高校サッカー激戦区・大阪 204校がインターハイ目指して戦う

インターハイ大阪予選が開催

高校サッカーといえば、“冬の選手権”のイメージが強いですが、夏にも注目の全国大会が開催されます。全国高等学校総合体育大会、通称“インターハイ”。加盟204校の激戦区・大阪では、2校が全国の舞台へ駒を進めることができます。

4月16日から6月11日の日程で開催された令和5年度の大阪予選(大阪高校春季サッカー大会兼全国高等学校総合体育大会予選)は、久しぶりに声出し応援が解禁され、大いに盛り上がりを見せました。

金光大阪 前回王者・履正社を封じ9年ぶり全国へ

インターハイ大阪予選に臨む金光大阪高校

準決勝第一試合は、9年ぶり全国を目指す金光大阪高校と、去年のインターハイ予選と選手権予選の大阪2冠・履正社高校が激突。序盤は前回王者の履正社ペースでしたが、下馬評を覆し金光大阪が先制点を奪います。

前半2点を奪いペースを掴むと、履正社の一瞬の隙を逃さず後半にも追加点。3対1で勝利した金光大阪が、9年ぶり8度目のインターハイ出場を決めました。

金光大阪 チーム一丸で悲願の全国優勝へ

金光大阪高校のエース・太田陸斗選手

創部41年、部員数133人の金光大阪サッカー部は、インターハイ・冬の選手権合わせて全国大会出場は10回目。日本代表の守田英正選手も輩出している大阪屈指の名門校です。エース番号10を背負うのは、太田陸斗選手(3年)。攻撃の要として準決勝で2得点をあげ、チームを全国大会へ導きました。

(太田)「最近は全国の舞台から金光が遠かっていたので、自分たちの代でもう1回歴史を作っていこうという思いがありました。全国大会は高校サッカーをやっているヒトなら誰でも目指している場所あと思いますし、チーム一丸となってインターハイ優勝したいです」

還暦という節目を迎えた就任38年目の岩松哲也監督も、選手たちに思いを託します。

(岩松)「もちろんトップを取ること、絶対に頂点を目指していきたいという思いがあります。ちょうど還暦なので、おめでたい時に神様が見てくれるかな?」

関大一高が近大附属相手に逆転勝利 4年ぶり5回目の全国切符獲得

4年ぶり5回目のインターハイ出場を決めた関西大学第一高校

大阪予選準決勝第2試合でぶつかったのは、近畿大学附属高校と関西大学第一高校。両チーム一進一退の攻防となりました。序盤からペースを握っていた近大附属は、前半終了間際に高畑宗希選手(2年)が左足でミドルシュートを決めて先制。

一歩リードします。一方の関大一高は後半、エースでキャプテンの今西佑選手(3年)が積極的にゴールを狙ってチームを勢いづけると、試合終了までに3得点。逆転勝利で4年ぶり5回目の全国切符を手にしました。

「月まで走れ!」関大一高 伝統のスローガンを胸に新たな歴史を刻む

関西大学第一高校エースで主将の今西佑選手

創部72年、4年ぶりにインターハイに出場する関大一高サッカー部は、13年前の冬の選手権では全国3位。歴史ある伝統校です。チームをまとめるキャプテンの今西佑選手は、力強いシュートが魅力のエースストライカーです。5歳からサッカーを始め、ポジションはずっとフォワード。生粋の点取り屋です。

(今西)「もう、ずっとゴールしか見ていないです。点を取ってチームを勝たせたいと試合中ずっと考えています」

就任4年目の緒方卓也監督は、関大一高の卒業生です。自身の現役時代に冬の選手権を2度経験しました。監督としては初めての全国大会。関大一高のスローガンを誇りに、選手と思いをひとつに戦います。

(緒方)「“月まで走れ!”というスローガンが昔からあるので、相手より走ってひたむきに謙虚に戦ってくれたらいいなと思っています」

走ってきた距離は裏切らないと、練習量を自信に、関大一高イレブンが全国へ挑みます。

(今西)「昔は強かったけど今は弱い高校とは言われたくない。なかなか全国大会に出られない時期が続いたので、今回出ることができてとても嬉しいです。全国大会では自分が点を決めてチームを勝たして、日本一を目指して頑張ります」

混戦の大阪高校春季大会決勝 金光大阪が延長戦制し頂点に
大阪高校春季大会を制した金光大阪高校

インターハイ出場を決めた2校が戦った大阪高校春季サッカー大会決勝は、両チーム譲らない混戦となりました。2対2で突入した延長戦、行き詰まる攻防を金光大阪が破って3点目。このまま逃げ切り結果は3対2、14年ぶりに金光大阪高校が大阪府の頂点に立ちました。

今年のインターハイの舞台は北海道です。金光大阪、関大一ともに北の大地での活躍に期待です。

毎週日曜日 あさ6:00  読売テレビ地上波で放送



新番組 「あすリートPlus」 は、読売テレビで毎週土曜日に放送中の「あすリート」の拡大版として、
この4月にスタートした関西のアスリートたちを紹介、追跡取材してご紹介する番組です。
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土曜放送の「あすリート」のファミリー番組として日曜放送の「あすリートPlus」をお楽しみ下さい。

準決勝と決勝のアーカイブ映像はこちら





(読売テレビ「あすリートPlus」7月16日放送)

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    【第103回高校サッカー大阪大会】準々決勝(ヤンマーフィールド)

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    【第103回高校サッカー大阪大会】準々決勝(J-GREEN堺)

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