◆報知新聞社主催 JOCジュニアオリンピックカップ 第32回全国都道府県対抗 中学バレーボール大会第2日
▽女子準々決勝 福岡2(25―22、25―17)0愛知(27日、丸善インテックアリーナ大阪ほか)
男女の決勝トーナメント(T)が行われ4強が出そろった。女子は福岡が2回戦で昨年優勝の大阪北をストレートで破り、2年連続の4強入り。福岡女学院で今夏の全国中学体育大会3位の南陽菜主将(3年)がチームを引っ張った。大阪北は史上3チーム目の2連覇を逃した。準決勝と決勝は28日に大阪市中央体育館で行われる。
南がコート上で声を張り続けた。点を取ってもすぐに追いつかれる苦しい展開の中で「ここ我慢せんといけんよ」とチームを鼓舞。南のトスにダブルエースの佐村真唯、折立湖雪(ともに3年)が応え、優勝候補の大阪北と愛知を破り4強進出。「チーム一丸となって戦えた」と笑顔を見せた。
母・葉子さん(45)は社会人で全日本総合に出場経験を持つジュニア指導者。赤ちゃんの頃から母に連れられ、体育館が遊び場だった。葉子さんは「家でもテレビで春高バレーを見たり、バレーの動画を見ている。あの子からバレー取ったら死んじゃうかも」と明かした。
今夏の全国中学体育大会はリベロで出場し、3位に終わった。「今大会は攻撃もフルで参加できる。全中で果たせなかった夢をここで果たしたい」。身長は161センチ。元全日本の竹下佳江さんに憧れる“縁の下の力持ち”はリベンジに燃えている。(宮下 京香)
(写真)試合中、選手に声をかける福岡・南陽菜主将(左)
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