子大生アーチャーです。
野田選手がアーチェリーを始めたのは高校生になってから。中学時代はソフトテニス部に所属していたため、高校でもテニスを続けようと考えていましたが、“風船割り“をしていたアーチェリー部の部活動紹介がきっかけでアーチェリーの道へ。その後、アーチェリーの名門・近畿大学に進学し、今に至ります。
(野田)「上手くなりたいとは思っていたけど、日本代表になって世界に出れる選手になれるってところまでは全然想像できてなかったです。」と大学に進学した頃を振り返ります。
練習を指導する、シドニーオリンピックの金メダリストでもあるキムコーチは、「これからもっと経験を積み重ねて結果が自信になれば、オリンピックまでつながっていくと思います。」と期待を寄せます。
“覚醒の瞬間”、捉え始めた国際大会の舞台
今年の4月に行われたアジア競技大会選考会。野田選手は出場するも予選2日目、一時最下位まで順位を落とします。そんな中で、キムコーチから「練習でやってることやればいいから」と声をかけられ体勢を立て直すと、順位を5位まで上げ予選を突破。
勢いそのままにその後のトーナメントを勝ち抜き、見事優勝。大会を振り返り語ります。
(野田)「緊張しすぎもだめだし、そこは勉強になったと思います。」
トップアーチャーとして挑む、パリへと続く2023年シーズン
10月に開催された全日本選手権にはトップアーチャーとして参戦し、優勝という結果でその強さを証明。
大学の4年間で得た自信を糧に、パリへと続く2023年シーズンには更なる飛躍を誓います。
(読売テレビ「あすリート」11月19日放送)