まずは昨日球団がSNSに公開した動画をご覧ください。
ブルペンに入ったのは昨シーズン、リーグ最優秀防御率のタイトルを獲得した21歳の山本由伸投手。「力まない投法」と言いながら唸りを上げる豪速球を披露。風を切り裂くピッチングにはファンもSNS上で「迫力がスゴイ!」「えぐい」とうれしい悲鳴。そんな山本由伸投手が大阪・舞洲の球団施設でキャッチボール、遠投など、およそ2時間精力的に動きました。
新型コロナウイルスの感染拡大により、今月23日には無観客開催での開幕を目指していく方針が確認され、開幕日は6月中旬以降となる見込みが強まるなど先行きは不透明ですが、若武者は開幕へ向け順調に調整を続けています。
まだまだ進化するオリックスの神童
「開幕の予定もハッキリとは決まってないので、しっかりと練習に集中して調整というよりは、基本的なことからトレーニングもしっかりやってます」
開幕の見通しが立たない中でも山本投手は前を向きます。
2017年にルーキーながら1軍初登板を飾ると、当時日本ハムで現在メジャーリーグ、エンゼルスで活躍する大谷翔平選手から三振を奪った際、大谷選手が「今年対戦した中で1番良かった」と言わしめた山本投手。
2018年はチーム事情もありセットアッパーとして活躍し32Hを記録。昨シーズンは先発に再転向し12球団唯一の防御率1点台となる、1.95をマークし、自身初となるタイトル(最優秀防御率)を獲得しました。日本が世界一に輝いた『プレミア12』 では絶対的なセットアッパーとして君臨し、世界に「山本由伸」の名を轟かせました。
さらなる飛躍が期待される今季は、キャンプ中からメディアの取材が殺到。来る日も来る日も練習の後に行われる取材には、山本投手も少し疲れ顔でした。それでも、ファンサービスは球団でもトップクラスの神対応。サインを求めるファンを見逃せない山本投手は、練習後に即席のサイン会をたびたび行いました。先が見えないほどの長蛇の列が作られても、嫌な顔を見せず黙々とサインを書き続けるその姿にファンは心を掴まれた様子で「一生の宝物にします!」「家宝にさせてもらいます」など、喜びの声が聞かれました。
ファンに対しては、「ファンの皆さんも開幕がすごく楽しみだと思いますので、僕自身もトレーニングを頑張って開幕の時には最高のパフォーマンスを見せられるように頑張ります。応援よろしくお願いします!」と力強いコメントを残してくれました。人気も実力も文句なしの山本投手。今シーズンも山岡投手との2枚看板で投手陣をけん引します。
山本由伸投手 インタビュー
Q.今の練習のテーマは?
開幕の予定もハッキリとは決まってないので、しっかりと練習に集中して調整というよりは、基本的なことからトレーニングもしっかりやってます。
Q.家でのリフレッシュ法は?
いつも以上に時間があるので、今まで録画してたTVだったり、観たかった映画だったりをしっかり観られているので、充実した時間を過ごせてます。
Q.最近観た映画は?
「ペーパー・ハウス」っていうたぶんドラマになるんですけど、強盗のドキドキするやつを観ました。
Q.ファンの方にオススメの本は?
僕自身もあまり本を読まないので、こういう機会に本を読めるようになりたいなと思ってます。
Q.家でできるオススメのトレーニングは?
あまり難しいことをしても続かないと思うので、基本的なストレッチを少しずつでも継続できたら、すごい効果がすぐに出るので是非やって欲しいと思います。
Q.開幕を待つファンにメッセージを。
ファンの皆さんも開幕がすごく楽しみだと思いますので、僕自身もトレーニングを頑張って開幕の時には最高のパフォーマンスを見せられるように頑張ります。応援よろしくお願いします!
山本由伸 Yamamoto Yoshinobu プロフィール
1998年8月17日生まれ 21歳
岡山県出身 都城高〜オリックス(ドラフト4位・16年)
右投右打
身長178㎝/体重80㎏
ポジション:投手
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