J3昇格にわずかながら可能性を残すFC大阪が迎えたJFL最終戦。
FC大阪がJ3昇格を果たすためには、この試合に勝利した上で、他会場の結果次第という条件の下、前節に優勝を決めたヴェルスパ大分とアウェイで対戦しました。
■J3リーグ昇格条件■
FC大阪は勝利した上で、
①Honda FCが敗戦、いわきFC、ヴィアティン三重が引き分けもしくは敗戦のとき。
②Honda FCが引き分け、いわきFC、ヴィアティン三重が引き分けもしくは敗戦のとき、FC大阪は7点差以上での勝利。
晴天に恵まれた大分・昭和電工サッカー・ラグビー場。前節イエローカード2枚で退場となったDF橋本侑紀、累積警告で出場停止のDF舘野俊祐がメンバーに入れず、両サイドバックに前田悠斗と齋藤隆成を配置し、CBにキャプテン岩本知幸と附木雄也が担うディフェンスラインとなります。
立ち上がりから徐々にペースを掴んできたFC大阪は、13分、2試合連続スタメンのMF大山武蔵が外に持ち出しながら、鋭いクロス。ゴール前に詰めたFW川西誠が合わせますが、GKのファインセーブで弾かれてしまいます。
17分、後方からの縦パスを受けたFW塚田卓が、大分GKが飛び出しているのを見逃さず、ロングシュート!ボールは無人のゴールに転がり込んだかと思われましたが、相手DFにゴールラインギリギリでクリアされてしまいます。
チャンスをものにできないFC大阪は30分、敵陣からのロングボールに反応したGK田中大貴でしたが、そのこぼれたところを大分MF薮内健人に詰められ、先制点を取られてしまいます。
なんとか同点に戻したいところでしたが前半終了間際、MF薮内に追加点を奪われて0-2。リードを広げられて前半を折り返します。
メンバーの交代をせずに後半に入ったFC大阪は、チャンスを作りながらも、ゴールネットを揺らすことができません。
58分、中央からボールを持ち上がった町田蘭次郎から、縦パスを受けた川西がゴール前で切り返してシュートを放つものの、惜しくもサイドネット。得点を奪うことができません。
59分に塚田に代えてFW濱野雄太を投入、さらに73分には江郷下、木匠、大山に代えて、DF美馬和也、MF和田幸之佑、MF水野匠弥の3枚のカードを切って、反撃の糸口を掴みにかかります。
すると78分。左サイドから大分MF瓜生に強烈なシュートを打ち込まれ3点差とさらにリードを広げられてしまいます。
81分に川西に代えてFW横野純貴を投入しますが、反撃の狼煙を上げることができず。結局、今季のJFL王者・大分の堅い守りを破ることができず、3-0の完敗となってしまいました。
一方で、同時刻で開催されていた他会場の結果を見ると、昇格条件の対象となる、HondaFC、いわきFC、ヴィアティン三重がともに敗れていて、FC大阪は勝っていればJ3昇格できていたという悔いの残る結果となってしまいました。
1年間チームを率いた塚原監督は試合後の円陣で、「めちゃくちゃ悔しい。すぐ切り替えるのは無理だと思うけど、もう一回来年チャンスを掴み取っていけるようにやっていきましょう!」と目を充血させながら、絞り出すように伝えていました。
今シーズン6勝2分7敗の成績で8位に終わったFC大阪。
あと一歩のところでチャンスを掴み損ねた悔しさを糧に、来シーズンのJ3昇格を期待しましょう!
塚原真也監督 インタビュー
DF13 岩本知幸選手 インタビュー
DF39 附木雄也選手 インタビュー
FW11 川西誠選手 インタビュー
FW19 塚田卓選手 インタビュー
FW34 大山武蔵選手 インタビュー
LIVE配信
関連記事
おすすめ記事
- 第523回 2024年11月23日放送
- 【アーチェリー】 パリ五輪代表 野田紗月(24=ミキハウス)
〜日本のエースアーチャーが見据える未来〜