今月8日、大阪市にある造幣局で行われた、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会記念貨幣の打初め式に、東大阪のケンタウロスこと、パラアーチェリー日本代表の上山友裕選手が参加しました。
大会記念貨幣として3回目の発行となる今回は、「勝利と栄光と心技体」をデザインした一万円金貨幣が1種類。
千円銀貨幣は、オリンピックから体操、柔道、卓球、パラリンピックから車いすテニスがデザインされた貨幣が用意されました。
そして、百円クラッド貨幣として、オリンピックからはアーチェリー、カヌー、自転車競技。
パラリンピックからパラアーチェリー、陸上競技がデザインされた貨幣が発行されることになりました。
造幣局 東京2020競技大会記念貨幣
パラアーチェリーの現役選手として出席した上山選手は、北京オリンピック体操男子団体総合銀メダリストの沖口誠さん、リオデジャネイロオリンピック柔道女子70㎏級金メダリストの田知本遥さんと一緒に、貨幣製造を開始するボタンをひと押しして、無事貨幣の製造がスタートしました。
沖口誠さん (写真左:北京オリンピック 体操男子団体総合・銀メダリスト)
式典に参加させていただいたことを光栄に思いますし、嬉しく思います。
千円の貨幣は、思っていたより大きいなって思いましたし、一万円の貨幣は輝きがあって、存在感が全体的にあって、それを見て価値のあるものだと感じました。
田知本遥さん (写真右:リオデジャネイロオリンピック 柔道女子70㎏級・金メダリスト)
オリンピアンでメダルを獲得できた選手は、メダルを手に取った時にその大会を思い出したり時代を振り返るんですけど、こういう硬貨があると、オリンピアンやアスリートじゃなくても、手に取ることができてその時代やオリンピックを思い出せるという上ですごく素晴らしいことだと感じています。
上山友裕選手 (写真中央:リオデジャネイロオリンピック パラアーチェリーリカーブ男子・7位入賞)
打初め式の最後にパラアーチェリーのボタンを左手で押したんですけど、僕のアーチェリーは左手が持ち味なので、ブレずにバチっとボタンを押せました。出てきた貨幣を見たら結構綺麗にできていたので、皆さんの手に届いた時には、上山が押したやつなんやなって思ってもらえればと思います(笑)
次々と打ち出される貨幣の様子を見ながら、「めっちゃ緊張しました、手汗がすごいです!」とほっとした表情で式典を終えた上山選手。
デザインされた硬貨を見ながら、「このデザインはコンパウンド競技なので、次作ってもらうときは僕のリカーブ競技のデザインでお願いします!それと東京パラリンピックでは千円銀貨幣に昇格するように頑張ります!」と意気込みを語りました。
記念貨幣製造ボタンを押すという大役を終えた締めくくりに、あすリートにメッセージをいただきました。
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