初夏を思わせるような日差しが降り注ぐ中行われた、天皇杯大阪府代表の座をかけた、第27回大阪サッカー選手権大会の決勝。
FC大阪は、前節のスタメンから、GK櫻庭立樹、MF上月翔聖、MFウ・サンホがスタメンに名を連ね、またDF大桃海斗がFC大阪加入後初スタメンとなった。

前半から積極的に攻撃を仕掛けるFC大阪。6分にはゴール前でボールを受けたDF美馬和也がシュートを放つが枠を捉えきれず。20分には相手のパスをインタセプトしたMF上月がミドルシュートを放つも相手GK正面と、なかなか相手ゴールネットを揺らすことができません。
22分、相手ゴールキーパーからのロングボールをワンタッチで繋がれ、関西大のFW百田真登がシュート。これがゴールポストに当たり、不規則な回転となると、FC大阪はクリアしきることができず、その百田に押し込まれ先制点を許してしまいます。
前半のうちに同点に追いつきたいFC大阪は、前半アディショナルタイム、FW久保吏久斗のロングボールに反応したMF上月翔聖が相手ディフェンスラインの裏に抜け出し、ドリブルで持ち込みシュートを放ちますが、枠を捉えることができず、決定的なチャンスを逃して前半を終えます。

後半、FC大阪はMF上月に替えてFW今村優介を投入すると、前線が活性化。徐々に相手ゴール付近でプレーする時間が増えます。しかし相手の粘り強い守備で決定的なシュートを放つことができません。
すると65分、関西大学がロングボールでFC大阪のディフェンスラインの裏に蹴り出します。この時に前線に飛び出していた関西大の西村真祈はオフサイドポジションでしたが、ボールに触る直前でプレーをやめ、オフサイドの判定が出ず、その後ろから上がってきた久乗聖亜が、GKとの1対1を冷静に流し込まれ、関西大学に追加点を許してしまいます。

なんとか1点を返したいFC大阪はMF木匠貴大、MF西矢健人、MF吉馴空矢、FW宇高魁人と攻撃的な選手を次々投入し、得点を狙いますが、相手DFの体を張ったクリアや、クロスバーに嫌われ、後半は相手の4倍となる8本のシュートを放ちながらも得点を決めることができず、0-2で試合終了。2年連続の天皇杯出場とはなりませんでした。
試合後、塚原真也監督は、「J昇格を掲げてる中で、大阪代表になれないということは、まだまだ地力が足りない。関西大学のプレスが素晴らしかった。めちゃくちゃ悔しい敗戦。情けないゲームだった。」と悔しさを滲ませながら試合を振り返りました。
残念ながら、天皇杯本戦の出場は叶いませんでしたが、気持ちを切り替えてリーグ戦へ、悲願のJ3昇格を目指して戦う姿を見せてもらいたいです。
Next HomeGame
2022年5月28日(土)13:00KO 会場:大阪府営服部緑地陸上競技場
FC大阪 vs 高知ユナイテッドSC
あすリートチャンネルは、FC大阪のリーグ戦ホームゲームを全試合配信します。
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