

週刊ひがしおおさかさんの提供記事です。
チャレンジリーグで初の敗北!
入れ替え戦に向けて、ここに来て初黒星とはドラマチックな近鉄らしいと言えばらしいのですが…。
悔しさがにじんだ渾身のマッチリポートをご覧下さい。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
三菱重工相模原 19-30 近鉄
この結果がすべてでしょう。
12月1日(土)東京・駒沢オリンピック公園陸上競技場にて行われたトップチャレンジリーグ2ndステージ第2節。
近鉄ライナーズは三菱重工相模原ダイナボアーズに19-30で敗北しました。
1stステージでは52-12で大勝した相手。今回はさらに点差をつけ完封勝利を目指したいところでしたが、ライナーズは終始リード許し常に相手を追いかける展開に。
後半は一時持ち直し同点まで追いつきますが、再び相手のペースにもちこまれ点差を広げられ、今季公式戦初黒星となりました。
「今まで練習してきたことができず、ボールキャリーやディフェンスのリンケージ(連係)でミスが目立ちました。原点に戻ってやろうとしましたが、一から築いてきたところが崩れてしまった」と田淵慎理ゲームキャプテンは振り返ります。
発端となったのは前半開始直後。
敵陣22m内で攻撃に回っていたライナーズでしたが、ターンオーバーされていきなりトライを奪われます。
その後もラックで2連続のターンオーバーを許し、弱いところを突かれてしまったライナーズ。
セットプレーも安定していません。
スクラムでは押し負け、ラインアウトもノットストレートをしてしまったり、相手のプレッシャーによりミスを頻発したりと調子が出ません。
「ファーストステージでの三菱重工戦の手応えは良かったです。でも今回は、相手がこの試合に対してどれだけ準備してきたかが、プレッシャーや姿勢から伝わってきました。」(田淵ゲームキャプテン)と気迫では完全に三菱重工相模原が上回っていた様子。
ようやくライナーズにチャンスが回ってきたのは前半15分。ハーフウェイライン付近での相手ラインアウトが乱れると、すかさず反応したのは5ストーバーク。こぼれたボールを拾ってキャリーし、9ライアンへ渡すと、30mを走りきってトライをあげます。
10ステイリンのGも成功し、7-7と同点に。
しかしこの後も波に乗れずに反則を繰り返してしまいます。
15コンブリンクがエリアを取ってチャンスを作るも、アタックでパスでつなげることができません。
思うようにプレーできていないライナーズは、29分にはハイパントの処理のミスからトライを許します。
前半を7-12で終え、後半はまず1本取り返し盛り勢いをつけたいライナーズ。
パフォーマンスが上がらないまま後半5分にトライを奪われますが、21金が入るとようやくリズムができ始めます。
10分、ターンオーバーで得たボールを回してコンブリンクに渡ると、相手ディフェンスを払いのけ右中間にトライします。
Gも決まり、14-19。
さらに15分には相手の反則からゴール前まで迫り、マイボールラインアウトから連続攻撃で8田淵がトライ。
19-19と追いつきますが、4月から磨いてきた連携プレーは見られません。
「リンゲージがうまくいかず個人でプレーしてしまい、結局ダメになってしまう」と有水ヘッドコーチは苦言を呈します。
焦りから21分に1本取られると、またもやペナルティが出始めます。
持ち直したはずが、相手の鬼気迫る勢いに負け再び崩れることになるとは。
その後は攻撃に回るチャンスがなく受ける状態に。
7分ものロスタイムがあったもののアタックに回ることはほぼできず、2本めのPGを許し19-30で試合が終了しました。
まるで1年時間を巻き戻したかのような80分間でした。取り切る自信もゴールラインを背にする勇気も感じられませんでした。
圧勝続きで油断したのか、いいムードで過信してしまったのか。
ここまで全勝で来ながら、絶対に落としてはならない試合のみを落としたことになります。
「下を向いている時間はありません。最後までやりきるだけ。自分たちに矢印を向け、やっていきます。」(田淵ゲームキャプテン)
最終戦のNTTドコモとの対戦で、最終順位が決まります。
勝点5で勝てば1位。勝点4でNTTドコモを勝点0に押さえれば並び、 リーグ戦全試合の得失点差の多いチームから上位に。
負ければ3位が濃厚でしょう。
必要なのは、NTTドコモを圧倒することです。
12月9日(日)、キンチョウスタジアムにて14:00キックオフ。
トップリーグ復帰に向けて負けられない戦いが今始まる!
text by 野口美保(週刊ひがしおおさか)
[週刊ひがしおおさか プロフィール]
東大阪の地域情報サイト・週刊ひがしおおさか。
地域のグルメやイベント情報を日々アップしていますが、特に力を入れているのはラグビー。
花園に拠点をもつラグビーチーム「近鉄ライナーズ」のことならおまかせ!
全試合情報とマッチレポートを熱く、詳しくお伝えします。
関連記事
-
「これからも日本代表をしっかり狙いたい」 落選から再び代表へ コベルコ神戸スティーラーズ・山中亮平
2023年12月23日放送
-
ケガを乗り越えリーグワン初出場へ~ラグビー・トヨタヴェルブリッツ 田村魁世
2023年12月9日放送
-
【ラグビー】 ワールドカップフランス大会 日本代表・李 承信(リ・スンシン)
ポジションはスタンド・オフ 若き“司令塔”の秘めた覚悟2023年9月9日放送
-
運動ができない…病を乗り越えラグビーの道へ 苦しかった少年時代が今の僕を奮い立たせる 根塚洸雅
2023年5月20日放送
-
フランス目指す桜の勇者たち~ラグビーW杯注目の選手たち 髙橋汰地&シオサイア・フィフィタ
2023年02月18日
-
【ラグビー】コベルコ神戸スティーラーズ 李 承信(リ・スンシン)21歳 日本代表 注目のスタンドオフは劇的進化中!
2022年12月24日放送
-
【ラグビー】トヨタヴェルブリッツ 髙橋汰地(26) 2023 W杯へ!期待の星が目指す夢舞台
2022年12月10日放送
-
【近鉄ライナーズ】花園の子供たちの安全を守るヒーローはラガーマン!
2022年10月14日
-
【 再編集版 】 純黒のプライド 〜天理大学ラグビー部 2021 激闘の記録 〜(あすリートPlus 4月17日放送)
2022年04月15日
-
【ラグビー】新リーグ元年! 初代王者を狙うコベルコ神戸スティーラーズ トンガ出身のフィジカルモンスター アタアタ・モエアキオラ(26)
2022年3月12日放送