<関関野球>関大 高野が完投で4勝目!春季リーグ戦を2位で終える

2018年05月21日 / 野球

◇平成30年度関西学生春季リーグ戦第7節対関学大2回戦◇5月19日
◇阪神甲子園球場

関学大000 001 000=1
関 大200 000 00✕=2

 伝統の一戦第2R。関大は前節初先発で完封勝利を挙げた高野脩汰(商2)を起用。勢いに乗る左腕は、関学大打線に的を絞らせない投球で9回1失点、完投勝利を飾った。今節の結果により、立命大の優勝が決まり、関西制覇は逃したが最終節は連勝といい形で春季リーグ戦を締めた。

 高野は初回、得点圏に走者を背負う。1番赤川にいきなり四球を与える。続く打者に犠打を決められ1死二塁で迎えたのはシーズン最多安打更新をもくろむ強打者の姫野。だが、早々に追い込むと三ゴロに打ち取る、続く打者は三振に仕留め、上々の立ち上がりを見せた。

 2年生を援護したい打線は初回から幸先よく先制に成功する。1番多田桐吾(人4)が内野安打で出塁すると、すぐさま二盗でチャンスメイク。太田健裕(文4)は四球で続き、3番古川陸(商4)はしっかりと犠打を決める。1死二、三塁と絶好の得点機で迎えたのは倉川竜之介(文3)。2球目の高めに浮いた球を見逃さず中前に運んだ。一気に2人が還り、先制点を奪った。

 この日の高野にはこの2点は十分すぎる援護点だった。5回まで3塁さえ踏ませない圧巻の投球を続けた。しかし6回、失策と四球が絡み、2死一、二塁とピンチを迎える。6番北野に投じた初球はふらふらと左翼手と遊撃手の間に落ち、1点を返された。だが、続く打者は凡打に打ち取り、逆転は許さなかった。

 援護したい打線は7回は多田の2盗塁で、8回は高橋佑八主将(経4)の三塁打で得点機を迎えるがあと1本が出ず、追加点は奪えない。だが、「ブルペンから良かった」(高橋佑)と語られる新星は9回の最終打者を三振に仕留め、本塁を踏ませなかった。高野は今季4勝目、最優秀防御率ランキングでトップに躍り出た。

 第7節を終え、関大は最終節に試合がないため一足先にリーグ戦を終えた。現時点で関大は2位が確定した。「優勝できなかったけど収穫の多いリーグ戦だった」(高橋佑)。多田がリーグ記録に迫る15盗塁を記録。チーム本塁打は6本、防御率も2.15と投打での成長を見せた。秋季リーグ戦では神宮出場、そして全国制覇へ。この春季リーグ戦での経験値を秋に活かす。【文:多田知生/写真:濵田将志】

関大 応援団(甲子園)

▼高橋佑主将
「初回に2点を取れて試合を優位に運べて、高野が粘るところ粘って要所を締めたから勝てた。(高野は)ブルペンから良かった。(チャンスで1本が出なかったが)そういうところが秋の課題になると思う。(春季リーグ戦を振り返って)強い関大も弱い関大も見れた。良かったではないけどいいとこ悪いとこあった。悪かったところを課題として、組織として強くなる。優勝はできなかったけど収穫の多いリーグ戦だった」

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