2021/7/3@大阪成蹊大学
齋藤愛美(さいとうあみ)は岡山の倉敷中央高校時代、2年でインターハイ三冠、同じ年、日本選手100m、200mで福島千里に続く2種目で準優勝しその才能を開花させました。
その後、リオ五輪の出場を目指す4×100mリレーのメンバーにも選出、日本代表として選考レースに挑みますが、オリンピックの切符をつかむことはできませんでした。
高校3年から大学進学後、故障による長期の不振に苦しみます。
ことし5月、世界リレーで日本の第3走者として走り4位、オリンピック出場権の獲得に貢献します。
若くして栄光と挫折を味わったスプリンター齋藤愛美(21)が5年越しの悲願が叶い、オリンピック代表に選出されました。

齋藤愛美 saito ami インタビュー

ー内定はいつ知りました?

昨日、陸連さんのホームページで知りました。選ばれるまで正直ドキドキはしていたので実際にその名前を見て選んでいただけたんだって。そこで実感が沸きました。

ーこれまでも日本代表のリレーチームで入ってこられたましたが、今回のチームはどうですか?

私の経験してきた中でやっぱ一番年齢が近いっていうのもあって自分の意見が言いやすくてチームワーク本当にいいと思います。
もっとチームワークを深めて残りの一ヶ月で仕上げていきたいなと思ってます。

ーチームの盛り上げ役って誰? 

青山(華依)ですね。
青山、それから鶴田(玲美)さん あの二人は面白いです!
それで、兒玉(芽生)が冷静。

ー同級生の兒玉さんと一緒にオリンピックですね

いっしょにリンピックに出たいね、と実際に高校生の時から二人で言ってたことなので、それがまさか!です。
パリ五輪をめざして二人頑張ってたんですけどまさか東京で叶うと思っていなくて。
でも、しっかりと叶った分、もしバトンが(兒玉選手と)繋げるのであれば一生懸命走りたいなと思ってます。

ー走順の希望はあります?

好き嫌いは特になくて、どこでも走れるっていうのが自分の強みなので、どこを任されてもいいように準備はしています。
地元でのオリンピックなんてもう一生に一度しかないと思うので、男子と違ってに注目度は高くないですけど私たちになりにも精一杯頑張ろうと。
日本新記録は目指したいなと思っているので、私たちらしく 元気に頑張りたいなと思ってます。

齋藤愛美 saito ami プロフィール

生年月日:1999年8月26日生まれ 21歳
出身:岡山・高梁市
岡山・倉敷中央高校〜大阪成蹊大学
2016年 日本選手権 100m2位/200m2位
2021年 日本選手権 100m4位/200m3位
自己ベスト:100m 11秒57(高2) 200m 23秒45(高2)

・2016年6月 リオ五輪を控えた2016年(岡山・倉敷中央高2年)、16歳で日本選手権で女王・福島に次ぐ2位。
・2019年9月 日本インカレ200m優勝 
・2019年12月 女子リレープロジェクト第2期メンバーに選出。
・2020年12月 女子リレープロジェクト第3期メンバーに選出。
・2021年 世界リレーでは3走を務め、東京五輪出場権の獲得に貢献。

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