「活躍すれば注目される」控えめながらも、肌で感じる自らの成長

笑顔で練習を行う宇田川投手

オリックス・バファローズの宇田川優希(うだがわ・ゆうき)投手。2020年ドラフトで育成選手として入団しました。
去年7月に支配下契約を勝ち取ると、最速159キロ(23年2月に160キロ更新)のストレートと落差の大きいフォークを武器に、リリーフとして日本一に貢献。WBC侍ジャパンに選ばれ、ダルビッシュ投手からも熱視線を送られるなど、一気に注目される存在となった24歳右腕です。かなり控えめな性格の宇田川投手ですが、自身の注目度の高さを肌で感じている様子。

(宇田川)「育成の時はあんまり見られている感じはなかったんですけど、支配下になって1軍で活躍したりすると、やっぱりいろんなところから見られているんだなと感じます」

わずか1年での飛躍は「小さな自信の積み重ね」

ことし2月:キャンプ地・宮崎でのインタビュー

今や日の丸を背負うまでに上り詰めた宇田川投手ですが、ルーキーイヤーの一昨年は、3軍の試合が主戦場。プロ1年目で唯一登板した阪神との2軍戦ではコントロールが定まらず、0回2/3を1失点。1イニング持たずにマウンドを降りました。バッター以前に、自分と戦っていたといいます。
そんな宇田川投手をわずか1年の間に飛躍させたのは、小さな自信の積み重ねでした。

(宇田川)「1番は考え方が変わったこと。ウエイトトレーニングやフォームの修正などをやってきて自分に自信がついてきました。だんだんと対バッタ―を楽しむことができるようになってきて、実力が発揮できるようになったのかなと思っています」

「世界の強打者との対戦を楽しみたい」史上最大の下剋上へ

報道陣に笑顔を見せた1コマ

育成選手から日本代表まで一気に駆け上がった宇田川選手は、並みいる各国のスターを相手に史上最大の下剋上を狙ってWBCに挑みました。

(宇田川)「WBCは小学4年生の頃に見て、すごく感動しました。自分がその大会に出られることは嬉しいです。トップレベルの選手たちが集まる中で、僕も一員として、その選手たちに負けないように優勝に貢献できるように頑張ります」

WBCでは1次ラウンド2試合に登板し、好リリーフを見せました。
世界の経験を糧にチームに戻り、今シーズンさらに飛躍を誓う宇田川投手、これからも目が離せません。

宇田川優希 Udagawa Yuki プロフィール

生年月日:1998年11月10日 24歳 埼玉県出身
ポジション:投手 投打:右投右打
身長/体重:184㎝/92㎏
経歴:八潮南高~仙台大~オリックス(2020年育成ドラフト3位)
節分の思い出:特になし



(読売テレビ「あすリート」3月11日放送、一部放送後に内容追記)

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