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   2020年2月15日
 

【トランポリン】オリンピック代表を目指して! 土井畑 知里

土井畑 知里 Doihata Chisato

大阪府河内長野市出身
1994年8月9日生 25歳
帝塚山学院高校~日本体育大学~三菱電機
好きな食べ物:寿司 鰻
リラックス方法:長風呂
2019 世界トランポリン競技選手権 銀メダル

異なるジャンプを10回連続で飛び、高さと美しさと難易度を競うトランポリン。
土井畑選手は、4歳の時に、お兄さんが通っていた体操教室でトランポリンに出会い
小学2年生から競技を始めました。
土井畑選手の武器は力強い踏み込みと、大事な時に決めきる「本番力」。
去年2月のワールドカップシリーズ第1戦では、個人銅メダルに輝き
世界選手権出場を決めます。

ところが、体重の13倍の負荷がかかる競技を長年続けていた影響で首を傷め、
シリーズの欠場を余儀なくされます。
しかし、背骨の使い方を見直すことで、体の動きが良くなり、けがも完治。

そして12月に世界トランポリン競技選手権を迎えます。
決勝で日本人最上位ならオリンピック代表が決まる一戦。
土井畑選手は会心の演技を決めましたが、
優勝した森ひかる選手にわずか0.6点及ばず、銀メダルでした。
「トランポリンの楽しさをずっと忘れない選手でいたい」。
残り1枠のオリンピック代表を目指して
ワールドカップシリーズに臨む土井畑選手を取材しました。




トランポリン世界選手権 日本代表の土井畑知里選手


大阪・河内長野生まれの土井畑選手は4歳の頃、お兄さんについて行った体操教室でトランポリンに出会いました。


小学3年生の時に全日本ジュニアで優勝するなど小さい頃から日本のトップレベルで活躍


トランポリンは、異なるジャンプを連続して10回跳び、高さ、美しさ、難易度、正確さを争う採点競技


特長は「強い踏み」


土井畑選手と幼なじみの新谷昴コーチ

新谷コーチ インタビュー

Q土井畑選手と最初に出会ったのは?
私もトランポリン選手で彼女が小学3年生くらいのときに、大阪で合同合宿をしたり、試合に行ったり、世界大会で一緒に遠征に行ったりしました。

Qどんな選手だった?
小さいころから頭角を現して、成績もトップクラスを走っていて、見た瞬間にすごいセンスのある子が近い年代で出てきたなという印象でした。

Q彼女の技の特徴は?
トランポリン競技で一番華やかなのは、空中、上にいるところですが、すごく大事なところは、(底の)ベッドに触っている時間。ここが唯一選手が意識して局面を変えられる場所です。空中に出てしまうとやれることは限られてしまうんですけど、彼女はベッドに接している時間の力の伝え方が非常に得意です。空中にあがった中でも彼女は技の終わりの部分、キレの部分、見せる部分に関しては本当に世界トップのものを持っていると思います。



 
Q土井畑選手の魅力や特徴は?
性格が明るくて、すごく華があるところ。もちろん悩むことは多々あるんですが、前向きで、しっかりと自分の中で答えを出して覚悟を決めて自分のやりたいことを貫き通すという点においては、やはりほかの子たちとは一線を画すものがあるなという印象です。


東京五輪 最後の一枠へ

Qあと一歩でオリンピックというところに来ていると思いますが、もう少し足りないところとかここが伸びればというポイントは?
演技に関しては、この1年間を通してやってきたところを最後までやり抜いてもらうだけ。特に新しく何かに取り組むということをせずに。今まで意識してきたトランポリンの着床の踏みの部分であったり、ひとつひとつ技の終わりをきっちり作る。やり続けてきたことを周りに左右されずに、環境が変わろうが、それをやり抜く。あとはそれを自分の自信にして、どんなに緊張した重い試合であってもそれを頼りに最後まで走りぬいてほしいなというところです。


W杯シリーズでランキング日本人最上位に入れば東京オリンピック代表へ

土井畑知里選手 未公開インタビュー

Qトランポリンの競技の魅力は?
競技の魅力は非日常的というか5~6mぐらいのところまで上がってそこで空中で縦に回ったり、横にひねったりとか、見ているだけで演技もとても魅力的だなと思います。またトランポリンって、本当に1発勝負で、どれだけ強い人でも青いフレーム、白いベット以外の青いフレームのところに髪の毛一本でもついてしまえばそこで演技中断で勝負ができなくなってしまうので、本当にずっと積み重ねてきたものが20秒で少しのミスも許されず、本当に厳しくてはかないところがトランポリンのまた魅力だと思います。

Q競技をしているうえで大切にしていること、心がけていることは?
トランポリンは空中での回転や演技に目が行きがちですが、私は一番、底のところが大事だと思っていて、私は強い踏みというものを自分の長所と思っています。トランポリンに着地してから沈んで一番下まで行くと固いところがあってそこを強く踏むことが出来ると自分にとって理想の演技というかできるので、とにかく底を踏むということを常に意識してやっています。

Qやっぱり緊張はしますよね?
緊張はします。誰が跳んでいるか分からないくらい緊張して、体のコントロールが利かなかったりするんですけど、最近は大きい舞台でも練習で気にして意識して練習をしているところを、本番で意識してできるようになってきたので、緊張があっても動じずに、自分のやりたい演技ができるように最近はなってきたかなと。



Q小さい子にもトランポリンの楽しさを教えてあげたいですか?
そうですね。この競技本当に楽しいと思うんですよ。私の場合、自分の思い通りにイメージ通りに演技ができた時は本当に気持ちがいいというか、うれしくて達成感がものすごくあります。やっぱりそういったことって、日常では味わえないことだと思うので、そういうところを大事にしたいなというのが一番にあります。もちろんオリンピックが今みたいに目の前にあったり、W杯が目の前にあったりとかすると、こうしないといけないとか、少しのミスでも型にはめ過ぎてしまうというか、やっぱりそういうのは好きではなくて、自分が楽しくて、自分が一番気持ちよく演技が出来ているときは全部演技に出ると思うので、私がそういうところを忘れない選手になりたいと思っています。