ラグビーワールドカップまで100日を切り、日本全国を巡っている優勝トロフィー「ウェブ・エリス・カップ」。
6月14日、高校ラグビーの聖地・花園ラグビー場(東大阪市)に到着しました。
元日本代表の2人、東大阪出身の大西将太郎さん、トンガ出身で現在は東大阪市民のタウファ統悦さんが
地元の高校生ら約300人とともに、栄光のトロフィーを出迎えました。
世界20カ国を巡る最後の訪問国日本に到着した「ウェブ・エリス・カップ」。
花園ラグビー場はあいにくの雨もよう。
ブラスバンドによる演奏とともに、大西さんとタウファさん、そして、日本大会公式マスコットのレンジーや東大阪のトライくんらが登場。
常翔学園高校ラグビー部、中学校スクール選抜らとともに優勝チームしか触れることのできないトロフィーのお披露目、
元日本代表の大西将太郎、タウファ統悦さん2人も興奮を隠しきれない様子。
イベント終了後、お二人が来たるべきワールドカップへの期待と花園愛を語ってくれました。
Q、聖地花園にエリス杯が来ましたね
大西
「僕自身、生まれた街も東大阪ですし、花園に育ててもらったラグビープレイヤーとして、
ウェブ・エリス・カップが来るっていう本当に夢のような場面に立ち会えて、本当に嬉しく思います。
そしてこんな雨の中、高校生など関係者がたくさん集まって下さったので、いよいよワールドカップが近づいてきたなという思いでいます」
タウファ
「花園は僕にとって、特別な場所ですね。13年間の現役生活を過ごし、日本代表として初めての試合も花園ラグビー場でした。
だから僕にとってすごい特別な場所ですね。そこにエリスカップが来てくれたことに誇りに思ってますし、今でも興奮してます」
Q、統悦さんはトンガ代表のリエゾン(チームマネージャー)です。
本番でトンガ代表は花園で2試合を予定していますね
タウファ
「奇跡と運命的なものを感じますね。だから近鉄に入って良かったなと思います」
大西
「その前に、花園で日本代表とトンガ代表の試合が8月3日にあるので、そこしか日本代表は花園でプレーしないので、
ワールドカップは始まってないですけど、ワールドカップ始まったつもりで、花園満員で日本代表対トンガ代表戦を応援してもらえたらと思います」
タウファ
「なかなか(お客さんが)来そうな試合だと思いますね。日本代表とトンガ代表の試合はいつも外国でやらされるんですけども、
花園でゲームすることは僕にとっても嬉しいことですし、ぜひ東花園をトンガ人だらけにさせようかなと思っています(笑)」
◆大西将太郎(おおにし・しょうたろう)
1978年11月18日、東大阪市生まれ。40歳。
小学3年で競技を始め、啓光学園高3年時に花園準優勝。
同志社大を経てワールド、ヤマハ発動機、近鉄、豊田自動織機でプレー。
日本代表キャップ33。2007年W杯出場。
カナダ戦でのノーサイド直前の同点ゴールは語り草となっている。
センター、SO。180センチ、80キロ(現役時)。
15年度で現役を引退。同志社大コーチを経て、現在は立命大コーチ。
◆タウファ統悦(とうえつ)
1980年10月8日、トンガ生まれ。38歳。中学1年からラグビーを始め、トンガのトゥポ高卒業後に来日し、日大へ進学。
05年に近鉄入りし、日本国籍を取得し09年に日本代表入り。代表キャップは22。2011年W杯出場。
ポジションはフランカー、NO8。
18年に近鉄を退団し、同チームのアンバサダーを務める。
愛称は「トーエ」。183センチ、105キロ(現役時)。
今年のワールドカップ ではトンガ代表のリエゾン(チーム帯同の現地マネージャー)を務める。
取材:青木芳人ディレクター
LIVE配信
関連記事
おすすめ記事
- 第523回 2024年11月23日放送
- 【アーチェリー】 パリ五輪代表 野田紗月(24=ミキハウス)
〜日本のエースアーチャーが見据える未来〜