阪神キャンプ第2クール4日目、今年で40歳を迎える藤川球児投手がキャンプ初の打撃投手を務めました。

新外国人のサンズ、ボーアとマルテ、福留に対して、オール直球で30球。ヒット性の当たりはわずか1本、差し込まれる場面が多くフェアゾーンに飛んだ打球も4球と圧巻のピッチングを披露しました!

火の玉ストレートは今もなお健在、日米通算250セーブまで残り「7」に迫る“虎の絶対的守護神”が、15年ぶりのリーグ優勝、35年ぶりの日本一に向けチームを引っ張ります。

ランチ特打に登板した藤川球児

伝説の勝利の方程式「JFK」復活!?

2005年のリーグ優勝に貢献した勝利の方程式「JFK」こと、ジェフ・ウィリアムス駐米スカウト、藤川球児投手、久保田智之プロスカウトが報道陣の前で3ショットを披露してくれました。

15年前を懐かしむように終始笑顔が絶えず、「久しぶりだね」などと話す藤川投手。貴重な3人の姿にファンからも大歓声が送られました。

ジェフ・ウィリアムス(左)藤川球児(中央)久保田智之(左)

藤川球児投手 インタビュー



Q.「JFK」がそろい踏み、いかがですか?
懐かしいというか、15年ぶりですかね、今自分がこうやって元気でできているのも、先に2人が現役を退きましたけど、自分も時を経ていろんなことがありながらですけど、こうやって戻ってきて2人の笑顔を見たり、「球児もっと頑張ってくれ!」っていうことを言われると、やっぱりやっている意味があるなとすごく感じて、ものすごくパワーをもらいましたね。

Q.最後のファンの方に向けてもサービスを
監督もファンサービスということを常々おっしゃられていますし、それと自分たちがこうやって生きてきたということをみなさんに理解してもらえていると思うと嬉しくなって、ファンの方にも気持ちがいきましたね。

Q.ランチ特打で投げた感覚は?
6割、7割ですけど、いい回転のボールがいっていたと思いますし、バッターも大事な選手ですのでぶつけなくてよかったですね。

Q.今日大事にしていたことは?
バランスとバッターのことも考えながら、自分のためでもあるんですけど、外国人打者に対して日本人ピッチャーの球質を見てもらいたいなと思って投げていました。

Q.かなり差し込んでいましたが
差し込むつもりはなかったんですけど、彼らの方もまだまだ実戦のボールを見ていないでしょうから、1つのいいきっかけになれば、自分は差し込めたということでまた次にいけますから、順調かなと思います。

Q.開幕が早いですけど調整のペースは?
2月10日の段階でバッティングピッチャーをやれて、もうゲームに入っていく準備というのは普段なかったんですけど、その準備が今日バッティングピッチャーした段階では十分にいけるなというところで、オフからやってきたことが間違いではなかったと、少し安心してこのクールを終えられそうです。

Q.チームの雰囲気は?
ウォーミングアップの時からみんなが元気にやっていますし、年齢関係なくすごく明るいムードでやりながら、実戦の方の練習、実戦になってくると、1人1人がポジションについて、みんなが集中してそれこそ競争というのを意識してやっていると思いますけど、どんどん対外試合も入ってくるので、相手を倒すという作業に集中してできる選手と、まだまだ競争するという選手がいると思いますけど、どちらにしても相手を倒すことに開幕までに集中できるような環境が整うことを願っているし、自分もそういう空気感を作り出したいと思います。

Q.コミュニケーションをよくとっているように感じるが
長くやってきたなと最近感じますので、大変なこと、自分がうまくいかないこと、うまくいったこと、後輩の選手たちが今そこに差し掛かっている選手はたくさんいて、自分が通ってきた道と同じように重なる部分が、ほとんどの選手にそれを感じるので、1人1人に対してかける言葉は違いますし、自分が親身になって、家族みたいなものなので、それがすべてタイガースファンのためになると思いますので、全力で会話するときは大切に一言一言を話しているつもりです。

Q.250セーブに向けて
まず1つ1つ日本一に向けて一歩一歩日々チームが向上していかないといけないので、うまくいかない時もあるでしょうけど、気持ちを強く、今日より明日、明日より明後日、という風にチームも自分自身も自分の周りもみんなが気持ち高く志高くやっていけるように心がけてやっていこうと思っていますので、250セーブという機会も必ず訪れると思いますので、その時ももしかしたら一度立ち止まるかもしれないですけど、また気持ち新たにさらにいい自分を目指して頑張っていこうと思っていますので、応援をよろしくというところと、皆さんの応援で頑張れるので応援してもらえるようなそういう日々を送っていきたいですね。

Q.今シーズンの目標
「日本一になる」という目標を決めていると監督もおっしゃられていますので、自分たちは監督が決めているところに、1つの武器として盾として、力強い監督を守る盾であり、攻撃する武器であるために日々やっていますので、監督が使いやすい駒になれるようにやっていきますので、そういう選手たちがたくさんいた方がいいので、新戦力も含めて強固な組織として監督をトップにして立ち向かっていきたいので頑張ります。

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