大学日本一を決める日本学生陸上競技対校選手権が神奈川県川崎市の等々力陸上競技場で開催されました。
大阪薫英女学院高校の1年のとき、あすリートで紹介した高松智美ムセンビ選手が、
この春、名古屋の名城大学に進学、ルーキーとして1500mと5000mに出場しました。
トラックを3周と250mで争う1500mは陸上の格闘技とも言われる中距離で花形の種目です。
スローペースの中、集団に埋もれるように走っていたひときわ小柄なムセンビ選手が、
残り300mから見せた圧巻のスパート!
観ている者が画面に吸い込まれるようなムセンビのレースをご覧下さい。
【女子1500m決勝 リザルト】
1位 高松智美ムセンビ (名城大1年) 4分25秒50
2位 橋本奈津 (京都産業大3年) 4分28秒53
3位 日隈彩美 (鹿屋体育大3年) 4分28秒68
この種目1500mは6月の日本選手権でも優勝した得意種目、日本チャンピオンの実力を見せつけました。
もともと負けん気が強いムセンビ選手でしたが、
「最初から飛び出すのではなく、冷静にレース展開を見守る走りができるようになってきた」
大学生になって成長したところをレースで証明してくれました。
続いて5000mのレースをご覧下さい。(動画あり)
1500mと同じくスローペースとなるなか先頭には出ずに様子をうかがう展開。
上位争いが3人に絞られた5000mは、残り350mで前に出てレースを制し16分06秒83で2冠達成です。
「ラスト1周で行きたかったが余力がなかったので、前に出てもあまり上げすぎないで、
ラスト200mでしっかり前に行った。自分もしんどかったが、周りのみんなも息が荒かったので
“ みんな一緒、最後の粘りの勝負だ ” と思って頑張った」
(日本陸連の大会レポートより)
【女子5000m決勝 リザルト】
1位 高松智美ムセンビ (名城大1年) 16分06秒83
2位 上田雪菜 (筑波大3年) 16分08秒67
3位 五島莉乃 (中央大3年) 16分09秒23
二冠達成、5000m優勝直後のインタビューです。
来月10月28日に開催される全日本大学女子駅伝対校選手権大会(杜の都駅伝)への抱負も語ってくれました。
Q.二冠を達成して
「まだスタートなんで、タイムもまだまだ優勝タイムにしては遅いので、しっかり上を目指していきます。」
Q.駅伝シーズンに向けて
「トラックでもいい形で名城大は速くなってきているので、駅伝ではもっと速い名城を出したいです。
しっかり優勝につなげられる走りをしたいです。」
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