2021年6月25日 日本陸上選手権@ヤンマースタジアム長居
2017年のブレイクシーズンから2021年日本選手権100mで悲願の初優勝を果たすまで、
関西が生んだスプリンター多田修平選手の軌跡を、あすリートが取材した動画で振り返ります。
史上最速の決戦 100m決勝を制したのは…!
山縣、サニブラウン、桐生、小池、多田…。
日本のスプリント史上最速のメンバーで争われた男子100m決勝、フィニッシュラインを一番で切ったのは多田修平選手(25)でした。
あまり報道はされませんでしたが、前日の会見で多田選手は言いました。
「自己ベストが出るときはいつも2位ばっかで、なかなかてっぺんに立つことが出来なかったんですけど、
今回こそは “多田は強いんだぞ”というところを皆さんに見せつけたいと思っています」
磨き上げたスタートからの加速で身体2つ3つ前に出る。
今年からイメージしてきたトップスピード(最高速)を中盤以降にもってきたことでライバルは焦る。
「追いつけないかも?」と思わせる圧巻の加速。
2021シーズンの “新”多田修平の強さを見せつけた勝利でした。
2017年 関西から世界へ 多田修平のブレークシーズン
あすリートが多田選手の取材を始めたのが2017年5月の関西インカレでした。
当時、関西学院大学3年の20歳、全国的には無名の存在でした。
翌々週のセイコーグランプリで欠場した山縣選手の代わりに推薦枠で出場。
そのロケットダッシュであのジャスティン・ガトリンを驚かせ一躍、その名が知られるようになりました。
笑顔がまぶしい20歳の学生スプリンター。
2017年6月、初めて「あすリート」で紹介した当時のオンエア告知動画がこちらです。
翌6月には個人インカレの準決勝で国内初となる衝撃の9秒94(追い風参考)、
決勝では世界陸上参加標準記録突破(公認10秒08)ととんと拍子にステップを駆け上がる多田修平の快進撃が始まります。
そして、日本トップのオリンピアンたちと競った豪雨の日本選手権。
多田選手はサニブラウン選手に次いで2位となり、世界陸上ロンドン大会の出場権を手にします。
ウサイン・ボルトと走った世界陸上、リレーメンバーの一走で銅メダル獲得。
9月には“世界レベル”の日本インカレ(大学選手権)で日本人初の9秒台を出した桐生祥秀選手と対決で悔しい2位(自己ベスト更新)。
2017年、20歳から21歳になった多田修平ブレイクスルーのシーズンでした。
長いトンネルに「レースに出るのが嫌になった時期もありました」
翌2018年からは一転、伸び悩み、自己ベストを更新出来ないまま時が過ぎます。
「走るのがいやになった」という苦しいスランプを経験します。
2019年、関西学院大学を卒業し、実業団の住友電工へ入社。
悪いながらも日本選手権では2017年から2020年まで4年連続で決勝に進出、リレーメンバーとしてはアジア大会金メダル、ドーハ世界陸上では銅メダルと日本代表に欠かせない存在になりました。
しかし、スプリンター多田修平としては満足できるものではなく、長いトンネルを抜け出せずにいました。
2021版 “新”多田修平 理想のレース展開とは…
そして、迎えた2021年シーズン。
シーズン初戦の室内陸上から好調、佐藤コーチと二人三脚で培ってきた改革がレース運びに表れます。
「前半はリラックスして、トップスピードを後ろに来るようイメージしている。その分、勝負どきに力まなくなった。」
本人曰く、今までは30mから40mあたりで最高速にもっていく感覚だったのを、前半を力まずリラックスして、50m以降に最高速にするという組立て。
そのためのトレーニングを積み重ね、理想の走りを実現したのです。
5月の関西実業団選手権では悪天候の中でシーズンベストの10秒19、レース後に多田選手は…
「五輪標準10秒05を狙ってたんですが、久々の一日3レースで決勝はバテました。でも、力まず勝手に進むいい感触が甦ってきた。」
そして、6月6日の布勢スプリントでオリンピック参加標準記録を突破する10秒01の自己ベストを4年ぶりに更新、自信をもって日本選手権に臨むこととなりました。
多田修平 Tada Shuhei プロフィール
出 身:大阪府東大阪市
生年月日:1996年6月24日
所属:住友電工
東大阪 石切中学〜大阪桐蔭高校〜関西学院大学
自己ベスト:10秒01 2021/6/6
趣味:写真撮影
好きな場所:スターバックス
好きな食べ物:つけ麺(自粛中)
2016-2019 関西インカレ100m4連覇
2017 日本選手権100m 準優勝
2017 ロンドン世界陸上 4×100mR 銅メダル
2018 アジア大会 4×100mR 金メダル
2019 ドーハ世界陸上 4×100mR 銅メダル
2021 日本選手権100m 優勝
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