第 111 回
2016年11月26日放送
初めてプロの試合に出たのは今から10年前、高校2年の時でした。
「10年たったら日本のツアーでバリバリ活躍しているのは当たり前、
あわよくば、アメリカのツアーにも出て…」
もちろん、そう思うだけの才能とアマチュアでの実績はあったのです。
ところが…プロに転向してからツアーに出場できたのは10年間でわずか11試合…
想像をはるかに超える厳しい現実でした。
一進一退…浮き沈みのある毎日の中で、大切にしてきたのは、自分のゴルフを貫くこと。
結果がよくても悪くても支えてくれた妻、キャディーとして常に帯同してくれた父、
家族には感謝してもしきれないといいます。
2人目の子供が生まれた今年、
ツアートーナメントの下部組織であるチャレンジトーナメントで、
賞金ランキング4位に入り来季の前半戦優先出場権を獲得しました。
およそ1600人いる男子ゴルフのツアープレーヤーの中で、
1年間試合に出場する権利を持つ選手はわずか100人ほど。
調子がよくても試合に出場できる機会が少なかった小鯛プロにとっては、
まさにビッグチャンスです。
同学年の小平智プロは、すでにメジャー制覇
年下の松山英樹プロや、石川遼プロの活躍を横目に過ごしてきた10年という雌伏の時…
「必ず追いついて追い越せるように…」
次の10年を飛躍の時とするための戦いが始まります。
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