【セレッソ大阪】柿谷曜一朗 ダービーが無観客になるのはすごく残念です!

2020年05月29日 / サッカー

25日からチーム練習が再開しているセレッソ大阪。
完全に非公開の中でのトレーニングでは、グループに分けて少人数での練習とし、まだ接触プレーやゲーム形式のトレーニングは行っていないという中でのコンディション調整が続いています。

練習再開についてFW8柿谷曜一朗選手は、「仲間と一緒にグラウンドでボールを蹴るというのは、今までは普通のことだったのに、それは普通のことではなかったのだなと。一日一日の練習だったり、みんなで過ごす日を大事にしないといけない」と、チームメイトと一緒に練習できることの大切さを再認識していました。

練習中に笑顔を見せる柿谷選手

7月上旬のJリーグ再開が見込まれる中で、当面は移動を減らすために地域を分けての開催されることを検討しているという話題に対し、柿谷選手は、「相手に関しては僕らは何も言わないですけど、一選手としてダービーを無観客でやるのは抵抗があるというか、セレッソファン、ガンバファンが一番楽しみにしてると言っても違いはないのかなというくらい、大阪ダービは僕たち選手も盛り上がりますけど、サポーター同士も1年で数回ある、すごい楽しい試合というのを見せられないというのは僕らもすごい残念です」と、無観客で行われる大阪ダービーに寂しさを感じていました。

また自粛期間中にインスタグラムなどのSNSを利用してファン・サポーターとの交流を積極的に行なってきた柿谷選手は、先日亡くなった元女子プロレスラーの木村花さんの問題にも言及し、「最近問題になった誹謗中傷は僕でも来るし。ちょっとやっただけの僕に対しても来るということは、木村花さんのこととかはSNSで発信しているからこそ、めちゃくちゃ考えさせされる時間があって、すごい落ち込んだと言うか、なんとかできへんかなと思った。自分から発信してやめさせることはできないかもしれないけど、ちょっとでも少なくできるような活動はしたいかなって、嫁と相談するようにはなりましたね」と、SNSなどで発信することの意味、自分の発信する言葉の重みを考える時間になったと答えました

MF5藤田直之選手 「練習初日は感覚が鈍っていた」

そして、セレッソ2年目のシーズンとなるMF5藤田直之選手は、オフシーズンでも1ヶ月まるまる動かないことはなかったと振り返りながら、25日に練習再開をしてみて、ボールを触った時に、パスのズレが生じたり、感覚が少し鈍っていることを感じたと、サッカー人生で初の出来事に戸惑いを感じていました。

その一方で、サッカー以外の過ごし方については聞かれると、毎日子供たちと遊ぶのが日課だったという藤田選手。「上の子も小学校に上がってるので、これから親子の時間も少なくなっていく中で、こういう機会を少しでもポジティブに捉えるのであれば、子供とより密に過ごせると言うことで、同じ時間を共有できると言う前向きな捉え方をして、たくさん子供たちとは遊ぶようにしました。」と、家族との貴重な時間を過ごせたと答えてくれました。

柿谷曜一朗選手 インタビュー



Q.自粛期間中はどういう心境で過ごしていた?
サッカーできなくて、サッカーしたい気持ちがストレスというか、サッカーしたいとずっと思っていて、みんなに会えて、楽しいです。

Q.練習して感じたことは?
グループに分かれていますし、ゲームに近い練習はできないですけど、仲間と一緒にグラウンドでボールを蹴るというのは、今までは普通のことだったのに、それは普通の事ではなかったのだなと。1日1日の練習だったり、みんなで過ごす日を大事にしないといけないと思いました。

Q.リーグ再開に向けてのコンディションと心境は?
練習が中断する前はもう少し肌寒かったけど、練習が再開して外に出て練習をするとかなり暑いので、コンディションは戻りやすいと思います。ちょっとした体を動かしたり、練習することでもかなり汗かくのでコンディション的には一気にトップパフォーマンスになっていくんじゃないかと思うし、みんなサッカーできなかった分、積極的に体を動かしているので、いつ再開しても、いつ試合があってもいいように準備はできていると思います。

Q.今日にも日程が発表されるが?
やって本当に大丈夫かなっていう心配もありますし。試合をやることが全てではないような気も自分の中ではしていて、一人一人意見が、地域によっても違うだろうし、県によっても違うだろうし、一人ひとりの意見がぶつかりあうより、日本、全チームが統一して決断できればいいかなと思うので、僕らは再開できてますけど、まだ練習できていないチームもありますし、自分たちのチームだけというよりは、全チーム、Jリーグが連動してリスペクトし合いながら、試合に向かうのが一番いいのかなと思います。

Q.日程が近隣のチームでの対戦で、ダービーの可能性もありますが?
相手に関しては僕らは何も言わないですけど、1選手、1人としてダービーを無観客でやるのは抵抗があるというか、セレッソファンガンバファンが一番楽しみにしてると言っても違いはないのかなというくらい、大阪ダービは僕たち選手も盛り上がりますけど、サポーター同士も1年で数回あるすごい楽しい試合というのを見せられないというのは僕らもすごい残念ですし、なんとかならないかなという一意見は持っていますけど。ただ、熱い戦いを見せることというのもみんなを励まして、勇気を与えることになると思うので。Jリーグの決定に従いますし。どことやろうと準備だけしておきます。

Q.無観客試合での意識があれば
あまり指示を大きい声で言わないことですかね。絶対に相手に聞こえると思うので。分析の映像に全部声が載ると思うので、あまり大きい声は出さない方がいいかと感じています。

Q.Jリーグはコロナに対する検査を考えているようだが、検査等への考えは?
やるに越したことはないと思いますけど、実際僕らセレッソの選手全員がどうかはわからないですけど。僕個人の意見で言うと本当に誰とも接触してないので、かかってる可能性は限りなく0日回と思うので。すごい高いんですよね?足りてないとも聞くから、僕らに使うのはどうかなとも思います。自分の身を守ると言うか、自分のことを知れるというのでやりたいとは思いますけど、俺が決めていいことかなと思います。

Q.本当に毎日インスタライブをしてファンと交流していたが、自分の価値を再認識したのではないか?
まずSNSに関してはここまで中断すると思ってなくて、軽い気持ちで始めてしまって。まさか50日くらいやらなあかんようになるとは思ってなかったから。早よ練習始まれ、練習の報告をさせろと、それにつきます。楽しかったですけど、あんまり向いてないかなと思ってました。その中でも応援してくれてる人とか、「力になりました、勇気をもらいました」ってコメントを見るとるとやってよかったなって思った。

ただ、最近問題になった誹謗中傷は僕でも来るし。そういうのを始めて何日もやってる、ちょっとやってただけの僕に対しても来るということは、木村花さんのこととかはSNSで発信しているからこそ、めちゃくちゃ考えさせされる時間があって、すごい落ち込んだと言うか、なんとかできへんかなと思ったけど。自分から発信してやめさせることはできないかもしれないけど、ちょっとでも少なくできるような活動はしたいかなって、嫁と相談するようにはなりましたね。
もともとそういうのはわかっていたけど、改めて感じさせられたと言うか、発信する側として、言葉も気をつけないといけないやろうし、いろんな人がいると言うのは改めて感じさせられたかなと思います。
だからこそ自分たちがSNSで発信していくと言う過程の中で、僕らもお手本にならないとあかんし、人を傷ついたりすると言うのは、コロナで自粛せんと遊びに行ってるようなもんやし、すべてが大切な人とか仲間を守るために、守らなあかんなというのはすごい考えさせられたから、(リーグが)始まって僕らの力で、暗い気持ちになってる人たちを明るい気持ちにできればなって、今年1年間はやれればいいかなって思います。

Q.リーグ再開でファンには何を伝えたい?
試合をスタジアムで見させるというか、スタジアムで見て、自分のすごいプレーを目に焼き付けてもらうというのは、自分がサッカーをやっている意味であったり、やりがいでもあるので、それが映像からだけというのは自分も寂しいし、感動が半減してしまうかなとは思うんですけど。
映像やからこそ、巻き戻しても見たくなるようなプレーであったり、得点シーンだったり、最後の最後まで目が離せない試合展開だったり、セレッソが最後まで諦めない戦いだったりというのを違った形で届けられるかなと思うので。スタジアムで見てたらなんだ今の?って言うのは戻せないけど、映像で見ていたらそういう考えでプレーしたんだなって言うのが勉強にもなると思うし。違った意味で楽しめると思うので、そういうプレーを多くできたらと思います。

Q.自身が楽しみにしていることは?
楽しみにしているのは、試合をすることだけですけど、はっきり言ってサポーターがあっての試合ですし、スポンサー、サポーター全てが揃っての試合なんで。サポーターが欠けてしまうと僕たちのモチベーションも上がりにくいですけど、それを言い訳にせずに。むしろ、スタジアムに行って応援したい、すごいプレーを見たいと思わせられるように、しっかりとやるだけかなと思います。

藤田直之選手 インタビュー



Q.4月5月の自粛中ははどういう気持ちだった?
2ヶ月間グラウンドに出れなかった心境は、今までずっと小さい頃からやってきたサッカーができないっていう、思った以上にストレスがあるなと言うか。そういう中でもプロとして再開した時のためにしっかり体を作らないといけないという思いもあり、その難しさというのはあったかなと思います。僕はその中でもポジティブに考えて、今いかにどう体を作るかと言うことを考えて、ポジティブに過ごしてきました。
今週1週間みんなと顔を合わせてトレーニングできたんですけど、すごい楽しいと言うか、気持ちも晴れやになれますし。画面上でみんなの顔をみてオンライントレーニングで見てはいたんですけど、グラウンドに出て顔を合わせてやるという、いままで当たり前だったことが、やっとできて今までのありがたみというのを再確認できたかなって思いますし。いますごいこのことに感謝をしながらサッカーに取り組めています。

Q.どういうコンディション維持はどのようにしていた?
室内だけだと限界があるので、走るメニューとかをやるときには、夜遅い時間、人が歩いていない時間を見計らって、尚且つ人通りの少ない道を走るって言うことを僕はしたりしてました。そういうのもチームから資料をもらっていましたし、そういうことを気をつけながら走ったりしてました。

Q.現状のコンディションはどのくらい戻ってる?
今グラウンドでトレーニングはできていますけど、接触プレーがあるプレーとかは避けているので、ゲーム形式はもちろんできていないので、そう言う意味でのコンディションが何%かっていうのは実戦トレーニングをやってみないとわからないなって言うのが正直なところで。グラウンドに出てきて、初日にボールを触ったなんか時は、少しパスのズレが生じたりとか、感覚が少し鈍っているなと言うのはあったんですけど。そこからトレーニングやって、徐々にパスのズレとかもフィットしつつあるのかなと言うの感覚なので。感覚としては上向きに来ています。

Q.開幕への不安と楽しみは?
オフシーズンでも1ヶ月まるまる動かないとか、ボール蹴らないというのはなかったので、ここまでサッカーボールを蹴らなかったのは今までで初めてで。もちろん不安がないというのは嘘になるんですけど。不安がありつつも一、二ヶ月間サッカーできなかったモヤモヤというのがあるので、やっとサッカーできるという楽しみの方が上回っています。

Q.自粛期間のサッカー以外の時間はどう使っていた?
基本的に家で子供たちと遊ぶというのが毎日。それが基本的な生活でした。それも考え方によっては、上の子も小学校に上がってるので、これから親子の時間も少なくなっていく中で、こう言う機会を少しでもポジティブに捉えるのであれば、子供とより密に過ごせると言うことで、同じ時間を共有できると言う前向きな捉え方をしてたくさん子供たちとは遊ぶようにしました。

Q.再開に向けて、リーグがPCR検査を検討してることに関して?
選手それぞれで考え方は違うと思うんですけど、僕はJリーグが専門家の方達の意見を聞いて検討してくれているので、そこはJリーグの決定を尊重して、それに従うだけだと思うので。それで再開して感染者が出るかもしれないですし。そう言う可能性は排除できないというのは、誰しもわかっていることなので。
仕方ないという言葉で済ましていいかはわからないですけど、そういうことも感じながら、やっていかないといけないのかなと思うので。Jリーグの方が専門医と話し合いの中で決めてくれることなので、しっかりとそれに従ってやっていきたいと思います。


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