晴れ渡った土曜日、14000人以上のファンが詰めかけたオリックスキャンプ第2クール3日目。

野球人生をかけてこのキャンプに臨んでいる選手がいます。プロ11年目のベテラン増井浩俊投手(35)。
日本ハム時代はパ・リーグ記録の45ホールドを挙げ、最優秀中継ぎ投手に輝き、リーグ優勝に貢献。そして抑えに転向後も守護神として、侍ジャパンに選出されるまでの活躍を残しました。

2018年にFAでオリックスに移籍。その年に35セーブを挙げるものの、昨年はストレートの調子が上がらず2度の二軍降格。〝守護神″の座をディクソン投手(35)に譲る悔しいシーズンを過ごすことになりました。

米国代表のストッパー・ディクソンは強力なライバル


通算200セーブまであと「37」。増井投手はこのキャンプで思い切ったフォーム改造に取り組んでいます。

ディクソン投手とともにキャンプ2度目のブルペン入り。
ライバルの横で左ひざを高く上げ、体をひねる「トルネード投法」のような新フォームを見せた増井投手。キャッチャーを座らせ威力のあるストレートを30球投げ込みました。
今季から取り組む新フォームを披露した増井浩俊


もう一度、力強いストレートを取り戻し守護神返り咲きへ!ベテラン右腕の試行錯誤が続きます。

増井浩俊 インタビュー


Q,どういうテーマでキャンプを過ごしていますか?
実戦に向けて仕上げているところです

Q、ブルペンでの感触は?
まだ全然自分の投げたい球を投げられてないので、これからどんどん状態をあげていかないといけないなという感じです

Q,新しいフォームの狙いは?
昨シーズン自分が投げている球が物足りないって言う感じがあったので、もっと強いストレートを投げたいと思って変えていますね

Q,どれくらい新しいフォームは仕上がった?
まだ全然自分でもしっくり来てないので、30パーセントくらいですかね

Q,ひねりを加えた効果は?
ストレートの強さを出したいというところで上半身のひねりを加えて試しているところ

Q,ストレートの質は変わってきた?
本当に自分の良かったときは真っすぐを迷いなく投げられていたというか、真っすぐを狙われてもしっかり捉えられないという自信があったんですけど、昨シーズンそれが無くなってしまったので、もう一度ストレートをしっかり投げられるようにというテーマをもってやっています

Q,勇気がいることでは?
昨シーズンが自分の中で一番良くなかったので同じようにやっていてはだめだと思ったので、ここは勇気を持って、大きく(フォーム)を変える時だと自分の中では思いました

Q,抑えのディクソン投手は意識しますか?
リリーフでやりたいというところがあって、それをやるからには一番後ろを出来るように目指してやっていくのが当然だと思うので、そこを目指しながら自分を高めていきたいと思います

Q,ディクソンはライバル?

はい

Q,今シーズンにかける意気込みを
先発ピッチャーは良い成績を残していたので、それをちゃんと勝ちに繋げられるようにリリーフ陣も頑張っていかないといけないと思うので、その一枚として開幕から最後まで戦えるように頑張っていきたいと思います

Q,通算200セーブへの思いは?
150セーブを達成した時から次は200だと自分では思っていたので、少しでも近づけるように今シーズンも頑張りたいと思います

子どもたちから大人気のアダム・ジョーンズ


メジャー通算282本塁打の新外国人アダム・ジョーンズ外野手(34)が野球教室に参加。宮崎県内の少年野球チームの子どもたちと交流しました。
山岡投手と共にノックを打ったり、子供たちに食べ物の名前を教えてもらったりと、笑顔の絶えない1時間を過ごしました。

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