日本チャンピオンに懸けた3年間の軌跡

宇都宮絵莉選手(長谷川体育施設所属)

兵庫県出身のアスリート、宇都宮絵莉(うつのみや・えり)選手(長谷川体育施設所属)。
2018年には、400mハードルで日本選手権初優勝。日本陸上界のトップアスリートです。

趣味の写経と、大好きな焼肉をモチベーションに、日々のトレーニングに励む宇都宮選手。その彼女の目の前に立ちはだかったのは、予想外のアクシデントでした。
連覇に挑んだ2019年の日本選手権では、手でハードル押してしまい、失格。さらにおととし、去年と二年連続の2位。再び、日本チャンピオンに輝くことはありませんでした。

(宇都宮)「後悔することは一つもなくて、これが精一杯戦った結果だなと思っています」

届かなかった「王座奪還」への想い

精一杯の力を懸けた20代最後の日本選手権を終えて

前回の大会後、涙ながらに胸の内を語った宇都宮選手。
そして今年、20代最後となる日本選手権に挑戦。王座奪還を胸に、大会に挑みます。

号砲が静寂を切り裂き、宇都宮選手の躍動感溢れるパフォーマンスが会場を盛り上げます。
前半は快調な走りを見せましたが、最後の直線で追い抜かれ、またも2着。

20代最後、精一杯の力を懸けた挑戦が、静かに幕を下ろしました。

「優勝にこだわりすぎていた自分」を「次の可能性」に繋げて

日本選手権から2週間後、インタビューに応じる宇都宮選手

無念の日本選手権から2週間。戦いを終えた宇都宮選手は、すでに「未来」へと歩み始めていました。

(宇都宮)「やっぱり(日本選手権で)勝ちたかった。でも、それにこだわりすぎていた自分も反省点としてあるので、次への可能性っていう意味で(点数をつけるなら)60点ぐらい」

3年連続の2位。王座奪還への険しい道のりを歩む宇都宮選手を支えたのは、家族との絆だったと話します。

「日本で2番って立派や」 家族との絆を胸に、これからも前へ

「日本で2番って立派や」ー家族との絆が競技生活の支えに


(宇都宮)「【(家族は)立派や。立派や。】って言ってくれる。【日本で2番って立派や】って言ってくれる。私にとって、そういう両親の距離感が昔からすごく心強いというか。【ケガなく、好きなことを長くできる】ということを応援してもらっている感じが、すごくやりやすいです」

「迷った時は前に出ろ」が、彼女のモットー。家族の応援に支えられ、宇都宮選手はこれからも前へ進みます。

(読売テレビ「あすリート」 8月13日放送)

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