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昨年は1年生ながら関西学生対抗女子駅伝に出場し2区区間賞の活躍。また全日本大学女子駅伝では1区、富士山女子駅伝では2区を任され、主力としてチームに大きく貢献した村松灯(むらまつ・とも)選手(済2)。今年は2年生となり、さらなる活躍が期待される。彼女にとって駅伝とは。駅伝シーズンを前に、目標と将来の抱負を語ってもらった。
陸上競技を本格的に始めたのは、小学校5年生。当時京都の小学生の憧れであった「大文字駅伝」へ出場を目指す中で、走る魅力にはまっていった。進学のタイミングで「ここでやめようかな」と考えることもあったそうだが、「駅伝で日本一になりたい」という気持ちが勝り、大学生になった今でも同じ気持ちで陸上競技を続けている。
大学生となり2年目の今シーズン。村松選手は昨年より成長した点として、長い距離への抵抗がなくなったこと、目的を自分の中で明確にして練習に取り組めるようになったこと、の2点を挙げた。一方で、100パーセントのコンディションで試合に挑めなかったという課題も見つかった。それらの経験が、本年度の練習や試合を確実に手応えのあるものにしている。
いよいよ駅伝シーズンが始まる。「1年生の時はそこまで気負うものがなかったが、今年は去年の経験を生かしてチームに貢献したいという想いが強い。区間賞を狙いたい」と頼もしく語ってくれた。ここ数年Vから遠ざかっている立命館に、是非とも優勝旗をもたらして欲しい。彼女の活躍に期待がかかる。
村松選手は、自身の性格を一言で「負けず嫌い」と表現した。「やるからには日本を代表する選手になって、世界大会に出たい」と語る。まずは大学4年間で、駅伝での優勝や、ユニバーシアードへの出場を目指す。大学生活では、1日1回何かしらの英語に触れ、国際感覚を身に着けることにも余念がない。オフの時間は料理や手芸に没頭し、最近では美容にも気を使っているそうだ。そんな充実した生活を送っている彼女の原動力には、必ず駅伝で日本一になりたいという固い気持ちだけでなく、家族や仲間の応援がある。駅伝シーズンが終わる頃には、彼女のはじける笑顔が見られることを期待している。
【文責 立命スポーツ編集局 池野美里】
村松灯(むらまつ・とも)プロフィール
2002年5月25日生まれ。20歳。
経済学部2回生
京都府京都市生まれ
立命館宇治高校出身
専門種目は長距離種目
趣味は料理・手芸
座右の銘は「あきらめなければ夢かなう」
<ベスト記録>
1500m 4:27.29
3000m 9:09.15
5000m 15:53.55
<過去の戦歴>
中学時代からジュニアオリンピックに出場するなど全国大会の舞台を経験。
立命館宇治高校時代は、3度全国高校駅伝においてアンカーを務め、チームを入賞に導く。高校2年時の全国都道府県対抗女子駅伝では、区間賞の走りで京都チームの優勝に貢献。インターハイでも3000mで入賞するなど成長を遂げた。
立命館大学入学後は、日本インカレに出場し5000mで5位入賞。全日本大学女子駅伝、富士山女子駅伝の出場を経験するなど1年目から着実に結果を残す。
<今シーズンの結果>
・4月2日 第86回京都学生陸上競技対抗選手権1500mタイムレース総合結果1位
・5月27日 第99回関西学生陸上競技対抗選手権5000m決勝4位
・9月11日 第91回日本学生陸上競技選手権大会5000m決勝2位
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