「お腹がスース―した」新しいユニフォームと共に快走

昨年の高校総体100mを11秒85(向かい風0.7m)で制した、陸上女子短距離界のホープ・藏重みう選手。ことし4月、甲南大学に入学したばかりの彼女がデビュー戦として挑んだ第77回出雲陸上競技大会(4月16日)では、タイム決勝3組で1着(全体6位)。雨と2.1mの向かい風の中、新しいユニフォームと共にレースに挑んだ藏重選手の心境は…。
(藏重)「高校2年生のインターハイ前から、タンクトップ型のユニフォームを着ていたんですけど、久々にセパレート型を着て…。お腹がスース―しました(笑)」
新鮮な気持ちと新しいユニフォームで挑んだデビュー戦。自身のパフォーマンスについて、このように振り返ります。
(藏重)「雷雨で待たされた時に、自分の気持ちと集中力が一度、少し切れてしまったんですけども…。やはり再アップする時に、周りの環境(他の選手)が上手く集中している環境だったので、そこを上手く活用しながら、自分も集中することができたので良かったなと思います」
「二次加速以降が新たな課題」着順1位も、次なる課題へとまい進

雨と向かい風の悪天候の中、精神的にも試された今回の大会。次への課題も見えたレースだったと話します。
(藏重)「(決勝の)組の中では、着順としては1位でしたが、自分の課題である二次加速以降…特に後半で少し間延びしてしまった動きがあったので、こういった部分は今後の新たな課題だなと思っています」
甲南大学に入学して、もうすぐ1カ月。新生活や新しい練習環境についてもポジティブな印象を持っているといいます。
(藏重)「甲南大学に入学してまだ2週間なのですが、大学の雰囲気や練習環境にも慣れてきました」
「シニアで実力を出し切れるか試したい」目指すは決勝ラウンドへの進出

4月21日から23日にかけて平塚市(神奈川県)でおこなわれる、日本学生陸上競技個人選手権大会にも出場予定の藏重選手。大会に向けての意気込みは…。
(藏重)「今度は学生の大会ではなく、シニアの大会になるんですけど…。インターハイと同じ世代のメンバーと戦うということになるので、その中で自分の実力がしっかり出し切れるかどうか試したいなと思っています。決勝ラウンドに進めたらいいなと思っています」
目指すは、決勝の舞台での戦い。高校記録覇者の新天地での活躍に、大きな期待と注目が集まります。
(読売テレビ「あすリート」)
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