3年連続の天皇杯出場に王手をかけたFC大阪は、関西社会人Div.1の阪南大クラブとの一戦。
前半からアグレッシブに相手ゴールに迫るFC大阪は17分。
DF6館野が左サイドからペナルティエリアに侵入したところを倒され、PKを獲得すると、これをFW15久保が落ち着いて決めて先制点!久保はFC大阪加入後初ゴールとなります。
その後両チームとも得点を決められず、1-0で終わるかと思われた前半アディショナルタイム、右サイドからのクロスを阪南大クラブに合わされ失点。1-1で前半を折り返します。
後半に入り、球際の攻防がさらに激しさを増し、ボールの奪い合いとなります。
56分、FW15久保のシュートはクロスバーを叩き得点ならず、均衡を勝ち越し点を奪えません。
ベンチは71分にFW川西、77分にはFW塚田と攻撃的な選手を投入するも、なかなか最後の1本がつながらず得点に結びつきません。
このまま延長戦に突入するかと思われた後半アディショナルタイム、左サイドで、FW9塚田、MF14須ノ又とつなぎ、最後は川西が落ち着いて決めて勝ち越しに成功!これが決勝点となり、FC大阪は3年連続5回目の天皇杯 大阪府代表の座を勝ち取りました。
和田治雄(わだ・はるお) 監督 試合後インタビュー
Q.今日の試合を振り返って
A.阪南大クラブは非常に、阪南大学の中でいけばBチームですけど、個々の能力が非常に高いですし、チームもまとまっていて。近畿大学を破っての決勝進出というところだったので、凄く警戒しましたし、準備はきっちりやって試合に臨みました。予想通りに前半から攻守にアグレッシブにプレーしていたので、そこは想像以上のところもありましたし、その中でいい形で先制できたので。
唯一、前半の途中から、ちょっと簡単に相手にプレーさせすぎたかなというところがあったと思いますし、この間の奈良クラブでもあったので、そのあたりは改善が必要かなと思います。
その中で実際に終了間際で失点してしまって、同点に追いつかれて、ちょっともったいない試合の流れでしたけど。選手たちもその辺は上手くハーフタイムで切り替えることができて。
後半は若干相手も疲れが出てきた感もあって、こちらが押し込む時間は長かったと思うんですが、なかなか決まらない中で。交代で出た選手がきっちりと仕事をして、塚田にしても川西にしても。いい形で、最後はなんとか出場権を獲得できたという試合だったと思います。
Q.前半終了間際の失点で同点となって、ハーフタイムの選手に伝えたことは?
A.奈良戦でもそうですけど、簡単にクロスを上げさせないというところをもう少しきっちりということ。ただ全体としては悪くなかったので、今のままで。そういう声は選手からも出ていたので、そういう意味では冷静にやれているのかなと思いました。
Q.久保選手の起用の意図は?
A.練習で非常に良かったということ。あと阪南大クラブにボールを持たれたときにある程度プレッシャーをかけに行ける、その強度を保つことができるということで、あの二人にしました。
Q.川西選手の評価は?
A.単純に得点を取るという意欲であったり、熱意というのは非常に高い選手なので。ただ、今日のゲームはトータルで考えたときに、それ以外の部分を優先させたということはありました。きっちり仕事をしてくれたと思います。
ただ、あの得点に関して言えば、塚田があそこで上手いこと後ろにすらして、それを須ノ又がきっちりとそれを狙って走っていた。僕の角度から見たときに、GKがいいポジションをとっていたので、須ノ又はどうするのかなと見ていましたけど、シュートを打ちたくなるシーンですけど、落ち着いてパスを選択した。川西がそれを信じて、ゴール前まで走っていた。そういう意味では全員の良いところが出たゴールだと思います。
Q.3年連続の天皇杯ですが?
A.天皇杯ではいつもJリーグ勢に跳ねかえされているので、今年はJリーグのチームを倒せるような戦いができたらと思いますし。1回戦、MIOは同じJFL勢なので、そこは全力でぶつかって、何としても2回戦に駒を進めて。その上で今年こそは、Jリーグのチームを倒せるように頑張りたいと思います。
Q.来週は初のホームタウン東大阪での試合ですが?
A.ホームタウンになった東大阪での初めての試合ですから、クラブにとっても大きなイベントだと思いますし。もちろん勝利を目指して戦いますけど。また観たいな、また来ようと思ってもらえるようなゲームをできたらいいなと思っています。
FW 15 久保賢悟(くぼ・けんご)選手 試合後インタビュー
Q.優勝しての心境は?
A.勝てたことはすごくうれしいです。
Q.久しぶりのスタメンでしたが?
A.前の試合に負けていて、チームの勢いを変えるという意味で、僕がスタメンになったので、やってやろうという気持ちは強くて。PKになった時も蹴りたかったというをくみ取ってくれて、みんなが賢吾行けって言ってくれたので。入って良かったです。
Q.3年連続天皇杯出場について
A.メンバーはいっぱいいるので、チーム全員で勝てるようにやっていきたいです。
Q.来週は花園で、初のホームタウンでの試合になります。
A.ホームタウンで絶対に負けられないとみんな思っているので、チーム一丸となって勝ちたいと思います。
Q.次週に向けての意気込みを
A.また得点できるように頑張ります!
11 FW 川西誠(かわにし・まこと)選手 試合後インタビュー
Q.川西選手のゴールで優勝を決めました。今の気持ちを教えてください。
A.先制点を取って、追いつかれて厳しい状態の中で、点を取れて勝てたというのはデカいと思いますし、個人的にもうれしいと思いますし、チームとしても前の試合に負けている中で、今日の試合勝てて、いいリズムで次の試合に行けると思うので、その面ではすごく良い試合だったかなと思います。
Q.ベンチスタートでしたが、試合はどのように見ていましたが?
A.同点に追いつかれてからも、監督には点が欲しい時に出すと言われていたので、いい準備をするだけだったので、いい準備ができたのかなと思います。
Q.ゴールの瞬間を振り返ってください。
A.卓さんが競って、スノ(須ノ又)が来た瞬間に、スノが出してくれるって信じて走って、スノも僕の動きを見て出してくれて、それが決勝点になったということがすごくうれしいですし。スノとのコンビは練習通りかなと思います。
Q.3年連続天皇杯出場となりました。
A.1回戦は滋賀代表のMIOに勝利して、ジャイアントキリングを起こせるように頑張っていきたいと思います。去年はマリノスに負けてしまったんですけど、今年はベガルタ仙台に勝って、サッカーファンにFC大阪は強いぞって言われる大会にしたいと思いますし。一人でも多くのFC大阪ファンが増えたらなと思うの中で。メディアの方々が取り上げてくれるので、個人的にも頑張りたいと思います。
Q.来週は初の東大阪・花園での試合となりますが?
A.色々な思いはあるんですけど、思い過ぎずに、まずは目の前のヴェルスパ大分。いつも通りのプレーをして、チーム一丸で勝てるように頑張っていきたいと思います。
見ていただいた方々が、FC大阪強いなと、見ていて面白いなっていうサッカーをしたいですし。それ以上に結果にこだわって、来ていただいた方々に勝利をプレゼントできるようなゲームをしていきたいです。
Q.最後に意気込みを
A.絶対勝てるというか、勝つと約束します!見に来てください!
あすリートチャンネルでは、今シーズンのFC大阪の全ホームゲームをライブ配信いたします。
次回のホームゲームは、
5月18日(土)13:00 FC大阪 vs 大分 @花園中央公園多目的球技広場
クラブ史上初のホームタウン東大阪・花園でのホームゲームです!
ぜひスタジアムを満員にしてFC大阪を応援しましょう!
LIVE配信
関連記事
おすすめ記事
- 第523回 2024年11月23日放送
- 【アーチェリー】 パリ五輪代表 野田紗月(24=ミキハウス)
〜日本のエースアーチャーが見据える未来〜