25日からグループ練習を再開していたセレッソ大阪は、今週からチーム練習に切り替え、7月4日のJ1リーグ再開に向けトレーニングを続けています。
練習再開から10日程度でゲーム形式などの実践的なトレーニングが実施され、シーズン中と同じくらいの強度の練習をしていることに驚いているというDF木本恭生選手は、自身のコンディションはまだ5割程度だとし、「ボールを蹴るだったり、攻撃の部分でビルドアップというのは問題ないかなと思うんですけど、守備の部分でスピードの対応だったり、距離感がまだまだ掴めていないという印象がある。リーグが始まるまでに100%にしたいなと思います。」と答え、1ヶ月を切ったJ1再開に向け、調整をすることを誓いました。
また、同じJ1の名古屋グランパスのFW金崎夢生選手や、プロ野球からも新型コロナウイルス陽性反応が出るなどしていることについて、木本選手は「コロナに罹った人も罹りたくてなったわけではないと思いますけど、たくさんの人に影響を及ぼしてしまうと思うので、一般人より対策だったり危機感を持たないといけないと思います」と気を引き締めていました。
今年20歳を迎えるDF瀬古歩選手は、20歳の誓いを聞かれ「やっと大人の階段ですね。徐々に大人になって行けたらなと思います。セレッソではタイトルを取れるようにという感じです」と笑顔で答えました。
また、来年に延期となった東京オリンピック代表について聞かれると、「延期になった分アピールする期間も増えたと自分はポジティブに捉えています」とし、「去年セレッソで見せたプレー以上のことを見せないと次に選ばれないと思いますし、それにも打ち勝っていかないといけないです」と、オリンピック代表入りに向け、昨年以上の活躍を誓いました。
木本恭生選手 インタビュー
Q.現在のコンディションは?
1ヶ月近く全くやっていなかったので、個人的なコンディションはまだまだだと思っています。
Q.今週から全体練習ですが、メニュー的には通常に近づいている?
本当に自分も驚いたんですけど、シーズンと同じくらい始めから、チームの練習だったりゲームもやっていますけど。少し時間も短いなというのはありますけど、強度的にはシーズン中くらいやっているところもあります。
Q.普段と変わらない練習ということ?
みんな激しくやっていますし、強度的にもすごく高く、コンディションも上がっているなと、チーム全体として思います。
Q.自粛中の2ヶ月の間の過ごし方は?
初めの方はZOOMだったり、筋トレで精神的にも大丈夫だったけど。だんだん精神的にもキツくなってきて、その中でも今やれることを最大限やろうという考えでしたし。練習が始まったら100%で臨めるようにしっかり筋トレだったり自分のコンディションを整えてきたつもりでした。まずはコロナにかからないように個人的に意識してやっていました。
Q.サッカーに対する向き合い方での気持ちの変化は?
正直あまり、今年にかける思いは強いので、全然変わらないですけど。
チーム全体がモチベーション高くやれているのでいいかなという感じです。
Q.ボールタッチ、心肺機能などコンディションはどのくらい?
正直5割くらいかなと。今日もゲームをやったんですけど、なかなかコンディションはあがっていないなと痛感したので、リーグが始まるまでに100%にしたいなと思います。
Q.現状の楽しみ、不安は?
待ちに待った開幕なので楽しみでしかないですけど。ハードな日程が続くと思うので、チームで競争してがんばってくのが大事ですし。不安は全くないです。
Q.過密日程について
全体練習の初日に監督から、今年はよりチーム全員の戦力が大事と言われていて、自分のポジションでも若い選手がたくさんいるので、危機感を持ってやりたいですし。そういう競争があれば上の順位に行けると思うし。そういう競争をしながら過密日程をみんなで乗り越えていきたい。
Q.精神的にきついのは何がキツかった?
室内でずっと筋トレばかりというのは、やはり自分はサッカーが職業なので、ボールを蹴れないのが精神的にきつくて。ボールをさわれないというのが一番キツかったですね。
Q.コンディションのどういうところが5割だと感じるのか?調整の難しさは?
後ろの選手なので、攻撃の選手へのドリブルの対応だったり、守備の面でコンディションが上がっていないなと印象があって。ボールを蹴るだったり攻撃の部分でビルドアップというのは問題ないかなと思うんですけど。守備の部分でスピードの対応だったり、距離感がまだまだ掴めていないという印象があって。そういう部分でまだ5割かなと。
Q.スポーツ選手の感染が発表されたりしましたが、コロナ対策に関してはどのように感じているか?
コロナか罹った人も罹りたくてなったわけではないと思いますけど。本当に自分たちが一人でもコロナにかかってしまった場合に、たくさんの人に影響を及ぼしてしまうと思うので。やはり、一般人より対策だったり危機感を持たないといけないと思いますし。チームからは一人も出さないんだという気持ちでやっていくのが大事だと思いますし。セレッソとしては対策ができていると思いますし。あとは個人個人の意識さが大事かなと思います。
瀬古歩夢選手 インタビュー
Q.現在のコンディションは?
やっとグラウンドでサッカーができて、徐々に開幕の目処も決まっているので、そこに合わせたコンディション調整はできてきていると思っています。
Q.急に暑くなってきましたが?
めちゃくちゃ暑いですけど、徐々に体は慣れていいて、今日の練習も暑かったですけど。多少疲れもありますけど、いい状態プレーできたかなと思います。
Q.4月5月の自主期間はどのような心境だった?
こんなに何もせず、家でダラダラすることがなかったので、それは新鮮でしたし、1ヶ月くらいは耐えれえたんですけど。そのあとはもうウズウズして、いつできるんかなと思ってました。
Q.クラブのメニュー以外でやったことは?
与えられたこと以外でも、自分でも考えてきたトレーニングを家でできる限りのことはやってきましたし、今はグラウンドでしっかりとプレーできるので、それに全力を注いでやってきています。
Q.身体の動き、ゲーム感は戻ってきた?
今年の初めの開幕戦とかに比べると、まだという部分はありますけど、練習が始まって徐々に徐々に上げているので、7月4日の開幕までには最初の状態に戻るかなと思っています。
Q.再開日が決まって、気持ち的に嬉しさは?
ありますね!試合があることが非常に選手にとっては喜びですし。サポーターの皆さんも最初は無観客かもしれないですけど、後々試合を楽しにみしてきてくれる人もいると思うので、がんばっていきたいと思います。
Q.オリンピックが来年に延期されて、、コンディション含めてのご自身の感情は?
コロナウイルスのオリンピックも延期になり、Jリーグもできない中で、間近に目標としていたオリンピックも延期になったので、今の目標は試合に出て、やっぱりセレッソのために体を作って、勝利に貢献できるようなプレーをしたい。
Q.その先にオリンピック代表を見据えて?
延期になった分アピールする期間も増えてたと自分はポジティブに捉えていますし、そのために試合に出て活躍してというのを掲げています。
Q.もうすぐ20歳ですが、20歳の誓いをお願いします。
やっと大人の階段ですね。大人になっていくので、徐々に大人になって行けたらなと思います。セレッソではタイトルを取れるようにという感じです。
Q.東京五輪が1年伸びたことはプラスと感じている?
もう、その通りで1年伸びたことによって、またまたアピールできる期間が増えたので、それをもっと去年セレッソで見せたプレー以上のことを見せないと次に選ばれないと思いますし、それにも打ち勝っていかないといけないですし。自分自身延期でいつになるかわからないですけど、その目標に向かってプレーしていきたいです。
Q.スポーツ選手のコロナ感染があったりとまだまだ不安な部分があるかと思いますが、率直にどう感じている?
どれだけ気をつけていても、なったりするというのはありますし、最善を尽くしてなったら仕方ないですし。それを自分たちも気をつけてやっているので、できるだけ心がけています。
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