日本柔道界の最高峰、講道館杯・グランドスラム東京を史上最年少の高校２年生で制し、一躍、リオ五輪代表候補に名乗りを上げた阿部一二三選手。
しかし、その後の代表選考レースは決して甘いものではありませんでした。
国際大会での獲得ポイントが不足している阿部選手にとって、一つの負けは選考レースからの離脱を意味し、厳しい戦いが続きます。
去年の講道館杯で優勝を逃し、リオ五輪出場が困難になった阿部選手は今年４月の最終選考「全日本選抜柔道体重別選手権」でラストチャンスにかけました。
その阿部選手の前に立ちはだかったのは、オリンピック最有力候補の海老沼匡選手。
「自分らしい一本勝ちで、自分が最強であることを証明したい！」

柔道界のホープ・阿部一二三選手の壮絶な戦いを追いました。