【ラグビー】サンウルブズ国内初勝利ならず。トンプソンのタックル数は12回、チーム最多でやっぱりレジェンド

週刊ひがしおおさかさんの提供記事です。
サンウルブスとレベルズの一戦、秩父宮からのマッチリポートです。
注目は近鉄ライナーズから招集された二人、ルーク・トンプソンとセミシ・マシレワ。
近々、ウルフパック(代表強化チーム)との入れ替えがあるとのこと。
招集はあるのか?
このリポートでチェックしてください。
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ウォーン…無念!

5月25日(土)スーパーラグビー第15節、秩父宮ラグビー場にてサンウルブズはレベルズと対戦し、7-52でホームでの今季初勝利を逃しました。
2勝11敗。6連敗と厳しい状況が続きます。

先発出場した8アマナキ・レレイ・マフィ。よくボールをもったが、トライには至らず。

前節は反則が多く、どこまで規律を守れるかに注目が集まった今節。
終始レベルズのペースで進み、サンウルブズは15ジェイソン・エメリーのキックチャージでのトライ(後半23分)以外で得点することはできませんでした。
「勢いをつけないといけない。今日はオフロードとキャリーの判断がうまくいっていなかったです」と話すのはスコット・ハンセンアシスタントコーチ(AC)。
トニー・ブラウンヘッドコーチに代わり記者会見に出るスコット・ハンセンAC(左)。長いまつげがチャームポイント。

試合を決定付けたのは、前半13分、16分、28分のレベルズ連続3トライ。
フィジカルが強く、オフロードや外へつなぐパスで前進するレベルズに圧倒され、サンウルブズはディフェンスに徹してしまいました。
相手が14人で戦う状況になってもチャンスを活かすことができず、スクラムは後半になるにつれて崩壊。
持ち味を活かすことがないまま、大差での敗北です。

そんな中、輝きを放ったのは、先発出場した 5 トンプソン ルーク。38歳のチーム最年長プレーヤーです。
低く、鋭く、刺さるようなタックルを連発し、左目には「もっとも体を張った男」として名誉の負傷。

左目は腫れあがり、出血も。

ぼくは自分の仕事をしただけ。でも、前半でディフェンスばかりしてしまって、後半チームに疲れが見えたね」と敗因を分析します。
「東大阪に帰る予定はなかなか立てられないけれど、みんな応援してくれるからうれしい。次はもっとハードワークするね」と言い残し、秩父宮を後にしました。

チーム内最多12回のタックルを見せたトンプソン。前進されても食い下がる姿に心を打たれる。

一方、1週間の出場停止とBYE WEEKで2週間のブランクからの復帰戦となった11セミシ・マシレワ。
よくボールキャリーしたものの、レベルズにマークされ得意のランが披露できませんでした。
試合に臨むときは、いつも「奥さんと子どもがモチベーション」というマシレワですが、
「実は一昨日、祖母が亡くなったんです。今日は祖母への気持ちをこめてプレーしました」と、厳しい精神状態で試合に挑んだことを明かします。

左腕のサポーターには「R.I.P」(安らかに眠ってください)とかかれている。ちなみに右手には奥さんと子どもの名と思われる文字も。

「サンウルブズは家族を大切にするチーム。みんなが腕に黒いテープを巻いて喪に服してくれました」と、チームに信頼を寄せます。
確かに、チームメイトはみんな黒いテープを巻いていた。

サンウルブズには欠かせない2人のナイスガイ。次節での活躍に期待しましょう。

なお、日本代表候補の「ウルフパック」との間での選手の行き来について、ハンセンACは「もうすぐサンウルブズから5人がウルフパックに合流します。5人は今日が最後」と話しました。
この5人についての具体的な言及はありませんでしたが、今日のメンバーから招集されるということ。
これはひょっとすると、近鉄ライナーズメンバー2人の可能性も…?発表を待ちましょう。

サンウルブズのホームゲームは残すところあと1回。6月1日(土)、秩父宮ラグビー場にてブランビーズとの対戦です。
国内で行われる試合はこれがラストとなります。
今季ホーム初勝利を、そしてサンウルブズの価値を、尊さを、素晴らしさを見せてくれ!サンウルブズ!




text by 野口美保(週刊ひがしおおさか)


[週刊ひがしおおさか プロフィール]
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地域のグルメやイベント情報を日々アップしていますが、特に力を入れているのはラグビー。
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