【オリックス・バファローズ】榊原翼ブルペンで30球「ウズウズしている」

2020年05月12日 / 野球

史上初のオールスター中止が決定したプロ野球。6月19日が最短での開幕候補日に挙がるなか、プロ4年目・榊原翼投手がブルペンで投球を行うなど、おそよ3時間精力的に動きました。

育成の星

榊原投手は2017年に育成選手として入団。翌年に支配下登録を勝ち取ると、2019年4月19日の日本ハム戦では、球団史上初の育成出身投手として勝利投手となりました。その後も先発ローテーションの一角を担い、13試合に登板。勝ち星こそ3勝と多くありませんが、先発投手の評価指標の一つであるQS(クオリティースタート)は10度を数えます。

「先発である以上、中継ぎ陣に負担をかけないのが一番。最低でも5回を投げきる。6回でQSの自責3以内は先発投手の理想。QSは大事なモノです」と先発としての責任感の強さを語ってくれました。

榊原投手を語る上で外せないのが、昨オフのファン感謝デーで披露した広瀬すずのモノマネ。予想以上のクオリティで会場を大爆笑に包み、見事MVPに選ばれました。MVP効果があったのか、お正月に放送された『バトルスタジアム』にも登場した榊原投手でしたが、的を射抜くゲームで結果を出せずに予選落ちで、OA時間はわずか5秒程度に。それでも後日、番組スタッフと顔を合わせると「また呼んでください！」と早くも次回に向けて意欲満々の様子でした。

フル回転が期待される今季でしたが、キャンプ中から打ち込まれる姿が多く見られ、登板後にブルペンでの素振りやパイプ椅子を使用してのシャドーピッチングなどユニークな練習法を試してきました。「キャンプのときは下半身を使えてなかったので、イチから鍛え直してきました」と開幕が延期になったことにより本調子を取り戻した様子。闘志を剥き出しで投げる榊原投手に今年も期待です！

榊原翼投手　インタビュー

Q.現在の練習のテーマは？
キャンプのときは下半身を使えてなかったので、イチから鍛え直してきました。

Q.具体的にどんな練習を？
下半身主導の動き、特に肩を開かせないような投げ方をずっと意識してます。

Q.寮でどう過ごしている？
映画とかあまり観る方ではなかったんですけど、映画をずっと観ていたり、去年の自分のピッチングを観たりして、そのイメージを忘れないようにはしてます。

Q.お家時間で1番笑ったことは？
常に笑ってます(笑)

Q.印象に残っている交流戦は？
小さい頃からTVを見ると、巨人の放送だったので、巨人戦に投げたことが1番印象に残ってます。阿部選手と対戦できたことが1番の思い出かなと思います。

Q.今季への意気込み、目標を。
こうやって調整する時間ができて、自分の中で今いつでもイケる状態なので、開幕したら、シーズン全部やりきれるように頑張っていきます。

Q.ファンの方にメッセージを。
いま僕もウズウズしていて、皆さんもウズウズしてると思うんですけど、開幕したら応援よろしくお願いします。