日本400mハードル界の女王 立命館大学・山本亜美
滋賀県出身、立命館大学3年生の山本亜美(あみ)選手。専門の400mハードルで見せる高いスタミナ力とスピードを武器に、日本のトップを走り続けています。
日本全国から実力あるアスリートたちが集う日本選手権でも、大学1年生から3連覇中。去年には、陸上人生での目標だったという日本代表として、4つもの国際大会に出場しました。
(山本)「陸上人生の中での目標が日本代表になることでした。なので、日本代表になったら引退してもいいっていうふうに決めていたんですけども…。それが、まさか去年達成できるとは、正直思っていなかったです」
ずっと夢見ていた日本代表としての活躍。初めての日本代表の経験は、山本選手にとって貴重なひとときになったと話します。
(山本)「念願の日本代表のジャージを着て移動する、というところから楽しくて…。とにかくワクワクした経験になりました」
「背が高いし、身体もでかい…」世界との壁を糧に成長を決意
日の丸を背負って戦い続けた激動の2023年は、楽しさだけでなく世界との大きな壁を実感するきっかけにもなったと話します。
(山本)「日本では1位だけど、海外で走ってみたら全然前を走れなくて…。まだまだ力不足だなというのを感じました。まず、みんな背が高いし、身体もでかいし…。こんなん絶対負けるやんって思わせるような、見た目からの強さに圧倒されちゃいました」
世界の舞台に挑んだことで、貴重な経験を積んだ山本選手は、オフシーズンも、例年以上に気合いを入れて取り組みました。
「パリで走りたい」気持ち新たに、パリの夢舞台目指す
世界のレベルを肌で感じ、徹底的にフィジカルを鍛えた山本選手。披露してくれた筋肉からは、夢舞台への決意とオフシーズンの努力が伝わってきます。
(山本)「この冬でパワーアップしましたよ!」
気持ちも新たに挑む、勝負の2024年。次に見据える目標は…。
(山本)「今までは【パリに行く】って言わされている感があったんですけども…(笑)。去年、いろんな経験をして【パリで走りたい】と本気で思えるようになりました」
憧れから目標へと変わった夢の舞台。日本ハードル界のトップを走る絶対女王は、ことしも全力で世界へと立ち向かいます。
山本 亜美 yamamoto ami プロフィール
☆2002年4月19日生 21歳
☆滋賀県草津市出身 京都橘高校~立命館大学
☆2021~2023 日本選手権400mH 3連覇
☆日本代表歴(2023)アジア選手権/ユニバーシティゲームズ/世界選手権/アジア大会
☆自己ベスト:400mH 56秒06(関西学生記録/学生歴代3位/日本歴代5位)
(2月10日放送)
LIVE配信
関連記事
おすすめ記事
- 第523回 2024年11月23日放送
- 【アーチェリー】 パリ五輪代表 野田紗月(24=ミキハウス)
〜日本のエースアーチャーが見据える未来〜