◆JOCジュニアオリンピックカップ 第31回全国都道府県対抗 中学バレーボール大会最終日 ▽女子決勝 大阪北2―0熊本(28日、大阪市中央体育館)

 女子は大阪北が決勝で熊本を2―0で下し、4大会ぶり2度目の優勝。金蘭会で今夏の全国中学校体育大会を制した西崎愛菜主将、エースの川上良江(ともに3年)らを軸に全試合ストレート勝ちと圧倒した。男子最優秀選手(JOC杯)は福岡の柳北悠李、女子最優秀選手(JVA杯)は徳島の西川吉野主将(ともに3年)が選ばれた。

 勝つべくして勝った。喜びと達成感が大阪北の12人を包んだ。決勝でチームトップ13得点の川上は「絶対決めたいと思って、思い切り振り抜いた。団結して日本一を取れた」。セッターとして攻撃のタクトを振った西崎主将も「最初(結成時)はプレーにつながりがなかったけど、練習を重ねてまとまってきた。この仲間で優勝できてうれしい」と感慨に浸った。

 大阪には2015年全日本高校選手権優勝の金蘭会、同準優勝の大阪国際滝井など強豪の高校がひしめく。4か月の準備期間では十数校の練習に参加する“出稽古”を重ねた。大会直前は高校生と練習試合も経験し、年上の強烈な球に食らいついた。「ウチは粘り強くレシーブして攻撃につなげるスタイル。高校生のスピードに慣れさせたかった」と信田益男監督(59)。岡山、広島、徳島、神奈川など有力県にも遠征を重ね、着実に力を高めた。

 今大会代表は12人全員が3年生。来春からはそれぞれの高校で技術を高め合う。「憧れは(元全日本の)竹下佳江さん。いつか(五輪に)行きたい」と西崎主将。中学有終の日本一は未来への出発点だ。(細野 友司)

(写真)優勝して喜ぶ大阪北の選手たち

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