全体練習を再開して2週目に入っている宮本ガンバ。12日は降りしきる雨の中、フィジカル中心のトレーニングをこなしました。
昌子選手など怪我人もほぼ回復し、サッカー勘も徐々に取り戻しつつある選手達。明日は45分間限定の対外試合も予定していて、来たる再開戦へ向けモチベーションを高めていきます。

正式にはリーグから発表はないものの、7月4日からの再開初戦はホーム・パナソニックスタジアムでセレッソ大阪との大阪ダービーが予想されています。

練習後オンライン取材に応じた宮本恒靖監督は「ダービーはいつだって特別なものですし、再開に向けモチベーションが高まっている中、ダービーという試合を迎える事で我々のモチベーションが更に上がると思っています」と気持ちを昂らせました。

宮本恒靖監督 インタビュー

Q、全体練習が始まって12日間経ったが、現在のチームの状況は?
「怪我人もだいぶ戻ってきて、ほぼ全員でトレーニングできていますし、5月の終わりから徐々にグループでのトレーニングを再開して、少しずつ選手のコンディションのベクトルを合わせるような作業をしてきた中で、今週に入ってからはしっかりとした実戦形式の練習もやって、徐々にそこのコンディションも上がってきています。ただ、選手は2ヶ月間、全体練習をしていなかった、いわゆるサッカーをしていなかったというところで、その強度に慣れていないところも見受けられましたけれども、少しずつ慣れてきて全体的に良い流れになってきていると思います」

Q、選手間でコンディションに差があると言っていた選手がいたが?
「もちろんバラつきはあるんですけど、そのギャップというのが少しずつ練習をこなす事で埋まってきている、少なくなってきていると思います」

Q、再開戦まで3週間ですが、現状チームの仕上がり具合は?
「明日初めての対外試合になるので、そこで改めて確認できることがあると思ってますし、そこを見てから(仕上がりが)何パーセントかなと自分の中で捉えたいと思っています」

Q、明日のトレーニングマッチで確認したいことは?
「だいたい1人ずつマックス45分になると思うんですけど、今シーズントライしてきている戦術的なところ、守備の強度であったり、今週は攻撃のところもトレーニングしましたし、何回攻撃につながるチャンスを作れるのかとかをチェックしたいなと思います」

Q、再開までの過ごし方のイメージは?
「試合のサイクルに合わせていく週頭のトレーニングからどういう内容の強度かというところを組み立てて、今週の頭からやってきて、来週も再来週もやっていきますし、試合のリズム、シーズン中のリズムに近いものを作っていく、その中で求める内容の質を上げながら、選手のコンディションを上げながら準備をしていきたいと思います」

Q、試合のサイクルが例年より過密だが?
「誰が見てもかなり厳しいスケジュールですし、特に夏場の連戦というのが入っているので、いかにコンディションを整えてやっていくかという事に尽きると思いますし、選手層の厚さというのも今シーズンを乗り切るために必要だと思います」

Q、再開戦でJ1最多出場更新がかる遠藤選手に注目が集まるが?
「632試合目というのは、メディアにとって、ヤット自身にとってという事だと思うんですけど、ヤットがそれ以降も数を伸ばしていく事は間違いないと思いますし、次の試合だからだとか、その次だからだとかいうのではなく、今シーズンずっとチームの一員として、しっかりとヤットがプレーしてくれる事で記録を積み上げていくものじゃないかなと思います」

Q、監督から見てもこの記録はすごいもの?
「もちろん。公式戦は昨シーズン1000試合達成というところで、誰もが経験していないところで、あの年齢まで大きな怪我なくやってくるというところは並大抵の作業ではないですし、自分が現役時代に一緒にプレーして見ていたところもありますし、今は選手と監督という立場で見ているヤットの存在とか・・・(遠藤自身が)色んな事を見て、経験して、吸収しての現在なのかなと感じています」

Q、サポーターへ向けメッセージ
「我々はとにかく良いパフォーマンスを皆さんに披露したいと思っていますし、そこに勝利があるサッカーをお見せする準備をしていくだけだと思っています」

Q、遠藤選手の凄さとは?
「どういった監督にもアジャストできるというか、戦術であったり求められるプレーの内容であったりを吸収して出せるというのはすごく大きな力だと思いますし、今でもこういう事をピッチ上で表現して欲しいと言った時の反応の早さは感じますし、そういう事があったからこそ632試合目に繋がるようなパフォーマンスを出し続けてこられたんじゃないかなと思います」

Q、再開の初戦がセレッソとの大阪ダービーになりそうだが?
「ダービーはいつだって特別なものですし、ホームのスタジアムで我々のサポーターが多くいる中で戦いたいというのが本当のところですけど、再開に向けモチベーションが高まっている中、ダービーという試合を迎える事で我々のモチベーションが更に上がると思っています」

矢島慎也選手 インタビュー

Q、現在のコンディションは?
「練習も結構ハードにやってるんで、だいぶ上がってきていると思います」

Q、自粛期間中はどう過ごしていた?
「1ヶ月半くらいあったと思うんですけど、最初は人混み避けて夜中走りに行って、グループ練習が再開する1週間前くらいからは午前に走りに行ってという感じで、家では体幹したりとか、あんまりボールを触れる機会はなかったです」

Q、練習再開して身体的な変化は?
「自粛期間中はできる事が限られていたんで、コンディション面も落ちてから全体練習が始まったんですけど、全員で練習する事によって結構仕上がってきてるなあと今感じてます」

Q、明日の対外試合で試して見たい事は?
「ボールを扱う機会が少なかったのと、相手がいるっていうのはなかったので、そこはどれくらいできるかっていうのは楽しみですし、後は怪我をしないようにやれたらなと思います」

Q、7月4日の再開戦への気持ちは?
「普通じゃない感じで始まると思うので、試合もどういった雰囲気になるか分からないので少しどうなるんだろうなという楽しみみたいなのもありますけど、勝った姿をサポーターに見せたいなと思っています」

Q、当面無観客だが、サポーターへの想いは?
「自粛期間中に試合が行われなかったので、早く試合見たいなと思ってくださってる方も多いと思うので、勝った姿を見せて、スタジアムに来られる時には強いガンバを見せられたらなと思ってます」

Q、過密日程で複数ポジション求められると思うが?
「僕に限らず他の選手もそういう状況になり得る選手が多いと思うので、スムーズのこなせるように今も練習しているので、僕はそんなに不安には感じてないです」

Q、今シーズンの個人的な目標は?
「1試合でも多く勝ちたいですし、J2降格はなくなりましたけど、優勝はあるので、開幕戦勝っているので一つずつ勝利を積み重ねていきたいなと思っています」

Q、リーグ当初のハイプレスというスタイルは続行?
「自分たちがやってきたことは継続しようと言って練習もやっていますし、全部が全部いけるわけでもなくなりますし、夏にもなってきているので、そこら辺の試合の流れを読んだりペースは大事になってくるかなと思ってます」

Q、チームメイトと久々に会って感じた事とサッカーをする楽しさは?
「チームのみんなと顔を合わせてスタッフもそうですし、皆と練習できる事が当たり前だった事から、難しくなって、また再開できるってなって、当たり前だった事って感謝しなきゃいけないんだと身に染みて感じたので、こういう状況になる前から1日1日大事にしたいなと思ってましたけど更にそういう気持ちみたいなのは高まりました」

Q、監督が夏場の過密日程を踏まえてポゼッションを高めると言っていたが?
「夏場ってなると、自分たちがリアクションで守備をするよりもボールを持っていたりだとか、自分たちからアクションしていく方が体力的にも気持ち的にも優位に進めるので、ポゼッションを高めるのは大事だと自分も思っています。ただ、ポゼッションを高めるのは良い守備から入らないといけないので、ボールを奪った後、しっかり相手の切り替えに奪われずにボールを回すっていう事ですし、ボールをたくさん取りにいくというガンバらしいサッカーだと思うので、僕も良いと思っています」

Q、チーム内でもポゼッションを高める練習はしている?
「攻撃から守備とか、守備から攻撃への切替えは監督やコーチからも強調されている事なので、さっきも言ったように守備が大事になってくると思ってますので、自分でもビックリしましたけど、意外と激しめにやってます」

<21 矢島慎也 Yajima Shinya プロフィール>
1994年1月18日生まれ 26歳
埼玉県出身 
ポジション:ミッドフィルダー
2016リオ五輪日本代表

小野瀬康介選手 インタビュー

Q、現在のコンディションは?
「今週になってだんだん、ボールのフィーリングや体のキレも良くなってきてるかなという感じですかね」

Q、再開したときはボールの感覚などに違和感があった?
「最初は皆んなとサッカーできるのが楽しくてそんなに気にしてなかったんですけど、いざゲーム形式の練習だったりした時に、目が慣れてなかったり、体がついて来なかったりは、先週は強く感じましたね」

Q、どういう風に感覚を取り戻そうとしている?
「できるだけ、ボールに絡むようなプレーというか、ミスしても気にせず、どんどんボールに絡んでいって体を慣らしていくとか、フィジカルの部分ではちょっと多めにやったりというのは心掛けてやってます」

Q、自粛期間はどう過ごしていた?
「僕はチームから許可をもらって車で実家に帰ってたんですけど、食事の面は不安なくできてましたし、トレーニングと言っても自分の家の周りを走ったりしかできていなかったので、その影響は最初出たかなという感じです」

Q、サッカーができない中で考えたことは?
「今まで当たり前だった事がすごく幸せだったなと感じました」

Q、多くの時間がある中で新しく取り組んだことは?
「特になくて、何も考えずに過ごしてました」

Q、明日からトレーニングマッチも始まるが?
「どれだけ自分が試せるかというのを試せる時ですし、ミスを恐れずチャレンジというか、色んな事をやっていけたらと思ってます」

Q、無観客での再開ですが?
「無観客でも再開できるのは嬉しいことだし、やるからには絶対タイトルに向かってブレずにやっていきたいです」

Q、サポーターに向けて
「その場では一緒に勝利とかは味わえないですけど、DAZNだったり、色んなところで見れると思うんで、サポーターに見られてると思って、皆さんが日々の生活を頑張っていけるように、僕たちもしっかりプレーで見せていけたらなと思ったます」

Q、今シーズンの目標は?
「二桁ゴールというのは目標にしてますし、ウィングバックで出るのかっていうのはありますけど、出来るだけゴールに絡むプレーを見せたいです」

Q、Zoomの背景には思い入れが?
「全然(笑)携帯開いたらこれだったんで、これどうやって直すのかも分かってないんで、いつやったんだろっていう感じで僕も困ってます」

Q、昨シーズンは30試合出場8ゴールでしたが、自分では満足?
「チャンスはあったんで、もっとできたかなというのはありますけど、満足したら終わりなんで、今シーズンどうなるか分からないですけど、去年よりも上を目指してやっていきたいなと思ってます」

Q、J1でもやっていける手応えは?
「そうですね。周りの選手に助けられながらも自信を持って出来てましたし、それはありますね」

Q、改めてJ1での3シーズン目の目標
「チームがタイトルを獲る時のシーズンで一番活躍していたいです」

<8 小野瀬康介 Onose Kosuke プロフィール>
1993年4月22日生まれ 27歳
東京都出身
ポジション:ミッドフィルダー

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