秦 澄美鈴 HATA SUMIRE プロフィール
1996年5月4日生まれ 大阪府八尾市出身
出身校:山本高校―武庫川女子大学 シバタ工業所属
好きな食べ物:焼き鳥、チョコレート
【特集】 走り幅跳び、秦澄美鈴選手(大阪・八尾市出身)~東京五輪への挑戦~
憧れの舞台、東京五輪
大阪府八尾市出身、陸上・走り幅跳びを専門種目とする秦澄美鈴選手(シバタ工業所属)。2019年の日本チャンピオンは、今シーズン開幕前の2月に、東京五輪への想いをこう語りました。(秦)「オリンピックの参加標準(記録)を超えることが一番の目標。楽しみにしてくれてる人がたくさんいるので、期待には応えたいし、オリンピックはやっぱり本当に特別なので、そこに向けて本当に頑張りたい、っていうただその一言」(当時24歳)。
モデルジャンパーが見据える東京五輪
秦選手は、所属企業(シバタ工業)の製品モデルも務める「モデルジャンパー」。
その多才ぶりから、各方面で注目を集めており、東京五輪出場への周囲の期待も高まっていました。
2か月後に見せた急成長、自己ベスト20cm更新のビッグジャンプ
東京五輪へ強い決意をにじませた秦選手ですが、取材当時の2月の自己ベストは6m45cm。東京五輪の参加標準記録は6m82cm。約40cmの差があり、出場は厳しいと見られていました。しかし4月に行われた兵庫リレーカーニバルで、6m65cmという、自己ベストを20cm更新する大ジャンプを見せます。(秦)「驚きはあったんですけど、その前の週とかの調子から言えば、これぐらいは妥当かなっていう気持ちではありました。でもやっぱり6m65cmっていう記録は、今まで6m50cmの壁を破れなかったので、すごくうれしかったです。」参加標準記録までは、あと17cmに迫り、選考会まではあと2か月。夢だった東京五輪出場が現実のものになってきました。
そして6月。東京五輪出場の選考会となる陸上、日本選手権。秦選手の地元である大阪で行われました。出場への条件は、優勝、かつ参加標準記録(6m82cm)を突破することです。しかし、秦選手5回目までで1位に立ちますが、記録は6m40cm。最終6回目の跳躍、大ジャンプを見せますが、ファウル。2度目の日本一に輝きますが、東京五輪出場はならず、ここで夢舞台への挑戦は終わりました。
あれから2か月、新たな挑戦がスタート
東京五輪閉幕後の8月。秦選手が胸の内を明かしました。(秦)「オリンピックに出ている、一流の選手たちが開会式で歩いているのを見て、すごくいいな、かっこいいなと思って見ていました。」夢舞台には立てなかったものの、新たな挑戦は始まっていました。(秦)「パリがもう一番の目標です。あと3年しかないんですけど パリオリンピックに向けて、自分のやるべきことをもうちょっともう一回頭の中で整理して、世界選手権とか世界の経験を積んで、タフさ、自分を強く持てるような自信をつけられるような3年間にしたいなと。パリではメダル争いに食い込めるように頑張りたいと思います」28歳で迎えるパリ五輪。夢舞台へ、美しく跳び続ける秦選手から目が離せません。
前回放送分(2021年2月)の動画です。
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