2月3日、大阪城ホールで開催された日本インドア陸上競技選手権に多田修平が出場。
シニア男子60mを2レース走りました。
その1レース目が6秒58、自己ベストの6秒66を大幅に更新、
朝原宣治が1997年(22年前!)にドイツでマークした日本記録6秒55に100分の3秒に迫り会場を沸かせました。
独特の低いスタートは「まだまだ筋力不足で浮いてしまった」(本人談)という多田、
それでも去年苦しんだ「序盤30mの加速は徐々に戻ってきている」とトップスピードでフィニッシュラインを切りました。
追いこんできた大阪ガスの川上を振り切った多田は、自分の走りに納得したのか珍しくガッツポーズ。
タイムを確認してふたたび拳をあげる会心のレースでした。
レース後のインタビューで語った今年の目標は6月の日本選手権100mで優勝し、8月の世界陸上で結果を残すこと。
「僕は試合に多く出て調子を上げていくタイプなので」と5日にはアメリカ合宿へ旅立ち、
現地でインドアのレース(60m)を2試合予定しているとのこと。
この春、関西学院大を卒し住友電工に入社、新たな一歩を踏み出す2019年の多田修平、期待させてくれそうです。
多田修平 レース後のコメント
「6秒60か70ぐらい出たらいいなと思ってたんで、タイムにびっくりしましたね。
(浮いてしまう)スタートを完璧にすれば、日本新とかも普通に出ると思ってるんで、
そこが課題なんで、そこをしっかり直していって、しいかり走れるようにしたいなと思います。」
ところで…
初めて室内陸上の映像を見て驚いた人もいたでしょうね。
室内陸上のスプリント種目ってフィニッシュ後、選手は壁に体当たりするんです。
壁には衝撃吸収のマットがはられているんです。
世界インドア選手権では世界のトップスプリンターたちの体当たりが見られるんです。
続いて、この大会後に大阪城ホールで行われた多田選手の握手会の映像とインタビューもご覧下さい。
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