全体練習が2週間目に入った京都サンガF.C.。
最初の1週間は個人のコンディションにバラ付きがあることを心配していた實好礼忠監督ですが、この日の練習終わりの取材に「今日は1週間の中では一番負荷の高いトレーニングをしたんですけど、みんなすごくアグレッシブにやってくれて。先週の?マークからグッとレベルアップした感があったと、再開に向けての順調な調整に手応えを感じていました。
気温が30度を超える日が続くようになったものの、暑さでバテている選手はいないと、暑さに対しての不安はないことをアピールした實好監督ですが、その一方で、この暑さの中で激しく動いて汗をかくことで、足の指の皮がふやけて靴擦れがしている選手が多く出ていることが大問題だ!と、想定外の問題が起こっていることを挙げていました。
DF黒木恭平選手は、体も動けているしこれからもっと上げていく、まずは怪我をしないようにしていきたいと、順調に調整できてきていることをアピールしました。
そして6月27日に予定されているJ2リーグが再開当初は無観客試合になることに対して、黒木選手は「無観客試合をやったことがないので、あまりイメージが少ないですけど。ホームの大観衆の前でプレシーズンマッチをした時とは違う雰囲気だと思うので。サポーターの方の後押しはないですけど、テレビの前で応援してくれているというのを感じながらやりたいと思います。」と、意気込みを語りました。
プロ2年目を迎えたDF冨田康平選手は、昨シーズンは思うようなパフォーマンスができず、チームの勝利に貢献できなかった、不完全燃焼のシーズンだったと振り返り、2年目のシーズン再開に向けて、自粛期間中に周囲の人との交流がなくなったことに触れながら、「繋がりという部分ではこれまで以上に大切にしないといけないなって思ったので、それをサッカー選手として示すのは、ピッチ上でのプレーだと思う。勝利を納めて応援してもらうというのがサッカー選手であるべき姿だと思うので。そういうところは心に中に留めておいて、自分の心の拠り所というか、モチベーションにしていきたいと思います」と、自分のプレーを見てもらうことの大切を胸に刻みながら臨むことを誓いました。
實好礼忠監督 インタビュー
Q.2週間目に入った練習の感想
2日前にオフがあって、昨日2週間目に入ったんですけど。最初1週間はコンディションの差が多くてどうかな?と思ったことがあったんですけど。昨日トレーニングをして、今日1週間の中では一番負荷の高いトレーニングをしたんですけど、みんなすごくアグレッシブにやってくれて。先週の?マークからグッとレベルアップした感があって、2週目の2日目として、再開に向けて良い手応えのある2日目でした。
Q.負荷の高いトレーニングとはどんなトレーニング?
対人を中心に、6対6の対人を最後にやったんですけど、全てバチバチの切り替えの早くて、球際のたくさんあるトレーニングをして、すごく良かったです。
Q.暑い気候になったが?
思ったより暑さでバテいるなという選手はいないですし。でもこの2ヶ月はあまり激しくやっていなかったこと、プラス、暑さで足の指の皮がふやけて、靴ずれが多い選手が出ていますね。それが大問題です!
(普段はならない?)徐々に皮もごつくなってくるんですけど、いきなり動いて、いきなり暑くて汗かいて、ふやけて大変だと思います。
Q.スポーツマスクについて
なかなか慣れないですけど、選手も気を遣って少しでもリスクを減らすとことに対してトライしているので、これも良いトレーニングになるところもあるので、ポジティブに考えながら。ポジティブに考えられるところは、たくさんあるのでしっかりと捉えてやっています。
Q.積み上げてきたサッカーはどのくらいまで維持されているか?
戦術的にはある程度整理してきて、整理したものを自粛期間が開ける前にはみんなに提示して、ある程度整理はみんなできていると思います。その戦術的なところでは不安はありません。あとは戦術的な基礎のところ、「ベーシックなところ」と表現しているんですけど。切り替えのところであったり、球際のところであったり、基本的なところの積み上げはこの2ヶ月はできていないので、その辺の球際、切り替え、強度のところは2ヶ月空いた分、まだ物足りなさはありますね。
でも、そこも先週と今日と、明らかな上澄みが見えたので。先週のままだと不安だったんですけど、みんなの動きを見たり、トライしている姿を見ると、次の再開もしっかりと戦えるなという感触はあります。
Q.日程が見えてきた中で、今シーズンの戦い方の考え方について
連戦の戦い方としては、トレーニングで良い選手を使いたい。でも、良い、良い、良いで連戦で怪我されても困るので、その辺は個別性を持って、メディカルも選手も含めて個別に話をして、チームを作っていく、戦っていければという感じです。
どこがどうというより、状況に応じて柔軟に良い選択をできればと思っています。
Q.チーム作りに影響は出てくるか?
攻撃守備、自分たちのやろうとしていることはあるんですけど。どっちかというと選手の層からもして、攻撃の好きな選手が多いんですよ、守備の選手も攻撃の好きな選手が多くて。だからこそ守備に回る時間を意図的に長くするよりかは、意図的に攻撃する時間、ボールを持ってる時間を促しというか、そういうことはしたい。
今日のトレーニングもボールを持ってゴールを目指すところと、しっかりボールを動かすところの判断をしてくれと注文つけさせてもらって、選手も判断しながらゴールに向かうところ、行かないところも、うまくやってくれているので。その辺も選手の中でも共有できているところもあるので、今のところ何を強調するかというよりかは、自分たちのスタイルを、「こっちの方が自分たちにあっているよね」ということをしっかりと積み上げていってますね。
黒木恭平選手 インタビュー
Q.全体練習2週目の感想
みんなサッカーができない状況の中で、久しぶりに内容のある練習を全員でできているということで、みんなモチベーション高くできていて、けが人もいないですし。順調にきていると思います。
Q.現在のコンディションは?
まだ2週目ですけど、そんなに悪いというイメージはなくて体も動いているし、これからもっと上げていくところなんですけど、まずは怪我しないようにというところと、もうすぐ試合があるので、それに向けてしっかりとやって行こうかと思っています。
Q.気温が暑い中での練習、試合が続くことについて
相手も同じ状況ですし、天気のことを言ってたら試合できないので。暑い中でもやれるように今はやっているので。全然不安とかはないです。
Q開幕当初は無観客試合となることについて
無観客試合をやったことがないので、あまりイメージが少ないですけど。ホームの大観衆の前でプレシーズンマッチをした時とは違う雰囲気だと思うので。でもサポーターの方の後押しはないですけど、テレビの前で応援してくれているというのを感じながらやりたいと思います。
Q.自粛中にどのようなことをしていたのか?
自粛中は、グループトレーニングができる前まではできることも限られていたので、なるべく人と接しないようにしながら、コンディションを落とさないように日に当たってジョギングしたり、ボールを蹴ったりしていて。やっぱり一人でやるのと、サッカーはチームでやるスポーツなのでそこを上げています。
今は、しっかりとボールを触りながら、自分でアクションをするのではなく、リアクションの動きだったりというのを、空いているのと入ってくるので、寄せのスピードだったり、距離感だったりを上げています。
Q.新スタジアムでのプレーについて
楽しみにしているんですけど。観客は徐々にということなんですけど、(観客が)入ったときを楽しみに頑張ります。
冨田康平選手 インタビュー
Q.2週目の練習に入っての感想
2ヶ月くらい練習ができない期間が続いていて、その中で再開したということで、各々が今まで通りのプレーはまだまだできていない状況だと思うんですけど、チームとしても個人としても、各々高いモチベーションを持って、リーグ再開の日程も決まったので、今日の練習もバチバチしながら良い雰囲気でできているのかなと思います。
Q.今のコンディションは?
自分自身は自粛前に怪我をしていて、練習に参加できない中で、練習できない状況に入ってしまったので。実質2ヶ月以上サッカーができていない状況ではあったんですけど。練習が再開して、自分としてもすごい良いコンディションでやれていますし、テクニカルの部分もフィジカルの部分も高まってきているかなとは思います。
Q.今の練習のメニューは
対人系の練習が多くて、フィジカル的なランニングはやっていないですけど、ボールを使いながら高い強度で球際だったり、スプリントの部分であったり、強度を出しながらやっているメニューが多いかなと思います。
Q.6月末の再開に向けての手応えは?
自分が最初に想像していた以上にコンディションはより早くは上がっていていると思うので。本当にいまはポジティブに捉えていますし、再開に向けて100%以上のパフォーマンスができるつもりで入るので。そこにしっかり合わせて、自分も試合に絡めれるように、もっともっとここからパフォーマンスを上げて、4ヶ月ぶりのリーグ戦で勝利を飾れるように準備していきたいと思います。
Q.2年目のシーズンに向けて
去年はなかなか思うようなパフォーマンスができていなかったですし、まだまだチームの勝利に貢献できている部分は少なかったので、本当は自分であれば、まだまだ上の方でチームの中心になて戦って、ほぼ全試合に絡めるくらいのパフォーマンスをサポーターの皆さんに示していくべきだたったと思うんですけど。不完全燃焼の部分が多かったので、そういう思いも込めて、今年は去年よりも良いパフォーマンスでサポータに応援してもらえればと思います。
Q.再開を迎える中で、どういうところをアピールしていきたいか?
自分はこの2ヶ月間で普段だったら試合をできていたり、周りの人と関わることが当たり前のようにでできていたはずの2ヶ月間で、普段交流するであろう選手と会うことができなかったり、チームメイトのみんなともなかなか会う機会がない中で。そういう人たちにパフォーマンスを見てもらうということは本当に大切ですし、繋がりという部分ではこれまで以上に大切にしないといけないなって思ったので、それをサッカー選手として示すのは、ピッチ上でのプレーだと思うので、勝利を納めて応援してもらうというのがサッカー選手であるべき姿だと思うので。そういうところは心に中に留めておいて、自分の心の拠り所というか、モチベーションにしていきたいと思います。
Q.オンラインでのやりとりが増えたりは?
高校のサッカー部の同期だったり、大学の同期とかと、普段だったらやらないようなオンラインでの交流もあったので新鮮でしたし。いつもだったらやらないことだったので、逆にやれて良かったというか、みんなの顔が見れて嬉しかったです。
Q.刺激を受けたことは?
自分は練習ができない間は家にいるというのが最善のやれることことだったと思いますし、その中でどれだけやれるかというところだったと思うんですけど。社会人として働いている同期だったりは、ワークスタイルが変わっても、やっていることは実質変わっていなかったりとか、家にいる中でもやらなくてはならないことがある人が多いので。そういう中では、自分は恵まれていると思いますし、限られた状況の中でもどんな立場の人もみんな頑張っていると強く感じたので、自分も頑張らないとなっていう刺激をもらいました。
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