梅雨の中休み、快晴の神奈川県・レモンガススタジアム平塚に乗り込んだF.C.大阪は、はJ1 湘南ベルマーレとの天皇杯2回戦に挑みました。
土曜日のリーグ戦から中3日で迎えたこの試合、メンバーを5人入れ替え、DF美馬和也、DF岩本知幸、MF齊藤隆成、MF久保吏久斗、FW後藤準弥がスタメンに名を連ねました。
前半からJ1湘南を相手に一歩も引けを取らないアグレッシブなサッカーを展開するF.C.大阪は15分、相手のパスミスのボールを奪ったFW後藤準弥がシュートを放ちますが惜しくも枠を捉えきれません。22分には相手ゴール前でフリーキックのチャンスを獲得しますが、DF舘野俊祐が直接狙ったシュートは枠の上。30分には美馬和也のロングシュートで狙いますが、相手GKが好セーブ。42分には相手ディフェンラインの裏に抜け出したFW田中直基がグラウンダーのクロスを入れると、相手ディフェンダーに当たりオウンゴールかと思われましたが、これも相手GKが間一髪を防ぎ得点を挙げることができません。
F.C.大阪は得点まであと一歩のところまで迫るものの、いずれも得点にはつなぐことができません。その一方で相手の攻撃に対してはディフェンスラインを中心に守備陣が粘り強く対応し、ボールを持たれる時間はあったものの、決定的なシーンは作らせず、前半をスコアレスで折り返します。
後半に入ると、湘南がやや攻撃を強めますが、F.C.大阪の守備陣は前半同様決定的なシーンを作らせません。コーナーキックこそ与えるものの、GK田中大貴が飛び出し、パンチングでボールを弾き返し、ピンチを切り抜けます。
すると60分、相手のロングスローをゴール前で弾き返し、このセカンドボールをキープしたF.C.大阪は前線へ駆け上がる久保を目掛けてロングパス、これを受け取った久保がゴール前までドリブルで切れ込みシュートを放ちます。しかしこのシュートは相手GK正面。65分にも相手のボールを奪った久保が自陣ゴール前からドリブルで駆け上がり、左コーナー付近から今度は自ら切れ込みシュート。しかしこのシュートも相手GKのファインセーブに防がれてしまいます。さらに80分には途中交代で入っていたMF町田蘭次郎がシュート放つもこれも相手GKがはじき出されてしまいます。チャンスを作り出した回数は相手を上回ったものの、後半も得点ならず、スコアレスのまま延長戦へ突入します。
延長戦に入ると相手が圧を強め、攻め込まれる時間が増えます。しかしGK田中大貴を中心に、守備陣と連動して、相手の攻撃を守り抜きます。結局延長戦もお互いに得点を決めることができず、試合は0-0のスコアレスのまま120分が終了。PK戦へともつれ込みます。
PK戦、先行となったF.C.大阪の1番手のキッカーは今日最後の交代で試合に出場したDF附木裕也。しかし相手GKに防がれて、1番手を失敗となってしまいます。F.C.大阪は2番目の坂本修佑、3番目田中直基、4番目の木匠貴大と成功。湘南も1人目から4番目まで成功します。
迎えた5番手、このPKを外すとその時点で勝者が決まってしまう大事な場面でキャプテン岩本知幸。しかしボールは無情にも枠の外。この瞬間に湘南の勝利が決まり、F.C.大阪は2回戦敗退となってしまいました。
試合を通して、J1湘南と互角の戦いを見せたものの、PK戦の末に悔しい敗戦となってしまったF.C.大阪。この経験を糧に、次は20日(日)リーグ戦のソニー仙台FCとの対戦で連敗ストップすることを期待します。
次回のF.C.大阪ホームゲーム
6月27日(日)13時キックオフ
JFL第14節 F.C.大阪 vs 奈良クラブ @東大阪市花園ラグビー場 第2グラウンド
あすリートチャンネルでは、F.C.大阪のホームゲーム全試合をライブ配信いたします!
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