梅雨の晴れ間、初夏を思わせるほどの暑さの中行われた、天皇杯JFA第101回全日本サッカー選手権大会1回戦。
2年ぶり6度目の出場となったF.C.大阪の初戦の相手は関西サッカーリーグ1部のポルベニル飛鳥。そのポルベニル飛鳥を率いる美濃部直彦監督は、F.C.大阪の塚原真也監督のユース時代の監督だったという師弟対決となりました。
F.C.大阪は前節のリーグ戦からスタメンをGK田中大貴、DF附木雄也、DF舘野俊祐、MF和田幸之佑以外の7人を入れ替え、またサブにはGK劉宗旻が初めてメンバー入りとなりました。
前半からチャンスを作り出すF.C.大阪。開始直後から2本のコーナーキックのチャンスを迎えるも、得点とはなりません。すると、自らのミスも影響し、相手に攻撃のチャンスを作られますが、ここは経験豊富なF.C.大阪ディフェンス陣が体を張って決定的な仕事はさせません。前半途中からは相手の攻撃にあわせてフォーメーションを変更、お互いチャンスを作りながらも先制点を上げることができず、前半を0-0で折り返します。
後半、F.C.大阪はMF和田幸之佑、FW横野純貴に替え、MF町田蘭次郎、MF澁谷雅也を投入すると、48分、そのMF澁谷が相手ディフェンスゾーンの裏に抜け出しシュート。惜しくもこれは相手ゴールキーパーの正面を突くが、このシュートをきっかけに、一気に試合はF.C.大阪ペースとなります。
52分にはFW後藤準弥がドリブルで持ち込みシュートを放ちますが、これは枠を捉えきれず。続く59分に後藤、62分に澁谷がそれぞれ惜しいシュートを放ち、F.C.大阪が試合の主導権を握ります。
すると65分、中盤でボールを奪った町田が右サイドの後藤へパスを送ると、後藤はドリブルで持ち上がり、ゴール前でクロスを上げる。このクロスをMF齊藤隆成がダイレクトボレーでファーサイドのゴールネットに突き刺し、F.C.大阪が先制点を上げます。
この後も追加点を上げるべく攻め続けるF.C.大阪は71分にFW木匠に替えFW川西誠、78分にはFW後藤に替えFW高橋佳を投入すると、試合終了間際の90+3分、その川西が左サイドを駆け上がり、ペナルティエリア内に切れ込みパス、そのボールをMF町田がつないで、最後は高橋がきっちりと流し込み、追加点!
0−2で勝利したF.C.大阪は、J1湘南ベルマーレが待つ2回戦へ駒を進めました。
次回のJFLリーグ戦ホームゲーム
JFL第10節 F.C.大阪 vs 松江シティFC @服部緑地陸上競技場
5月29日(土)13時キックオフ
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