底知れぬ負けん気で急成長!強豪・大阪芸大エース、北川星瑠(ひかる)

北川星瑠選手


アーティスト育成の名門、大阪芸術大学。アーティスティックな感性溢れる大阪芸術大学の全日本大学女子駅伝出場は、今年で7年連続10回目。知る人ぞ知る、駅伝の強豪校でもあります。

そんな強豪チームの中で一際光を放つエース、北川星瑠(きたがわ・ひかる)選手。
滋賀県出身の北川選手は、3年連続での全国高校駅伝の出場も経験。大阪芸術大学に進学してからは、自身の恵まれたポテンシャルが急成長、今年4月におこなわれた学生個人選手権(10000m)では2位を獲得し、ワールドユニバーシティゲームズ日本代表にも選出された実力の持ち主です。

女子駅伝部の中瀬監督は、そんな北川選手のポテンシャルについてこのように話します。

(中瀬監督)「(北川選手の)レースはとにかく強気ですね。スタートで必ずいい位置をとります。あのレースの勘は他にはいないタイプです。究極の負けず嫌いなんだろうなって思います。」

負けず嫌いに秘められた【夢】への強い想い

大学では舞台芸術科に在籍


底知れぬ負けず嫌いを糧に、自らの急成長へと繋げた北川選手。そんな北川選手には、ある【夢】への強い思いがありました。

(北川)「多分、他の選手と違って…。走るのが大好きだからというよりも、陸上で速くなって有名になって、いろんな人に見つけてもらって、将来いろんな場所で活躍できるタレントや女優になることが夢です。」

華やかな舞台への憧れと夢を抱く北川選手。実は、かつて子役としても活躍し、今も芸能事務所に所属するタレントでもあるのです。大学では、舞台芸術科に在籍し、ミュージカルを専攻。学内公演に向け、ミュージカルの名作【キャッツ】を練習中です。

(北川)「役作りとか、表現するのが好きなので。(役作りとして)猫の習性とかを、YouTubeとかで見て、研究したりしています。」

「絶対に8位以内、みんなで笑って終わりたい!」

その夢がかなう日まで


芸術とスポーツの分野で、類稀なるポテンシャルとマルチな才能を発揮する北川選手。
そんな北川選手は、大学日本一の座を懸け、杜の都・仙台でおこなわれる全日本大学女子駅伝に挑みます。

(北川)「チームの流れを変えるキーパーソンになれるような力強さとか粘り強さをしっかり見ていただきたいなと思います。今年は絶対に8位以内、シード権をとって、みんなで笑って終わりたいです。」

芸術とスポーツ、ふたつの夢に全力で挑む北川選手のこれからの活躍に、大きな期待が募ります。そして迎えた10月30日の全本大学女子駅伝。13位でたすきを受け取ると、北川選手は快走。6人抜きを果たしチームの順位を7位にまで押し上げました。ふたつの夢にひたむきに走り続ける北川選手の姿に注目です。

(読売テレビ「あすリート」)10月29日放送)

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