今節で前半戦を終えるJFL。今シーズンは強豪のHondaFCから勝利をあげるなど好調な滑り出しを見せたF.C.大阪でしたが、3連敗の後に3試合連続引き分けと、ここ6試合白星から遠ざかっています。特にここ3試合は先制を果たしながらも試合終了間際に追いつかれてのドローという状況が続いていて、前半戦の最終戦となるホンダロック戦ははなんとしても勝ち点3を積み上げたいところ。
会場となる宮崎市生目の杜運動公園陸上競技場は、前日からの大雨の影響でピッチ全体が水たまりの状態。雨こそ試合前に上がったものの、至るところでボールが止まるようなピッチコンディションの中で試合が行われました。
スタメンには第13節以来となる5試合ぶりにMF久保吏久斗、FW大山武蔵の両翼が名を連ね、また今シーズンリーグ戦では初めてFW田中直基がベンチスタートとなりました。
前半、ピッチコンディションの影響で得意のスピードを生かしたプレーができないF.C.大阪ですが、ロングボールやロングスローといった普段とは異なった戦い方で相手ゴールに迫ります。しかしゴール前まではボールを運びながらも、あと一歩のところでボールが転がらず、相手にボールをインターセプトされたり、クロスボールが相手GKの正面となりキャッチされるなど、シュートチャンスまで持ち込むことができません。
その一方、時折クリアボールを相手に拾われ自陣まで持ち込まれますが、F.C.大阪のディフェンダー陣がしっかりと体を張り、相手にチャンスを作らせません。
40分、GK田中大貴からのフリーキックから、最後はFW久保吏久斗がペナルティエリア内でシュートを放ちますが枠を捉えることができません。さらに前半アディショナルタイムにも久保が絶妙なクロスボールを相手ゴール前に上げるものの、間一髪でクリアされ得点とはならず。前半は圧倒的に試合の主導権を握りながらも0-0のまま前半をを折り返します。
後半に入ってもピッチコンディションは改善されることなく、逆に部分的にボールが転がるポイントが出てきて、前半よりも判断が難しい状況となります。
そんな状況でも先に決定的なチャンスを迎えたのはF.C.大阪。54分、コーナーキックのボールをMF齊藤隆成が頭で合わせます。しかしこのシュートはゴールライン上にいた相手選手にクリアされ得点とはなりません。
さらに65分、センターライン手前でファールを受けたF.C.大阪は、GK田中大貴からのフリーキックを途中出場のFW田中直基が頭で合わせます。一度は相手ディフェンダーに当たるものの、このこぼれ球をMF町田蘭次郎が頭で押し込み先制。F.C.大阪は4試合連続で先制点を奪います。
まずはこの1点をしっかりと守りたいF.C.大阪は70分、相手のロングボールをゴール前で競った際にファウルを取られ、相手に直接FKを与えてしまいます。しかしこのピンチをGK田中大貴がファインセーブで弾き、得点を許しません。
1点リードで迎えた後半アディショナルタイム、ホンダロックのCKはペナルティエリア内にいたホンダロックDF中島拓真が頭で合わせますが、これをGK田中大貴が超ファインセーブでシュートストップすると、そのこぼれ球はディフェンス陣が体を投げ出して相手のシュートをヒットさせず、そこで終了のホイッスル。最後まで集中力高く1点を守りきったF.C.大阪がリーグ戦では5月15日の第10節以来7試合ぶりの白星を掴み、暫定ながらもJ3昇格圏内にとなる3位に再浮上して、前半戦を折り返しました。
次回のホームゲーム
7月25日(日)14時キックオフ
JFL第18節 F.C.大阪 vs 東京武蔵野ユナイテッドFC @東大阪市花園ラグビー場 第2グラウンド
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