

高校新記録、五輪出場、世界選手権出場!期待の新星、谷川亜華葉
去年、高校生で東京オリンピックの出場を果たした期待の新星、競泳・谷川亜華葉(あげは)選手(イトマン/近畿大学)。
今年3月、個人メドレー400mを専門種目とする谷川選手が挑んだ世界選手権の選考会では、東京オリンピックで二冠を達成した大橋悠衣(おおはし・ゆい)選手を破り、初の世界選手権出場を決めました。
世界を目指す19歳の素顔
(谷川)「世界水泳では、オリンピックで達成できなかった決勝進出だったり、楽しむレースというものを実現させたいなと思っています。」
オリンピック、そして世界選手権への出場と夢を次々叶えていく谷川選手。落ち着いた雰囲気と、水泳と真摯に向き合う姿勢が印象的な彼女は、地元・大阪の近畿大学に通う19歳の大学生でもあります。その素顔は…。
(谷川)「(カメラにノートの落書きを捉えられて)バカなのがバレる…(笑)。(プライベートでは)私、とんでもなくマイペースなんです。1人でカラオケに行って半日いる時もあるし。その時は一瞬、ノドがつぶれてしまいます(笑)」
出場直前に右肩を負傷…諦めない心で挑んだ世界選手権
愛らしい一面を覗かせる谷川選手ですが、競泳に対しては、【我慢強さ】と【諦めない心】で挑みます。今年6月、ハンガリーで行われた世界選手権に出場。
実は、出場の1週間前に右肩を負傷していたにも関わらず、出場を諦めようとは思わなかったと話す谷川選手。世界選手権に懸ける強い想いがありました。
(谷川)「あの時(大会に出て)少しでも世界を経験しておけばよかった、ってなるんじゃないかと思ったので…。強行突破です。」
東京五輪からの成長を実感した世界選手権
痛み止めを飲み、厳しい状況で挑んだ世界選手権。そんな中、谷川選手は目標の1つに掲げていた決勝進出への切符を掴みます。強い心で世界選手権を全うした若き新星の目には、思わず涙が滲みます。
(谷川)「今までの練習が間違ってなかったんだなということを確認することができたので、それがあっての涙でしたね。無理しないほうが良いんじゃない?とか、いろいろ言ってもらえてたんですけど…。やっぱり、スタンドで決勝の雰囲気を見ていても、プールサイドに(自分が)立ってみて感じる歓声とかその場の雰囲気は、絶対、その場にいる人しか味わうことのない空気感だと思うんですよ。実際に(試合を)楽しむこともできたので、オリンピックに比べると、すごくいい試合になったかなとは思っています。」
パリ五輪で優勝!変わらぬ夢を一途に追いかけ、世界の頂点へ
高校新記録、オリンピック出場、そして世界選手権での決勝進出。ひとつずつ、結果を重ねてきた谷川選手には、ずっと変わらない夢があります。
(谷川)「パリオリンピックに出て、優勝することが最終目標なので。本当に、今は今で、しっかり専念しようと思います」世界の頂上をまっすぐ見据えて、一歩ずつ。谷川選手は、これからも挑みつづけます。
(読売テレビ「あすリート」9月24日放送)