【FC大阪】1ヶ月半ぶりの練習再開 キャプテン岩本「楽しかったです!」

2020年05月18日 / サッカー

コロナウイルスの感染拡大防止のため、3月28日からチームでの活動を自粛していたFC大阪が、およそ1ヶ月半ぶりにチーム練習を再開しました。

非公開で行われた練習では、グラウンドの入り口に、体温計、アルコール消毒液、うがい薬品が用意され、練習前には選手は必ず検温とうがいを徹底。コロナウイルスに対する予防をしっかり行っての練習再開となりました。

練習前にアルコール薬品で手を消毒する江郷下選手

チームに所属する38選手を2グループに分け、時間をずらして練習に参加させることでスモールグループでのトレーニングができるようにして、さらにロッカールームの使用を禁止し、グラウンド横で着替えをするようにして密になる空間を極力無くすようにしました。
また、自粛期間中はZOOMアプリを使ったオンラインでのトレーニングを続けてきましたが、1ヶ月半ぶりのグラウンドでの練習のため、筋肉系の怪我を起こさないようにローパワーでのトレーニングを中心に行われました。

ソーシャルディスタンスを意識したランニング

練習前の円陣では、塚原真也監督から「こういう状況だけど、目標はJFL優勝とJ3昇格は変わらないので、この中でやれることを100%やって、良い1ヶ月にして、まずは筋肉系の怪我がないようにやっていきましょう」と選手に伝えると、疋田晴巳社長から「天皇杯もJリーグのチームが2チームしか出てこない。僕らのチームだったらワンチャンあるかもしれないと思っています。僕らのチームならあるかもしれない。そこも狙っていきたい。」と、今シーズンFC大阪が目指すべき目標を再度確認しての再スタートとなりました。

マスクを着用して指導にあたる平野ヘッドコーチ(左)泉池トレーナー(中)塚原監督(右)

選手たちは久しぶりにチームメイトの顔が見れること、そしてボールを蹴れる喜びから、トレーニング中は終始笑顔が溢れていました。キャプテンの岩本知幸選手は、「楽しかったです。ボール蹴って、ちょっと会話もして、今日はリラックスしたメニューだったんですけど。今まで一人で色々としてきたと思うんですけど、みんなでトレーニングすることが良かったというか、すごい楽しそうでしたね」とコメント。選手全員がサッカーができる喜びを噛み締め、各グループが1時間程度の練習でしたが、充実した表情でグラウンドを後にしていました。


塚原真也監督 インタビュー

Q.1ヶ月半ぶりの練習を行なっていかがでしたか?
ZOOMでトレーニングをしてきましたが、グラウンドで顔を合わせるのは全然違っていて、負荷も上がりますし、楽しいというのが一番なので、再開できて良かったなというのが率直な思いです。

Q.実際に選手と顔を合わせてどう感じました?
オンラインで観てるのとは全然違っていて、表情もわかりますし、どんな言葉を発すのかとか、練習と練習の間の雰囲気も観れるのでそこに関しては、絶対にグラウンドでやってよかったです。

Q.練習はどのようなところを意識した?
大きくいうと2つで、一つ目がグルーピングを2つに分けること、コロナウイルスの感染リスクを減らすという意味合いで分けています。18人ずつに分けて、なるべく人を少なく、ロッカールームを使わずにグラウンドの横で着替えてスモールグループでやることを考えていました。
もう一つはコンディションのところで筋肉系の怪我を起こさないというところでローパワー多めのトレーニングにしています。

Q.選手の動きはどうでした?
悪くないと思います。というのはZOOMで西井トレーナー泉池トレーナーの指導もあったり、選手各自で家の中でできるトレーニングとか、人がいない間に走ったりという報告は受けているので、僕が思っているよりかはコンディションは悪くないと思います。

Q.開幕までおよそ2ヶ月、どのように仕上げていく?
一つはコンデションをしっかりと戻すこと、100%の状態に持っていくこと。もう一つは戦術的なところを落とし込みたいけど、1月15日から自粛期間まででかなり落とし込んできた部分もあるので、より質を高く全員が理解できるような形にしたいです。

Q.練習前の円陣では何を?
グルーピングの意図、コンディション調整をどうしていくかを伝えました、そして最後に僕たちの目標は変わらず優勝してJ3に参入することですので、それを強調したく一番最後に持ってきました。

Q.今年の天皇杯について
僕はかなりチャンスだと思っています。FC大阪というチームの名前を世間に知ってもらう大会になると思うので、Jクラブとやれるように各地域で勝ち抜いて上を目指します。

ファンサポーターへメッセージ
自粛期間もいろんなサポート、支援、応援していただいてありがとうございます。なかなか試合でグラウンドで会うことができないんですけど、選手たちは元気にやっていますので、公式戦が始まったら、いつも通りの熱い応援で押していただければ助かります。これからもよろしくお願いします。

キャプテン 岩本知幸選手 インタビュー

Q.1ヶ月半ぶりの練習でしたが?
楽しかったです。ボール蹴って、ちょっと会話もして、今日はリラックスしたメニューだったんですけど。今まで一人で色々としてきたと思うんですけど、みんなでトレーニングすることが良かったというか、すごい楽しそうでしたね。

Q.オンラインでのトレーニングとは違う?
そうですね(笑)みんなでZOOMトレーニングしてきましたけど、一人でやるよりかは効果的だった。でも顔を合わせて何かをやるということは、大事だなと感じました。

Q.動いてみてどのような感じでした?
自分でできることって、ランニングしたりとか、室内で筋トレしたりになってくるんですけど、実際ボールを蹴ることが難しくて。今日実際サッカーの動きをやってみて、自分でやっていたトレーニングよりも違う筋肉を使ったりとか、ちょっとづづならしてからやってかないとけないと感じました。

Q.一気にエンジンをかけると危ない?
筋肉トラブルとかを起こしやすいと思うので、そこは気をつけて。監督・コーチもメニューを組んでくれるのでやっていきたいと思います。

Q.連携の部分に不安は?
実際、自粛期間に入る前までチームとして準備してきたことが全部無くなったわけではないので。そこでやってきたことを思い出して、確認して、これから詰めていく作業をしていくと思うんですけど。自粛期間もポジションごとにミーティングをしてきたので、その辺は大丈夫だと思います。

Q.7/18のJFL開幕に向けてどのように仕上げていきたい?
自粛期間の前にやってきたことプラス、もっとやれることがあると思うので。練習とかトレーニングマッチを重ねてきた中で課題が残ったまま、練習できない期間に入ったんで、もう一つ映像を見ながら、実際にピッチで確認しながらやっていきたいと思います。

Q.練習でソーシャルディスタンスを意識することは?
正直やりづらいところはありますけど、最低限そういうところは気を付けていかないと、もし万が一のことを起こしてしまって、チームだけじゃなくて、サッカー界に迷惑をかけてはいけないと思うので。やりにくいところはありますけど、しっかり責任を持ってやっていかなければいけないところかなと思います。

Q.今年のチームの目標は?
結果としては優勝を目指してやっていますし、優勝してJ3昇格するということを今シーズン始まる前からずっと掲げていたことなので、そこを目指してやっていきたいです。そのために去年の結果を見て、もっとやらなければならないことはたくさんあると思うので、しっかりこの期間を生かして準備して、100%の状態でリーグ開幕を目指していきたいと思います。

Q.天皇杯について
今年はレギュレーションが違って、J1のチームが2チームしか参加しないということで、難しい戦いであることは変わりないんですけど、JFLのカテゴリーにいる僕たちが優勝できる可能性というのが例年に比べたら出てきたと思うので、そこを目標としてやっていきたいと思っていますし、天皇杯では悔しい思いをしていますので、その悔しさを晴らしたいと思います。

ファン・サポーターにメッセージ
開幕が7月ということになっていますが、実際どのような形で開催されるのか決まっていませんし、サポーターの皆さんにきていただけるかわかりません。その状況の中で僕たち選手は責任をもってやれることを頑張っていきたいと思っていますので、しっかりと支えてくださればと思います。これからも応援よろしくお願いします。

LIVE配信

  • 2024 11/2 (土)
    11:00~

    アーカイブ

    【第103回高校サッカー大阪大会】準々決勝(ヤンマーフィールド)

  • 2024 11/2 (土)
    11:00~

    アーカイブ

    【第103回高校サッカー大阪大会】準々決勝(J-GREEN堺)

おすすめ記事

あすリート テレビ番組 毎週土曜ひる11:35~

読売テレビで放送中!※関西圏のみ

第524回 2024年11月30日放送
【サッカー】 西村真祈( FC大阪 フォワード ) 昇格プレーオフへ! 23歳 関西大卒ルーキーが活躍誓う
過去の放送内容はこちら