第 39 回
2015年7月4日放送
今年4月、オリンピック選手も輩出する
名門・近畿大学水上競技部に入部した
一ノ瀬メイさん。水上競技創部以来、
初めてのパラ水泳選手の誕生となりました。
パラ水泳日本代表選手でもある一ノ瀬さんは
生まれつき右ひじから先がありませんでした。
小さい頃からなんでも自分で工夫をし、
生活をしていた彼女ですが、
9歳の時に、片手がない事が理由となり、
スイミングクラブの入会を断られました。
その時に初めて、
自分が障害者だと気づかされたと言います。
水泳ともう1つ、大きな武器があります。
「英語力」です。
今年2月、東京で行われた
全国高等学校スピーチコンテスト。
地区予選を勝ち上がり、
初の全国大会に出場した一ノ瀬さん。
5分30秒のスピーチ・テーマは
「障害って 何?」
自身の経験も語り、
「人はみんなそれぞれ違っていて、
特別であることを理解すること。
社会が障害者を作るなら、
その社会が障害者をなくすこともできるはず」と
メッセージを発信しました。
そのスピーチで全国初優勝という
結果も手にしました。
今は7月にイギリスで開催される
パラ世界選手権に向け、
高い志をもったチームメイトと共に
日々厳しい練習に取り組んでいます。
「もっと障がい者水泳の理解を広めたい」
きらきらと光る18歳のパラスイマーをご紹介します。
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