トップリーグ第5節  サントリーサンゴリアス 60―14 トヨタ自動車ヴェルブリッツ

2月15日 ヤンマースタジアム長居 観客 19,584人 天候 くもり/微風


※最後にフォトギャラリーあります。


サバイバルマッチ 生き残ったのは…?

前節から2週間空いて迎えたトップリーグの第5節。注目のカードはともに2勝2敗で勝ち点も同じ「11」というサントリー(7位)とトヨタ(6位)の強豪対決。ここまで神戸製鋼とパナソニックが全勝をキープしており、もし負ければ早くも優勝戦線から脱落するどころか4強入りも危うくなるサバイバルマッチです。日本代表の松島幸太朗(26/サントリー)対姫野和樹(25/トヨタ)というスター対決も相まって会場のヤンマースタジアムには2万人近い観客が詰め掛けました。

フェラーリ松島はきょうもフルバックでスタメン出場。

対するトヨタ自動車はジャッカル姫野が…!


序盤、主導権を握ったのは去年のワールドカップに最多の5人(北出・ツイ・流・中村・松島)を送り出したサントリー。ウィングの江見が前半9分に先制トライ。その10分後には新加入の世界的なセンター、サム・ケレビ(オーストラリア代表)が追加のトライ。
そして迎えた前半26分、〝フェラーリ‴の異名をとる松島幸太朗が観客の度肝を抜くプレーを見せます。右サイドでパスを受けると、一気にギアを上げ、トヨタのディフェンスを抜き去り独走からのダイビングトライ!一気に畳みかけます。

前半26分、パスを繋いで最後は松島がトライ! このあとダイブします。

反撃したいトヨタですが激しいプレッシャーの前にアタックもディフェンスもミスが目立ちます。前半、スタンドオフのライオネル・クロニエ(元南アフリカ代表)が抜け出す場面もありましたが、直前にオフサイドをとられ、トライならず。
前半終了間際にはサントリーがシンビンで1人少ない状況となり、トヨタはゴール前でモールを選択しますが、サントリーの鉄壁のディフェンスを崩しきれずここも無得点。
一方、後半に入っても攻撃の手を緩めなかったサントリー。今シーズン限りでフランスの名門クレルモンへ移籍する松島が後半26分にパスカットからウィリー・ルルー(南アフリカ代表フルバック)を交わして独走トライ!勝負を決めました。
日本のファラーリが南ア代表のフルバックをかわしてトライを決める。

サバイバルマッチは予想外の得点差

姫野「キャプテンである自分の責任です」

前半4トライを奪われ立ち尽くす姫野

まさかの大敗にトヨタのキャプテン・姫野はショックを隠せず「1週間の準備の仕方が悪かったのか。自分の責任でもある」と厳しい表情。
ライバルとのサバイバルマッチに勝ったサントリーは3トライ差以上で貰えるボーナスポイントも獲得。
勝ち点5を積み上げ5位に浮上しました。
試合後2トライを決めた松島選手がインタビューに答えてくれました。

松島幸太朗(サントリー) インタビュー

Q,今日の試合を振り返って

「ボーナスポイントを獲って勝つというのが今日の目標だったので、それを達成してチームとしても良かったです」

Q,1本目のトライシーンを振り返って

「早めにボールをくれって言っていたんでイメージ通りにボールが来て、イメージ通りに抜くという事を遂行できました」

Q,パスカットからの2つ目のトライは?

「結構ピンチな状況でしたけど、最後の人が良いディフェンスをしてくれたおかげでプレッシャーをかけることができて、相手の判断ミスでうまく人と人の間に入ることができました」

Q,2試合連続トライ

「フィットネスは問題なかったですけど、チームにフィットするっていうところで、今週1週間はみんな自分の役割をしっかり分かって、それは今日の点差を目指したという事で、今日は試合していてすごくスムーズだったし、相手のキープレイヤーにやりたいことはさせないという事を各選手が役割を果たせたと思います」

     

Q,相手のキープレイヤーとは?

「ブレイクダウンでは姫野選手(日本代表フランカー)。アタックではルルー選手(南アフリカ代表フルバック)にプレッシャーをかけに行くこと。ブレイクダウンでは姫野選手に簡単にジャッカルさせないように」

Q,ご自身のプレーに点数をつけるとしたら

「80点くらいですかね(笑)もうちょっとアッタックのところでうまく繋げられるところがあったと思うんで、あと最後はバテてしまったんで。試合を通してアタックばっかりやってもしょうがないですけど、もうちょっとスマートに動きたかったです」

Q,前半の最後に(シンビンで)1人少ない状態でしたが守備については

「自分たち反則をせずに我慢をするっていうことで意思統一出来ていたと思うんで、いつも自分たちは反則を繰り返すんですけど、今日は規律という事を試合を通して意識できたと思います」

Q,大差で勝てたことについて

「結果的にこうなりましたけど、自分たちは最初から簡単な試合になるとは思っていませんでした。自分たちは得点し続けても常に0対0という気持ちで、その気持ちを切らさなかったのが最終的なスコアになったと思います」

Q,2万人近いお客さんが詰め掛けましたが

「一つ一つのプレーにリアクションがあって、試合していて楽しい状況だったので選手としては感謝しています。何回かこのスタジアムでやっていますけど、今までに見たことのない数だった。来てくれたお客さんに対して質の高いラグビーを見せることによって継続的にお客さんが来てくれると思います」

Q,次節に向けての意気込み

「次もしっかりボーナスポイントを獲らないといけない状況なんで、まずはしっかり勝利を意識してボーナスポイントも撮りにいきたいと思います」

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