グループ練習から再開して1週間が経過したセレッソ大阪は、チーム全体での練習を再開。7月4日J1リーグ再開に向け徐々に練習強度を上げてきています。

グループ練習から1週間で全体練習が再開

チームを指揮するロティーナ監督は、グループ練習から始まった先週の1週間について、フィジカル的なベースを作ることができた重要な1週間だったと振り返りました。そして、開幕までに3試合のトレーニングマッチを行いたいと考え、13日に最初の試合ができるよう調整していると、今後のプランを明かしました。

セレッソ2年目のシーズンとなる奥埜博亮選手

MF25奥埜博亮選手は、現在のコンディションは60%程度だとしながら、7月の暑い時期のリーグ再開に「不安はありますけど、やっていくしかないと思うので、いまできる限りの準備をして試合に挑んで行けたらいいと思います」とコメント。

山形から移籍し、開幕スタメンの坂元達裕選手

今季、山形から移籍し、開幕スタメンとなったMF17坂元達裕選手は、自粛期間中はYouTubeでドリブルの動画や、自身の昨年のプレー動画を見てドリブルのイメージを切らさないようにしていたと言い、練習を再開してから「長くボールを触っていなかった分、逆にボール感覚というか、ドリブルの感覚というのが前よりも研ぎ澄まされているというか、いい感覚でできているのがあるんで。そこをもっともっと突き詰めていく」と自身の武器であるドリブルをさらにスキルアップすることを目標に挙げていました。

ロティーナ監督 インタビュー



Q.先週1週間の選手の取り組み、コンディションはどのように感じている?
先週のトレーニングはグループ練習だったんですけど、私たちにとってはすごく重要でした。選手たちがスパイクを履いて、グランドでトレーニングできる。家ではできない距離をとって、距離を走ることができる。グラウンドに適応することができる。我々にとっては貴重な1週間でした。フィジカル的なベースを作ることもできたし、今週からはより具体的な我々のゲームモデルのトレーニングをするための基礎づくりの1週間となりました。

Q.極端にコンディションが落ちている選手はいなかったでしょうか?
大会に2ヶ月というのはすごく長い時間でした。体重だったりというのはいい状態で、選手たちはトレーニングに入りました。ほとんどプレシーズンと同じで、もちろん普段とは違う部分もあると思うが、新たなプレシーズンが始まると思っています。
プレシーズンというのは25日だったり30日の休みが明けた状態でスタートするが、2ヶ月空いたということで怪我の率がすごく高いと思っています。
我々にとってアドバンテージなのは、開幕前のプレシーズンでかなり戦術的な確認ができていること。いま新たなプレシーズンは難しいところはあるんですが、戦術的な部分は思い出すだけでいいということです。

Q.再開日が7月4日となったことについて
特に意見はないです。リーグは感染予防の専門家だったり、保健所の助言を聞いてこの日に決めたんだと思います。
選手だけじゃなくて、観客の皆さんの健康を考えた上で日程の判断だったり、制限の判断だったと思うので。それをリスペクトして、我々もその日に向かっていきたいです。
2ヶ月間というのは模範を示すという意味でステイホームでいたんですけど、リーグの日程も決まったので、プロフェッショナルの選手・スタッフとしてそこに向かっていきたい。

Q.トレーニングマッチ等に関しては?
基本的に3試合、異なる3チームと開幕までにやりたいと思う。
Jリーグのチーム、J2のチームとしようと調整してる。J1で神戸、ガンバは近いが、リーグが再開したときに最初の試合が彼らと当たる可能性があるので、そこは避けています。
もし近郊のチームとで再開という方針でなければガンバだったり神戸にも声をかけていたが、そういう事情からJ2のチームで探している。長距離の移動は避けないといけないので、ほかのJ1のチームは対象とはなりませんでした。

奥埜博亮選手 インタビュー



Q.2ヶ月ぶりの練習再開しましたが、4月5月はどういう気持ちで過ごしてきたか?
自粛期間はなかなか先が見えない中で、その時々で最善のトレーニングを続けてやってきました。全体練習が始まってからは、Jリーグの日程も決まりましたし、どうなるかわかりませんけど、そこに目標を持ってチームでトレーニングをしていけたらいいと思います。

Q.コンディション維持で気をつけたことは?
まずはチームから与えられたトレーニングをしっかりやることを意識してやっていた。食事の面で食べすぎても食べなすぎてもいけないのでいい食事を取れるように意識してやっていました。

Q.練習を再開しての違和感はあった?
まずは芝生のグラウンドで、走ったりとか、走ることがなかなかできていなかったので、その中での違いはすごくありましたし、疲労感も多少違うこともありますけど。芝生の上でプレーできることがこんなにもいいものなんだなと再確認させてもらえる期間だったなと思います。

Q.今の練習はどういうことをしている?
先週までは距離をとって練習しいましたけど、今週からは戦術的なところもやり始めていますし。今までと変わらないような練習に少しずつ近づいてきているような感じです。

Q.7月4日の再会に向けての期間は十分か?
足りない部分もあると思いますけど、それはどのチームもそうなので。チーム全員の力がより必要になってくる年になってくると思うので全員でいい準備をして戦って行けたらいいと思います。

Q.暖かい中で調整について
だんだんと暖かくなってきて、しんどい部分は出てくると思いますし、試合になったらもっと暑い状況でやらないといけないと思うので、徐々に体もならしていかないといけないと思います。

Q.いきなり暑い季節での試合となるが?
不安はありますけど、やっていくしかないと思うので、いまできる限りの準備をして試合に挑んで行けたらいいと思います。

Q.奥野選手自身のコンディションは?
60%くらいだと思います。サッカー的な感覚としてはまだ全然戻していかないといけないと思います。期間についてはJリーグの方々も考えてやってくれていると思うので、その決定に対して、自分たちは、しっかりといい試合ができて、結果がついてくるようないい準備をするしかないと思うので。開幕までに100%の状態に持っていくのは難しいかもしれないですけど、試合をやりながらでもちょっとずつ戻していけたらなと思います。

坂元達裕選手 インタビュー



Q.2ヶ月間の休止中はどのような心境だった?
サッカーできなくなってから、いつ再開できるかもわからない状況だったので。モチベーションを保つのも難しかったですけど。家の中でできるトレーニングだったり、ボールも使っていたので。完全にオフモードにならずに、いつでも再開できるようにいい準備をしていました。
再開して本当にとにかく楽しくて、サッカーのできる幸せというか、楽しさというのを今まで以上に改めて実感できたので。この喜びをしっかりと試合でになって、プレーで発揮できるようにやっていきたい。

Q.全体練習がスタートですが、先週との違いは?
先週まではポゼッションでもほぼ相手に触れずにというか、距離は取っていたんですけど。先週よりか実践に近い形でプレーするという場面場多かったんで。試合形式でやったのもありますし、先週までとは違うというか、1歩試合に近づいた形の練習になったかなと思います。

Q.いい形でのデビューでしたが、早く試合したいという気持ちは?
どうしようもないことなので、次の試合に向けて全力を出したいです。

Q.特徴がドリブルですが、ボール感覚は?
先週から結構一人でボールを触ったりしてるんですけど、徐々に戻ってきてるなというのもありますし、練習できてない時もボールは触っていたので、そんなに落ちてはないかなとは思いました。

Q.不安よりも楽しみが大きい?
楽しみしかないです。

Q.今のコンディションはどのくらい?1ヶ月後の再開に向けての準備期間について?
だいたい60%−70%くらいは戻ってきているかな。体力の面がまだまだ戻り切れていないので、1ヶ月間で改善してしかなといけなかなと思います。
1ヶ月は自分の中で短いとは思っていないので、1ヶ月あれば十分できると思うので、いい準備をしていきたい。

Q.準備のイメージは?
長くボールを触っていなかった分、逆にボール感覚というか、ドリブルの感覚というのが前よりも研ぎ澄まされているというか、いい感覚でできているのがあるんで。そこをもっともっと突き詰めていくというのと、あとは体力の面をもっともっと戻していくというところです。

Q.2ヶ月間、サッカー以外の取り組みは?
そんなに変わったことはなかったんですけど、ボールとか練習ができない分、サッカーの動画とか自分の試合を見返したり、プレーのイメージを切らさないようにというか、いいイメージを持っていられるように動画を見たりしていました。
特にチームとかなくて、YouTubeでドリブルのシーンとか、去年の自分のプレーを見ていました。


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